2024.11.8

“芸術の秋”に培う思考力

“芸術の秋”に培う思考力
「芸術の秋」。こう言われるように、秋は芸術を楽しむ時間が増えるように思います。心地よい気候が続くこの季節は、私たちに心のゆとりを与えてくれるのでしょう。
芸術は近年、個人の楽しみとして消費されるだけでなく、ビジネスにおいても重視されるようになってきました。知的な交流を行う場面で、また複雑で不安定な現代社会を読み解く上で、芸術的な感性が大きな役割を果たすことに注目が集まっています。
そこで今回の特集では、芸術・アートが持つ力をビジネスに活かす上で参考となる、良書4冊をご紹介します。芸術や読書にふさわしいこの季節、新たな気づき・インスピレーションを得るために、各書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

2017年10月号掲載

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」

副題「経営における『アート』と『サイエンス』」。経営において、「分析」や「論理」を軸とする「サイエンス重視の意思決定」を行う企業は多いのではないか。しかし今、経営に必要なのは「アート」、すなわち「美意識」だという。ビジネスと美意識。一見意外なこの組み合わせが大切なわけを、組織開発を専門とする著者が説く。

著 者:山口 周 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2017年7月
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2020年1月号掲載

アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

ビジネスの世界では、これまで論理的思考が重視されてきた。だが、先行きが不透明な今日、旧来の思考法は通用しない。求められるのは、既存の枠組みにとらわれないアーティストのような考え方。新しいことに挑戦し、クリエイティブな発想を展開する。それを可能にする「アート思考」を、東京藝大の美術館長が紹介する。

著 者:秋元雄史 出版社:プレジデント社 発行日:2019年10月
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2024年6月号掲載

「アート」を知ると「世界」が読める

「アートの素養は社会や人間への理解につながる」と著者は言う。民族や差別、貧困など、様々な問題へのメッセージをアートは発している、と。それをどう読み取るか? 世界97カ国を訪ね、学んだ元外交官が、古今東西の作品を基に向き合い方を解説。世界のエリートにとって不可欠な教養「アート」を、鑑賞しつつ学べる1冊だ。

著 者:山中俊之 出版社:幻冬舎(幻冬舎新書) 発行日:2024年3月
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2021年8月号掲載

社会思想としてのクラシック音楽

時代を超える名曲を生んだ近代西洋の音楽家たち。バッハ、ハイドン、モーツァルト…。彼らの創作活動は、当時の社会体制と深く結びついていた。それはどのようなものだったか。クラシック音楽に造詣の深い経済学者が、名曲の数々を交え考察する。音楽をめぐる近代史を社会科学の視点から読み解いた、リベラル・アーツ講義。

著 者:猪木武徳 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:2021年5月
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