今年も、終戦の日が近づいてきました。
2022年は、戦後77年の年。77年というのは、明治維新から先の大戦が終焉するまでの期間と同じ長さです。
それだけの時が流れる中で、大戦の記録と記憶をいかに風化させず、後世に伝えていくか。これは、社会全体で考えていく必要のある課題です。
そこで今週は、先の大戦がなぜ起こったか、どうして日本が敗れたのかを、終戦間もない時期に分析した『敗戦真相記』(永野 護/バジリコ)をご紹介します。
『敗戦真相記』が刊行されたのは、1946年の元日(本書のもとになった講演が行われたのは、終戦からわずか1カ月後の1945年9月)。56年後の2002年に復刻出版され、いまも読み継がれている名著です。語られる敗因は低迷する企業・組織にも当てはまるとされ、ビジネス書としての評価も高い本です。
本書は、次のような書き出しで始まります。
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