AIにはできない 人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性
最新号掲載
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2025年2月号掲載

AIにはできない 人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性

ChatGPTを筆頭とする生成AIの登場で、AIブームが起きている。その能力への期待が高まっているが、人工知能学会会長の著者は言う。今のAIは万能ではない、と。こう釘を刺し、AIにできること・できないことをわかりやすく示した。そして、人からの依頼がなくても能動的に動く次世代AI、「自律型AI」の可能性について語る。

著 者:栗原 聡 出版社:KADOKAWA(角川新書) 発行日:2024年11月
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2025年1月号掲載

シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

我々が“シンギュラリティ”に達するのは、もはや時間の問題だ ―― 。テクノロジーの加速度的な進歩により、人間の肉体は老化を克服し、脳はAIと接続して数百万倍の知性を得る。そんな日が近づきつつあることを、世界的な発明家・未来学者が説く。60年にわたりAI研究に携わってきた著者の、集大成ともいえる1冊である。

著 者:レイ・カーツワイル 出版社:NHK出版 発行日:2024年11月
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2025年1月号掲載

デジタル脳クライシス AI時代をどう生きるか

スマホやタブレットなど、今や身の周りに溢れる便利なデジタル機器。だが、それに頼り過ぎると“脳”が衰えかねない ―― 。言語脳科学者が、巷に蔓延るデジタル依存、AI依存に警鐘を鳴らした。手書きとキーボードの脳への影響の違いなど、最新の研究成果を披露。紙の価値を活かし、人間の持つ創造力を伸ばすヒントを示す。

著 者:酒井邦嘉 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2024年10月
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2024年11月号掲載

THE COMING WAVE AIを封じ込めよ DeepMind創業者の警告

“人工知能(AI)”と“バイオテクノロジー”。今や私たちの生活に欠かせない2つの技術について、本書はこう警告する。これらを「封じ込め」なければ、世界は大惨事に見舞われる、と ―― 。進化のスピードを上げ続け、人間の制御が及ばない領域に踏み込みつつある最先端テクノロジー。その脅威を詳細に示した1冊である。

著 者:ムスタファ・スレイマン、マイケル・バスカー 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年9月
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2024年11月号掲載

M(マグニチュード)9地震に備えよ 南海トラフ・九州・北海道

地球科学者の著者は言う。「今後、東日本大震災と同じマグニチュード9の巨大地震が、3つ起こる可能性がある」。試算では、南海トラフ巨大地震の被災者は何と6800万人。本書では、巨大地震が発生するメカニズムや各地の被害規模、備えなどを、最新の研究をもとに説く。地震国に生きる上で、知っておきたいことが詰まった1冊。

著 者:鎌田浩毅 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2024年8月
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2024年9月号掲載

グリーン戦争 ――気候変動の国際政治

気候変動は今や、世界全体の課題だ。解決に向け、それぞれの国が協調して対策を講じてきた。しかし近年、足並みが乱れつつある。米国、欧州、新興国の利害が複雑に絡み合い、武器なき環境闘争と化しているのだ。著者いわく「グリーン戦争」の実態を、産業や貿易、エネルギーの脱炭素化などの諸相から考察し、提示する。

著 者:上野貴弘 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2024年6月
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2024年5月号掲載

Invention and Innovation (インベンション・アンド・イノベーション) ――歴史に学ぶ「未来」のつくり方

電気自動車、人工知能(AI)、メタバース…。新発明の数々を、メディアは「世界を一変させる」ともてはやす。しかし、「発明(インベンション)」=「イノベーション」にあらず。歴史を辿れば、失敗に終わった発明も多い、と世界屈指の思想家は言う。本書では、「失敗したテクノロジー」を具体例を挙げて検証。ニュースが報じない事実を語る。

著 者:バーツラフ・シュミル 出版社:河出書房新社 発行日:2024年3月
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2024年4月号掲載

生成AI革命 社会は根底から変わる

まるで人間のように受け答えをするAIサービス、“ChatGPT”の登場以来、注目を集める「生成AI」。この新たな技術がもたらすものとは? 情報経済論の大家・野口悠紀雄氏が、生成AIの現状、そして仕事への影響など、社会の大変動を見通した。氏は言う。「これからの時代、人間の知的活動は、まったく違うものになる」と。

著 者:野口悠紀雄 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年1月
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2024年4月号掲載

新・宇宙戦争 ミサイル迎撃から人工衛星攻撃まで

宇宙を制する者、戦争を制す ―― 。カーナビやATM、電車の運行まで、我々の生活はGPS(測位衛星システム)などの「宇宙資産」に大きく依存している。それが害されれば影響は甚大だが、今、宇宙攻撃の危険が高まっている。各国は宇宙空間での覇権確立のため、どんな戦略を立てているのか。元自衛隊空将が読み解く。

著 者:長島 純 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2024年1月
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2023年12月号掲載

半導体ビジネスの覇者 TSMCはなぜ世界一になれたのか?

