2007年1月号掲載
シェイク・ブレイン 脳をゆさぶり、創造力をつけろ!
Original Title :SHAKE THAT BRAIN!:How to Create Winning Solutions and Have Fun While You're at It
- 著者
- 出版社
- 発行日2006年11月7日
- 定価1,760円
- ページ数308ページ
※『TOPPOINT』にお申し込みいただき「月刊誌会員」にご登録いただくと、ご利用いただけます。
※最新号以前に掲載の要約をご覧いただくには、別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みが必要です。
著者紹介
概要
「シェイク・ブレイン」とは、柔軟な思考を可能にする“脳の揺さぶり方”のこと。その書名通り、自分自身の先入観を打ち破る法、最悪のアイデアを妙案へ変える法など、創造的で刺激的な問題解決のテクニックの数々を紹介する。問題解決も1つのゲームなのだから、まず楽しむ気持ちが大事、と著者が言うだけあって、面白く読め、かつ仕事にも生活にも役立つ。
要約
新しいアイデアのほぐし方
仕事でもプライベートでも、問題解決ができるかできないかは、正しい「心がまえ」を持つことにかかっている。
その正しい心がまえとは、大胆になること、遊び心を持つこと、そして楽観的になることだ。
アインシュタインは言っている。「はじめからバカげたアイデアでないのなら、見込みはない」と。
では、成功するアイデアを考え出すには、具体的にどうすればいいのか?
先入観を疑おう!
まず、自分自身の先入観を見つめ直して、これまでの考え方をふるいにかける必要がある。
それが、どれほど論理的で疑いの余地がないように思えても、「そうと決まってはいないのでは?」と問い直してみるのだ。
例えば、「化粧品会社にとって、開封後の化粧品の返品は受け付けるわけにはいかない」という先入観がある。
だが、ライト・エイドという会社はそれをやっている。そして、返金保証により売上は約25%も伸び、返品によるコストの増加分を上回っている。
仮に、あなたがステープラー(ホッチキス)を売る会社の社長で、新型の製品を作ろうとしているとする。まずすべきことは、あなたがステープラーについて「正しいと知っていること」を、全て紙に書き出してみることだ。
そして、全部書き出したら、その1つ1つに疑いの目を向けてみる。
例えば、「ステープラーは針を使う」という常識について考えてみると、いかにも当たり前で、「そうに決まっている」としか思えない。