新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2025年4月号掲載
近年、中国は不動産バブルが弾け、経済が低迷している。その一方、EV(電気自動車)などの新興産業は快進撃を続け、過剰生産が危惧されている。一見、この2つの問題は関連がなさそうだが、実はコインの表と裏。どちらも中国経済の性質によるものだ。それは何か? 中国をよく知る経済学者とジャーナリストが明らかにする。
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2023年10月、イスラム組織ハマスがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けた。これを機に勃発した「ガザ戦争」は犠牲を伴いながら拡大する一方だ。なぜ、戦いは終わらないのか。国際政治に詳しい著者がその根源に迫った。国際的孤立を深めつつもイスラエルが戦争を続ける目的、米国との関係などを詳説し、その危機的展望を示す。
2025年3月号掲載
ロシアによるウクライナ侵攻、ハマスの奇襲攻撃とイスラエルによる反撃…。これらの戦争を防ぐため、また起きた戦争の拡大を防ぐために、為政者たちはどのような努力と決断をしたのか。アメリカを代表するジャーナリストが、重要人物らへのインタビューを敢行。各戦争の舞台裏、そしてバイデン前米大統領の言動を描き出す。
2025年1月号掲載
2025年、世界の経済・社会はどうなるのか? 激しく流動する世界の行方を、大和総研のエコノミストたちが見通した。トランプ新政権下の米国、不動産不況や人口減少問題に直面する中国、緩やかな成長が見込まれるも下振れリスクに注意を要する日本…。ビジネスパーソンなら知っておきたい情報を広範に把握できる1冊だ。
世界第5位の国土面積に、第7位の人口。農産物に恵まれ、技術力も高い南米の大国ブラジル。近年、国際社会で存在感を高めているが、遠国ゆえに日本人が知らない側面も多い。政治体制は? 人種や宗教は? どんな外交姿勢をとっている? 現地をよく知る日本経済新聞社の元サンパウロ支局長が、この国の最新情報を伝える。
2024年12月号掲載
互いに信頼し、国や社会のために行動をする。そんな「コモングッド」(共益、公共善、良識)が、アメリカ社会から失われつつある。顧客をだます経営者、勝つためには手段を選ばぬ政治家、権力者の不正を見て見ぬふりする関係者…。オバマ大統領の元アドバイザーである経済学者がコモングッド衰退の原因を述べ、回復を促す。
日本も含め、東アジアは激しいミサイル軍拡競争の時代に突入する! 安全保障専門のジャーナリストが、戦争の危機が高まっていると指摘。日本が進める自衛隊の軍備強化や米軍との一体化、台湾有事を想定した米中の軍備増強の実態などを語った。今の状況が続けば、核戦争という“最悪のシナリオ”もあり得ると警鐘を鳴らす。
2022年2月に始まった、ロシアによるウクライナ侵略。2年半たった今も、終戦の兆しは見えないままだ。かつて共にソビエト連邦(ソ連)を構成する共和国だった兄弟民族が、なぜ争うことになったのか。日経新聞の元モスクワ支局長が、ロシアという国の歴史を繙きつつ、侵略に踏み切ったプーチン大統領の思想を読み解く。
2024年11月号掲載
日本ではほとんど知られていないイスラム組織「ハマス」の正体に、中東ジャーナリストが迫った。普段は孤児などを支援する社会慈善組織として活動。ガザの若者に「生きる意味」を与える…。現地取材をもとに示される実像は、残酷なテロ組織のイメージとは異なるものだ。パレスチナ問題の現実を知る上で一助となる書である。
2024年10月号掲載
私たちは国際政治について語る時、1つの国を一枚岩で捉えがちだ。「米国はこう」「イスラエルはユダヤの国だ」…。だが、それは単純化しすぎ。各国には、保守やリベラルなど、主張を異にする多様な「政党」が存在する。そうした実情を元外交官がわかりやすく解説。世界の現状と未来を読み解く上で、政党の知識は欠かせない!
