経験バイアス ときに経験は意思決定の敵となる
最新号掲載
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2024年11月号掲載

経験バイアス ときに経験は意思決定の敵となる

「人生経験が豊かな人ほど、より優れた意思決定ができる」。そう思う人は多いのでは。しかし、経験に頼りすぎると、誤った教訓を引き出し、重要な情報に目が向かず、悲惨な結果を招きかねない、と指摘。経験の罠にはまるのはなぜか。では、どうすべきか。過去から正しく学び、より良い意思決定を行うための方法を指南する。

著 者:エムレ・ソイヤー、ロビン・M・ホガース 出版社:白揚社 発行日:2024年8月
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2024年10月号掲載

買い物の科学 消費者行動と広告をめぐる心理学

人は日々、様々な買い物をする。その消費行動の裏で働く“心理”を、社会心理学の観点から解説した書。値下げは顧客獲得に効果的か、自社ブランドのファンを増やす有効な策とは…。多数の研究と事例を基に、消費行動を巡る疑問の数々を解き明かす。賢く買い物したい人、販促に関わる人、双方に役立つエッセンスが満載だ。

著 者:越智啓太 出版社:実務教育出版 発行日:2024年8月
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2024年10月号掲載

世界のトップリーダーが話す1分前までに行っていること 口下手な人が伝わる人に変わる心理メソッド43

話のうまさは才能ではない。必ず習得できる訓練可能なスキルだ! そう語るスピーチコンサルタントが、世界のトップリーダーが行う事前準備や話し方を説く。メインメッセージは「13文字」、話す場所までゆっくり歩く、沈黙を作る、等々。披露されるテクニックは具体的で、即、実践可能。プレゼンの際、大いに役立つだろう。

著 者:矢野 香 出版社:PHP研究所 発行日:2024年8月
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2024年9月号掲載

企業変革のジレンマ ――「構造的無能化」はなぜ起きるのか

必要な変化が生まれず、利益率は下がる一方…。今日、多くの日本企業が抱える問題を掘り下げ、状況を打開するための道筋を示す。キーワードは、「構造的無能化」。組織が考え、実行する能力を喪失し、環境変化に対応できなくなる、というものだ。そのメカニズムを解き明かし、問題を乗り越えるための“対話”の考え方を説く。

著 者:宇田川元一 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年6月
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2024年9月号掲載

部下のポテンシャルに疑問を持ったら読む本 ――高業績者が持つダーク・パワーの秘密

職場に「問題あり」の人はいないだろうか。出世のため嘘をつく、特別扱いされたがる、自分のことしか考えない…。上司は、こうした人を「ダメな部下」と決めつけがち。だが実は、彼らには高いポテンシャルがある。その秘められた力、「ダーク・パワー」を徹底解説。“外れた”社員も、きっかけと心構えを整えれば、きっと輝く!

著 者:鈴木智之、須古勝志 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年6月
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2024年9月号掲載

FRIENDSHIP フレンドシップ 友情のためにすることは体にも心にもいい

友情は心身の健康に多大な影響を与える! そう語る心理学者が、最新の研究成果をもとに、人生を豊かにする友情の力を解き明かす。友達を持つことは「最強のうつ予防策」「死亡リスクが45%低減する」「恋人と過ごすより大きな幸せにつながる」…。大人になってから友達をつくる方法など、良き人間関係を築くヒントを提供する。

著 者:マリサ・G・フランコ 出版社:日経BP 発行日:2024年7月
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2024年7月号掲載

自分で選んでいるつもり 行動科学に学ぶ驚異の心理バイアス

「行動科学」の知見をマーケティングに応用する方法を、実践例や先行研究を挙げて説く。ユーザーの足を引っ張る「摩擦」を取り除く。あるいは答えを自分の頭の中で作り出す「産出効果」を利用して情報を伝えるなど、紹介される手法はどれも使いやすく、役立つものばかり。売上の拡大や顧客の評価を得るためのヒントが満載だ。

著 者:リチャード・ショットン 出版社:東洋経済新報社 発行日:2024年5月
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2024年7月号掲載

「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

「言った、言わない」を繰り返す、自分の発言が都合よく解釈される…。こうした問題に、どう対応すべきか? 繰り返し説明しても、うまくいかない。人は、忘れ、誤解する生き物だから。これを前提に、認知科学の専門家がコミュニケーションの本質と解決策を語る。「伝わる説明」を行い、相手とわかり合う上で、示唆に富む1冊だ。

著 者:今井むつみ 出版社:日経BP 発行日:2024年5月
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2024年7月号掲載

「承認欲求」の呪縛

人に認められたい、褒められたい。この「承認欲求」があるからこそ、人間は努力し、他者と助け合おうとする。だが、それにとらわれすぎると、情報隠蔽などの不祥事や過労自殺を引き起こしかねない。そんな「承認欲求の呪縛」に人々が陥る原因、そして呪縛から逃れる具体策を、組織論の専門家が多くの事例を交え解説する。

著 者:太田 肇 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2019年2月
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2024年5月号掲載

全員“カモ” 「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

「自分だけは絶対にだまされない」。そう思っていても詐欺師の“カモ”になる! 投資詐欺やステルスマーケティングなど、現代社会にあふれる詐欺の数々。それらは、誰もが持つ“心の働き”を利用して人を欺く。そのズル賢い手口を、認知心理学の視点から徹底検証。だまされないためのポイントを、豊富な事例を交えつつ説く。

著 者:ダニエル・シモンズ、クリストファー・チャブリス 出版社:東洋経済新報社 発行日:2024年3月
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2024年4月号掲載

