2019年4月号掲載
コーチングの神様が教える「できる女」の法則
Original Title :How Women Rise
著者紹介
概要
自分の実績をきちんと言わない、専門性を過大評価する、完璧主義の罠に陥る…。こうした「悪癖」が、女性のキャリアアップを妨げている! 本書では「コーチングの神様」と、女性リーダーシップ関連書のベストセラー作家が、女性特有の「12の悪癖」を紹介。その行動、考え方がなぜ成功の邪魔となるのか、わかりやすく説く。
要約
女性のキャリアを阻害する悪癖
過去30年の間に、女性はあらゆる分野で素晴らしい進歩を遂げてきた。だが、男性を前提に作り上げられてきた組織には、いまだに女性の才能や志をくじく障害が存在する。
そんな中、あなたの意志でできることがある。それは、仕事を通じて身につけたプラスにならない癖や行動、態度を改めること。それによって、うまくいく可能性が大きく高まる。
女性の成功を阻む、やめるべき悪癖は12ある。ここでは、そのいくつかを解説しよう。
自分の実績をきちんと言わない
自分の実績を人に話すのをためらう ―― 。
これは、どの業界のどのレベルの女性の間でも共通して見られる傾向だ。
なぜ、自分の功績を言おうとしないのか?
その答えの1つは、社内で注目してもらうために、醜いほら吹きみたいなことはしたくない、そんな嫌な人間になりたくない、というものだ。
だが、自分の功績をきちんと主張できないと、あなたはキャリアを進める上で損をする。
どのような貢献をしてきたか、なぜ新たな仕事をこなす能力があると思っているかを話すことは、自己中心的でも自分勝手でもない。前進する準備ができているというシグナルを送るだけだ。
可能性を最大限に活かしたければ、人があなたの功績を理解するようにしなくてはならない。自分のしていることの価値を話せないというのは、自分がしていることにあまり価値を置いていないというメッセージを送ることだ。
あなたが価値を置かないなら、誰が価値があると思うのか? 誰があなたをサポートするのか?