2007年1月号掲載

シェイク・ブレイン 脳をゆさぶり、創造力をつけろ!

Original Title :SHAKE THAT BRAIN!:How to Create Winning Solutions and Have Fun While You're at It

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著者紹介

概要

「シェイク・ブレイン」とは、柔軟な思考を可能にする“脳の揺さぶり方”のこと。その書名通り、自分自身の先入観を打ち破る法、最悪のアイデアを妙案へ変える法など、創造的で刺激的な問題解決のテクニックの数々を紹介する。問題解決も1つのゲームなのだから、まず楽しむ気持ちが大事、と著者が言うだけあって、面白く読め、かつ仕事にも生活にも役立つ。

要約

新しいアイデアのほぐし方

 仕事でもプライベートでも、問題解決ができるかできないかは、正しい「心がまえ」を持つことにかかっている。

 その正しい心がまえとは、大胆になること、遊び心を持つこと、そして楽観的になることだ。

 アインシュタインは言っている。「はじめからバカげたアイデアでないのなら、見込みはない」と。

 では、成功するアイデアを考え出すには、具体的にどうすればいいのか?

先入観を疑おう!

 まず、自分自身の先入観を見つめ直して、これまでの考え方をふるいにかける必要がある。

 それが、どれほど論理的で疑いの余地がないように思えても、「そうと決まってはいないのでは?」と問い直してみるのだ。

 例えば、「化粧品会社にとって、開封後の化粧品の返品は受け付けるわけにはいかない」という先入観がある。

 だが、ライト・エイドという会社はそれをやっている。そして、返金保証により売上は約25%も伸び、返品によるコストの増加分を上回っている。

 そして、全部書き出したら、その1つ1つに疑いの目を向けてみる。

 例えば、「ステープラーは針を使う」という常識について考えてみると、いかにも当たり前で、「そうに決まっている」としか思えない。

この本の要約を読んだ方は、
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