2022年2月号掲載
コピーライティング技術大全 百年売れ続ける言葉の原則
著者紹介
概要
商品・サービスが売れるコピーを書くには? コピーライティングを知り尽くした著者たちが、「インパクトのある見出し」「人を動かす文章の構造」等々、使いやすく、結果につながる技術、考え方を指南する。紹介されるコピーライティング技術は、総計100。まさに「大全」の名にふさわしい教科書であり、実践マニュアルだ。
要約
コピーライティングで売上が上がる理由
本書で扱うコピーライティング技術は、「レスポンス広告」で活用するのが前提となる。
レスポンス広告とは、売りたい商品を具体的に説明したもの。最後に「お申し込みはこちら」といった案内があり、ダイレクトに申し込める。
この広告で売上を上げるには、コピーライティング技術が必要不可欠である。
顧客の救世主「ベネフィット」を提供する
コピーライティングで売上が上がる理由の1つに、「ベネフィット」を提供することがある。
ベネフィットという言い方は、なじみがなく、普通はメリットや特長(特徴)と表現するだろう。
特長とは「特にすぐれたところ」。
特徴とは「他と異なって特別に目立つしるし」。
メリットと特長は、ほぼ同義。特徴は必ずしも優れているとは限らないが、目立つ点だ。
それに対して、ベネフィットの定義はこうなる。
その商品・サービスを購入すると、購入者にとってどんないいことがあるのか?
コピーライティングの世界では、メリットではなくベネフィットを使う。これは、「人は商品・サービスそのものがほしいのではなく、それを買った結果、得られるものがほしい」からだ。