日本は“スパイ天国”!? 大手自動車部品メーカーの最先端技術、国立研究開発法人の技術情報をはじめ、外国のスパイによる情報流出が後を絶たない。これを阻止し、日本が国際社会で生き抜くには、「カウンターインテリジェンス=防諜」が欠かせない。その理論と日本における課題を、「情報」と「諜報」のプロが徹底解説する。
今後、気候変動対策や循環型経済などが進めば、産業構造が劇的に変わる。その時、雇用はどうなるのか? 社会が抱える問題を踏まえ、これから先細りする雇用、生まれてくる雇用について語った。自動車産業の雇用は世界全体で600万人減る、農法研究などの雇用は430万人増える…。データを基に、近未来の社会の姿を示す。
1941年の真珠湾攻撃。日本に、この勝算なき戦いを決断させたのは、ルーズベルト大統領の外交だった! 米国陸軍戦略研究所によれば、石油の全面禁輸などの経済制裁で“隷属か戦争か”と究極の選択を迫った結果、戦争に至った。本書は、当時の米国外交を分析し、教訓を引き出す。“勝者”側から開戦の真相に迫る、新視点の書だ。
2024年9月号掲載
気候変動は今や、世界全体の課題だ。解決に向け、それぞれの国が協調して対策を講じてきた。しかし近年、足並みが乱れつつある。米国、欧州、新興国の利害が複雑に絡み合い、武器なき環境闘争と化しているのだ。著者いわく「グリーン戦争」の実態を、産業や貿易、エネルギーの脱炭素化などの諸相から考察し、提示する。
イスラエルと衝突するハマス、西側と対立するイラン…。数々の紛争が、現在進行形で起きている中東地域。根源には何があるのか? この地の歴史的・民族的背景、紛争の背後に潜む一神教の思考などを踏まえ読み解く。文化や慣習など、日本とはまるで異なる世界観を持つイスラム世界。その実像を浮き彫りにした1冊だ。
2024年8月号掲載
近年、国際社会で存在感が高まる、インド。多くの人がこの大国に抱くイメージは、「世界最大の民主主義国」「経済が急成長を続ける国」などだろう。だが、インドの政治経済を研究する著者によれば、それは実態とかけ離れている。政治・経済・外交…。モディ政権下で急速に変質するインドの“真の姿”を、様々な角度から示す。
今日、世界は「戦争」の時代に突入したといえる。ウクライナしかり、ガザしかり。日本も安穏とはしていられない。実は、この国には“弱点”が山積みだ。資質なき指導者、輸入頼みの食料や医薬品、自滅をもたらす専守防衛など、他国がつけ込む余地は多い。自国を守るために、私たちが知っておくべき問題の数々を元外交官が示す。
2024年7月号掲載
政府、軍などから要請を受け、紛争地やリスクの高い国で活動する「民間軍事会社」。彼らはどんな業務を行っているのか? 軍隊や警備会社と異なる点は? 長年、民間軍事会社を取材している危機管理の専門家が、その全貌を提示。「有事」における警備業務、政府の代理人としての活動など、謎に満ちた業界の実態が明かされる。
2024年6月号掲載
2023年10月7日、イスラーム主義組織ハマスがイスラエルを奇襲攻撃した。それは一見、パレスチナ側の暴挙にも思えるが、中東問題に詳しい著者は「起こるべくして起きた」と指摘。パレスチナ人に対する差別・虐待、暴走するイスラエル政権…。泥沼化するガザ紛争の実態と、背景にある歴史的、思想的要因を描き出す。
2024年5月号掲載
米国の凄さは軍事力や経済力だけではない。インターネットや金融インフラなど、「目に見えない」ところも支配しているところにある。本書は、世界にまたがるこれらのシステムがいかに生まれ、米国の覇権を支えているのか、事例を交えて解説。「見えない力」を武器に、敵国だけでなく同盟国をも服従させる米国の実態を描く。
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