影響力の武器 [新版] ――人を動かす七つの原理

「欲しくもないモノを買わされてしまった」「怪しい儲け話に乗せられてしまった」…。なぜ、こうなるのか? 人の心をくすぐり、誘導する原理、テクニックを明かす。本書は、心の動きに影響を及ぼす6つの原理を説いた名著の新版で、新たに1つの原理を追加したもの。人を動かすための7つの誘導戦略を、様々な事例を挙げ紹介する。

著 者:ロバート・B・チャルディーニ、社会行動研究会(監訳) 出版社:誠信書房 発行日:2023年11月
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2024年3月号掲載

マインドフル・ボディ ハーバード大学の人気教授が教える意識で身体を変える方法

人は「マインドフル」である時、制約から解放され、自由な精神と健康を得ることができる ―― 。“マインドフルネスの母”と呼ばれるハーバード大学教授が、長年の研究を基に、心と身体の驚くべき関係を解明。生存年数や記憶力、病気の進行などに、心の状態が大きく影響を与えることが、興味深い事例とともに示される。

著 者:エレン・J・ランガー 出版社:徳間書店 発行日:2023年11月
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2024年3月号掲載

人望が集まるリーダーの話し方

流暢なプレゼン、論理的な説明、力強い言葉…。「話が上手い」とは、こうしたことを指すと捉えられがちだ。だが、優れた人材を長年調べてきた著者によれば、それらは誤解。相手に信頼され、成果をあげ続ける人には、まったく別の共通点があるという。小手先のテクニックではない、「上手く話す」ことの本質を解き明かした書だ。

著 者:相原孝夫 出版社:かんき出版 発行日:2023年9月
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2024年2月号掲載

SWITCHCRAFT(スイッチクラフト) 切り替える力 すばやく変化に気づき、最適に対応するための人生戦略

私たちは目標に向け、“やり抜く”ことを美徳としがちだ。しかし、1つのやり方にこだわると、変化に対応できなくなる。複雑で、先が見えづらい今の世界で重要なのは「切り替える力(スイッチクラフト)」。状況に応じ、最適に対応する、このスキルの鍛え方を、認知心理学の世界的権威が説く。人生の困難に対処し、幸せに生きる上で示唆に富む1冊。

著 者:エレーヌ・フォックス 出版社:NHK出版 発行日:2023年11月
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2024年2月号掲載

THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める

「あの時、別の道を選んでいれば」…。悩んでも過去は変えられないのに、私たちは後悔する。そして、悔やまないことが正しい生き方だと思う。しかし、世界屈指の経営思想家である著者によれば、後悔は健全な感情で、希望をもたらすもの。本書は、人間だけにある、この感情がもつ力を説き、うまく付き合う方法を紹介する。

著 者:ダニエル・ピンク 出版社:かんき出版 発行日:2023年12月
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2024年1月号掲載

プロカウンセラーの面接の技術

上司が部下と面談したり、採用面接を行ったり、あるいは暮らしの中で人から話を聞いたり。社会生活において、他者と向き合い、話を引き出す機会は少なくない。その際、面接者が工夫すべきこととは? 「物わかりが悪い態度」で聞く、「沈黙」を効果的に用いる…。プロのカウンセラーが、現場で培った技術の数々を披露する。

著 者:杉原保史 出版社:創元社 発行日:2023年10月
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2023年12月号掲載

アンガーマネジメント

怒りとうまく付き合うための心理トレーニング、「アンガーマネジメント」。長年、その指導にあたる著者が、怒りについて説く。なぜキレるのか、怒りの「構造」から、怒りに流されないための「対処法」、怒りにくくなるための「体質改善」のスキルまでを披露。リーダーが怒りの感情をマネジメントできれば、職場の雰囲気は変わる!

著 者:戸田久実 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部(日経文庫) 発行日:2020年3月
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2023年9月号掲載

グッド・ライフ  幸せになるのに、遅すぎることはない

幸せな人生。それは、社会的成功をつかんだ先にあるのではない。お金で得られるものでもない。ハーバード大学の80余年にわたる科学的研究によれば、幸福の決め手は「よい人間関係」。自分をとりまく人間関係を把握し、大切な人とよい関係を築くことだという。本書は、その重要性を説き、具体的な方法をアドバイスする。

著 者:ロバート・ウォールディンガー、マーク・シュルツ 出版社:辰巳出版 発行日:2023年6月
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2023年9月号掲載

ネガティブな感情が成功を呼ぶ

怒りや恐怖、不安…。こうした感情はよくない、避けたい、と思う人は多いのでは? しかし、ネガティブな感情もまた大切。幸福のカギは、ポジティブとネガティブ、両方の感情を受け入れる「ホールネス(全体性)」を持つこと。よいことも悪いことも受け入れ、与えられた状況の中で生きることが、幸福な人生を導くという。

著 者:トッド・カシュダン、ロバート・ビスワス=ディーナー 出版社:草思社 発行日:2015年6月
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2023年8月号掲載

なぜ皆が同じ間違いをおかすのか 「集団の思い込み」を打ち砕く技術

“みんな同じ”は危険性あり! 多くの人が選ばないのは、何か悪い理由があるから ―― こうした思い込み、誤った認識を基に大勢が行動することを「集合的幻想」という。社会や個人に害を及ぼす「集団の思い込み」は、なぜ生じるのか? ハーバード教育大学院の心理学者が、様々な事例を挙げ、幻想にとらわれる過程を解説する。

著 者:トッド・ローズ 出版社:NHK出版 発行日:2023年5月
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