2006年5月号掲載
1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方 儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法
著者紹介
概要
ヤフーやGoogleなどの検索エンジンで検索をすると、検索結果の上に、入力したキーワードに関連した商品やサービスの広告が表示されるのはご存知だろう。著者は、この「キーワード広告」によってネットビジネスを成功させ、年商1億円以上の事業を、無借金かつ1人で経営する人物。そんな著者が、お金になる「検索キーワード」の秘密を明らかにする!
要約
言葉の市場にチャンスがある!
「防災防犯ダイレクト」というサイトがある。24歳の塚本氏が運営するこのサイトは、ほぼ資金ゼロから「地震対策商品」をインターネット販売し、半年足らずで約6000万円売り上げた。
実は、塚本社長は「地震」という「キーワードの需要」を発見し、そこから事業を開始したのだ。
ヤフーやGoogleといった検索エンジンでは、キーワード検索後の検索結果に、広告を出すことができる。これを「キーワード広告」という。ここに商品告知をするわけだ。
「地震」とキーワード検索する人は、地震に関心がある人だ。だったら、その人たちに「地震対策グッズ」が高確率で売れるのは当たり前である。
ヤフーでは、日本において検索されるキーワードは1日に1876万種類あるといわれている。つまりメジャーな検索エンジンは、約2000万ページの「広告掲載スペース」を持っているスーパーメディアということである。
では、具体的にどのような検索キーワードを使って広告を出せばよいのか?
「金融」「投資」「転職」など、検索数が10万件を超えるようなビッグキーワード市場は、ガバッと反応が取れるので大企業が投資してくる。
従って、中小企業や起業家は「多くの人が注目していない大多数のニッチキーワード市場を狙え」ということに尽きる。
検索キーワードは、全体の80%が検索数10万件に満たないようなマニアックなニッチキーワードである。実は、大資本が注目しないこのニッチゾーンにこそ、お宝がわんさと埋まっているのである。
ネットビジネスでは、広告を出して顧客リストを増やしていく必要がある。従って、最も大事なポイントは「新規購入者リストを1人増やすのに、いくら広告費用が必要なのか」を知ることである。
だが、多くの人はこの数字を知らずに起業し、結果、間違った情報に踊らされ、泥沼にはまる。