TOPPOINT 大賞

2017年下半期
TOPPOINT大賞
発表いたします。

2017年8月号掲載未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

人口の将来推計に基づき、日本の未来に起こり得る問題を年代順にまとめ、その対策を記した書である。2020年、女性の半数が50歳超に。2030年、百貨店や銀行、老人ホームが地方から消失。2042年、高齢者人口がピークを迎える…。こうした未曾有の事態を乗り越え、小さくとも豊かな国であり続けるための処方箋を示す。
著者河合雅司
出版社講談社(講談社現代新書)
発行日2017年6月
定価836円

2 2017年10月号掲載ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

世界的な経営学者クリステンセンは、かつて『イノベーションへの解』で、顧客が片づけたい“用事・仕事(ジョブ)”が、商品を買うか買わないかを決めるカギだとした。本書は、このジョブ理論を詳述したもの。理論の概要をはじめ、ジョブの見つけ方や片づけ方など、イノベーションを生み出す方法を、各種事例を交えて示す。
著者クレイトン・M・クリステンセン、タディ・ホール、カレン・ディロン/デイビッド・S・ダンカン
訳者依田光江
出版社ハーパーコリンズ・ジャパン
発行日2017年8月
定価2,200円

3 2017年11月号掲載パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか

「パラノイア」とは、病的なまでの心配症のこと。常に危機感を抱き、状況に敏感に反応する。そうした姿勢を貫くことで危機を克服し、今日のインテルを築いた世界的な名経営者が、あらゆる経営環境が激変する「戦略転換点」の恐怖、そしてその対処法を説く。長く絶版だった『インテル戦略転換』を修正、新章を追加した復刊本。
著者アンドリュー・S・グローブ
訳者佐々木かをり
出版社日経BP社
発行日2017年9月
定価1,980円

4 2017年10月号掲載世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」

副題「経営における『アート』と『サイエンス』」。経営において、「分析」や「論理」を軸とする「サイエンス重視の意思決定」を行う企業は多いのではないか。しかし今、経営に必要なのは「アート」、すなわち「美意識」だという。ビジネスと美意識。一見意外なこの組み合わせが大切なわけを、組織開発を専門とする著者が説く。
著者山口 周
出版社光文社(光文社新書)
発行日2017年7月
定価836円

5 2017年9月号掲載爆買いされる日本の領土

明治維新の頃より、わが国の領土はたびたび外国に脅かされてきた。北方四島、竹島、尖閣諸島…。そして今、中国資本による大規模な土地買収が、北海道で「合法的に」行われている。中国の狙いは、何なのか。現地取材をもとに爆買いの実態を報告するとともに、領土に対する日本の意識の希薄さ、無防備ぶりに警鐘を鳴らす。
著者宮本雅史
出版社KADOKAWA(角川新書)
発行日2017年7月
定価880円

6 2017年9月号掲載反脆弱性 [上] 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

リーマン・ショック、アラブの春、原発事故…。予測不能、不確実な世界を私たちは生きている。その不確実性を味方につけ、したたかに生き抜くためのカギが「反脆弱性」だ。「現代の予測、予知、リスク管理のアプローチを根底からひっくり返したい」という著者が、混迷を極める今こそ必要な、新たな“思考のものさし”を示す。
著者ナシーム・ニコラス・タレブ、望月 衛(監訳)
訳者千葉敏生
出版社ダイヤモンド社
発行日2017年6月
定価2,200円

7 2017年10月号掲載稲盛和夫の実践アメーバ経営 全社員が自ら採算をつくる

会社を小さな組織に分け、それぞれが独立採算で経営を行う。京セラ生まれの「アメーバ経営」は、破綻した日本航空に導入され、高収益企業へと生まれ変わらせる原動力となったことでも知られる。前著『アメーバ経営』の刊行から約10年。かつて説いた「全員参加経営」を実現する方法をより詳しく、具体的に示した“実践版”だ。
著者稲盛和夫(編著)、京セラコミュニケーションシステム(編著)
出版社日本経済新聞出版社
発行日2017年9月
定価1,760円

8 2017年8月号掲載リクルートのすごい構“創”力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド

次々と新しい事業を生み出し、軌道に乗せているリクルートの強さの秘密に迫った。「リボンモデル」「ぐるぐる図」「型化」…。同社には「種」となるアイデアを見つけ、磨き上げて事業化し、世に出した後も継続的に成長させていく手法がしっかり根付いている。他企業でも応用可能な、これらの事業創造メソッドを徹底分析する。
著者杉田浩章
出版社日本経済新聞出版社
発行日2017年5月
定価1,760円

9 2017年11月号掲載インターネットは自由を奪う 〈無料〉という落とし穴

インターネットの誕生後、情報の発信・収集が容易になり、生活は便利になった。ネットは良いものを行き渡らせ、平等な世の中をつくるといわれた。だが実際には、既存産業は破壊され、格差は拡大している。こうした問題にどう対処すべきか? ネットと社会の現状、今後のあり方を、シリコンヴァレーの起業家が語る。
著者アンドリュー・キーン
訳者中島由華
出版社早川書房
発行日2017年8月
定価2,530円

10 2017年11月号掲載マンガーの投資術 バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉――富の追求、ビジネス、処世について

世界屈指の投資会社バークシャー・ハザウェイの副会長、チャーリー・マンガーの箴言を収録。会長のウォーレン・バフェットは言う。「そこそこの会社を割安な価格で買おうとするのではなく、すばらしい会社を適正な価格で買いなさい」という彼の指示に従った結果が、今の同社だと。そんな天才投資家の珠玉の言葉を披露する。
著者デビッド・クラーク、林 康史(監訳)
訳者石川由美子
出版社日経BP社
発行日2017年9月
定価1,760円