2014年10月号掲載
【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法 NHK式7つのルール
著者紹介
概要
話し方一つで、あなたの評価は一気に上がる! 元NHKキャスターが、NHKで代々受け継がれてきた、信頼される話し方のノウハウを公開。「一文50文字以内にする」「1分300文字でゆっくり話す」等々、簡単にして効果的な話し方が明かされる。併せて、心理学を用いたコミュニケーションのテクニックも伝授。「NHK式+心理学」で、最強の話し方になるという。
要約
NHK式7つのルール
NHKには、ある極意が受け継がれている。89年の歴史の中で培われた、数秒のうちに信頼される話し方のノウハウである。
それを私は、「NHK式7つのルール」として、具体的な方法にまとめた。このNHK式の信頼される話し方に、心理学で検証されたコミュニケーションテクニックを加え、一生の信頼を勝ち取る方法を自分のものにする。それが本書の狙いである。
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まず、NHK式7つのルールとは、次のようなものである。
①話す目的をハッキリさせる
1つ目は、「誰に」「何を」「なぜ今」「なぜあなたが」という問いに答えることである。つまり、話す目的をハッキリさせるのだ。
職場で自分の企画を通したい時は、「誰に、何を提供したいのか」「なぜ今、自社がやるのか」を考えるはずだ。人前で話す時も同じである。
②「13文字以内」でタイトルをつける
2つ目は、タイトルをつけることである。
テレビのニュース画面では、アナウンサーの顔が映っている時、下に文字が出ている。
例えば、GDP(国内総生産)のニュースでは、「個人消費好調+5.9%の伸び」といった文字が出ている。これは、そのニュースのタイトルだ。
「NHK式」では、タイトルは13文字以内。なぜなら、テレビ画面の横幅に入る文字数が、13文字以内だからだ。
タイトルを考えて話すことの利点は、2つある。