2012年12月号掲載
その気の法則 ツキを引き寄せる最強の方法
著者紹介
概要
その気になってやったら、うまくいった! そんな経験はないだろうか。その気になることで、自分でも驚くほどの能力を発揮できる。この「その気」を、自由自在にコントロールする方法を伝授するのが本書。日本におけるイメージトレーニング研究・指導のパイオニアが、30年来の脳の研究から導き出した、「その気」になるための様々なテクニックを披露する。
要約
成功者に共通する「その気」の法則
「その気になった者勝ち」。人生、まさにその通りだ。皆さんにも、「その気」になってやったら上手くいった! という経験があるのでは?
自分を「その気」にさせれば、目標を楽々達成することができる。経営者は従業員を「その気」にさせれば、業績も上がるだろう。
成功する人の多くは「その気」をコントロールし、それを上手く実行している。
「その気」を扱う術を身につければ、自分でも驚くほどの能力・実力を発揮できるようになる。
そもそも、どうしたら「その気」になれるのか
「その気」は、脳が「肯定的」になった時に生まれる。プラス思考、ポジティブシンキングと言い換えてもいいかもしれない。
脳が肯定的になり、これから成功することや叶えたい出来事をイメージすると、「その気」になってしまうのである。
その場合、イメージはできるだけ具体的な方が望ましい。なぜかといえば、それは人間の脳は「錯覚」をする、ということに関係している。
脳は、鮮明にイメージしたことを、あたかも経験したかのように錯覚する特性を持っている。
例えば、梅干をイメージしただけで生唾が出てくる。脳が、梅干を食べた気になり、唾液を分泌するように指令を出すからだ。
イメージは錯覚。そして、「その気」とは具体的なイメージのことだ。具体的な夢や目標を頭に描ければ「その気」が生まれ、そしてそれを達成しようと脳がフル回転で働き出すのである。
「その気」を生み出すには「ワクワク感」があればいい!
「その気」をコントロールするのに一番必要なのが、「ワクワク」する気持ちだ。ワクワクとは、脳がときめいている状態である。