TSMC(台湾積体電路製造)は、半導体の世界で“唯一無二”の存在だ。あらゆるテクノロジー製品に必要な半導体を世界中に供給し、圧倒的シェアを誇る。なぜ、こんなに強いのか? 2万人もの技術者チーム、歩留まり率99%以上の生産技術、技術力とコスト優位性の両立…。競合他社を寄せ付けない、その強さの秘密を明かす。

著 者:王百禄 出版社:日経BP 発行日:2023年10月
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2023年11月号掲載

クライメートテック

「クライメートテック」とは、再生可能エネルギーや電気自動車といった、気候変動に立ち向かうための技術的ソリューションのこと。今、世界が注目し、関連する分野には毎年数兆円規模のマネーが流れ込んでいるという。脱炭素の潮流が生んだこの新たな経済圏について、自らクライメートテック企業を興した著者が解説する。

著 者:宮脇良二 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2023年8月
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2023年11月号掲載

首都防衛

首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火。これらの大災害は、ほぼ同時に起こるおそれがある! 東京都知事の特別秘書として都の防災施策を見てきた著者が「大連動」の可能性に言及。単体の災害を想定するだけでは不十分と警鐘を鳴らす。関東大震災から100年、最悪の事態を想定し、自分なりに備える一助となる1冊だ。

著 者:宮地美陽子 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2023年8月
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2023年10月号掲載

ChatGPT(チャットジーピーティー)の全貌 何がすごくて、何が危険なのか?

今、世間を賑わせているChatGPT。対話型のAI(人工知能)はこれまでにも存在していたのに、なぜこれほど注目を集めているのか? その秘密に、情報技術の専門家が迫った。ChatGPTのすごさ、社会にもたらす危険性など、メリットとデメリットの両面から解説。この新技術と上手に付き合っていく上で、助けとなる1冊だ。

著 者:岡嶋裕史 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2023年8月
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2023年9月号掲載

生成AI ――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

ChatGPTの登場以降、注目を浴びている「生成AI」。言葉でリクエストすれば、文章や画像などのコンテンツを瞬時に生み出す、新種のAIだ。そんな「言葉を理解して操る人工知能」について、その進化を長年追い続けてきた著者が平易に解説。基本的な原理から、ビジネスに与える影響、予想されるリスクまで、多面的に伝える。

著 者:小林雅一 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2023年7月
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2023年8月号掲載

サイレント国土買収 再エネ礼賛の罠

日本の土地が、脱炭素の美名の下に外資に買い進められている! 太陽光や風力発電の開発用地として国土を切り売りし、エネルギーインフラの外国依存を強める日本。用地買収は離島や安全保障上の要衝にまで及ぶ。にもかかわらず、政府はその全貌を掴めていない…。静かに迫る亡国の危機を訴え、取るべき規制のあり方を示す。

著 者:平野秀樹 出版社:KADOKAWA(角川新書) 発行日:2023年6月
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2023年7月号掲載

科学と資本主義の未来 〈せめぎ合いの時代〉を超えて

“限りない成長”と“持続可能性”。今、私たちの社会は、両者の間で揺れている。これから進むべきは、どちらの道か? 著者の答えは、後者だ。そして、科学と資本主義は“車の両輪”のような形で歩んできたとし、その過去・現在・未来を俯瞰。目指すべき、環境・福祉・経済が調和した、「持続可能な福祉社会」の像を示す。

著 者:広井良典 出版社:東洋経済新報社 発行日:2023年4月
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2023年7月号掲載

環境覇権 欧州発、激化するパワーゲーム

欧州連合(EU)は、環境規制を通じて世界に覇を唱えようとしている。独自の厳しい規制、環境対策の緩い国の製品への関税、持続可能な経済活動の基準づくり…。他国から反発の声も上がる中、激化する主導権争いはどこに向かうのか。欧州で長年このテーマを取材してきた日経記者が、EU発の“パワーゲーム”の実相を描き出す。

著 者:竹内康雄 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2023年4月
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2023年5月号掲載

半導体戦争 ――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

パソコンやスマホ、自動車など身近な製品からロケットまで。「半導体」の用途は広がる一方だが、生産できる企業は一握り。製造工程は複雑、コストは膨大で、今や石油をしのぐ「戦略的資源」ともいわれる。そんな世界最重要テクノロジーについて、いびつな業界構造、グローバル化、米中対立の新側面など、全体像を解き明かす。

著 者:クリス・ミラー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2023年2月
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2023年5月号掲載

AIが職場にやってきた 機械まかせにならないための9つのルール

AIは、人間の未来をより良いものにしてくれるのか? 多くの「楽観論者」の主張を検討した著者は、全面的な楽観はできないと言う。そう考える原因は、テクノロジー自体にあるのではない。AIを都合よく利用する“人間”の側にある。自動化が進む世界で人はいかにあるべきか。『ニューヨーク・タイムズ』紙の記者が問い直す。

著 者:ケビン・ルース 出版社:草思社 発行日:2023年2月
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2023年4月号掲載

2040年の日本

10年後、20年後の日本の姿とは? 長年、日本の未来を考え続けてきた野口悠紀雄氏が、この国の将来を予測。経済、安全保障、医療・福祉など、様々な角度から、激変する社会の姿を描く。氏は言う。「未来は与えられるものではなく、主体的に作っていくもの」。そのためには、未来を正しく理解し、変化に備えねばならない。

著 者:野口悠紀雄 出版社:幻冬舎(幻冬舎新書) 発行日:2023年1月
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