2008年7月号掲載
疑似科学入門
- 著者
- 出版社
- 発行日2008年4月22日
- 定価770円
- ページ数202ページ
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著者紹介
概要
怪しげな健康食品や超能力。さらには地球環境問題など、要素が複雑で、現代科学では明白な結論が出ていない問題に対する強引な決めつけ ── 。これらの科学を装った不合理を「疑似科学」と呼ぶ著者が、そのカラクリを解明し、対処法を説く。「それを信じれば全て解決する」。これが売りの疑似科学のワナにはまらないためには、“考える”ことがまず大切と訴える。
要約
第一種疑似科学
現代は科学の時代と言われながら、多くの非合理がまかり通っている。科学を装った非合理によって、財産や命を失ったりする人も多い。
そんな目に遭わないためには、「疑似科学」のカラクリを知っておく必要がある。
この疑似科学は、第一種、第二種、第三種と、3 つに分類することができる。
「第一種疑似科学」とは、人間の心のゆらぎにつけ込む「まやかしの術」である。
これは「占い系」「超能力・超科学系」「疑似宗教系」に3分類できる。どれも人間の精神領域に関わるだけに、一度嵌ると抜け出すのが難しい。
また、引き込もうとする側は人間心理の盲点をつく手法に長けており、被害者は被害と思わず、深入りしてしまうことも共通している。
第一種疑似科学には、次のような特徴がある。
まず、「実証も反証も不可能」という点である。
第一種疑似科学は精神世界を扱うから、実験を行って実際に成立するか(実証)、成立しないか(反証)を証明することができない。ある現象をアレコレ解釈するのみなのだ。
第2の特徴は、それを主張する人が立証責任を負わず、むしろ批判する人が反証しなければならないと言い募ることである。
例えばUFOを信じる人は、それが通常には見られない円盤状の飛行物体で、瞬時に飛び去ったことから地球人が発明したものではないと主張する。