2008年3月号掲載
相手を思いのままに「心理操作」できる!
Original Title :GET ANYONE TO DO ANYTHING:And Never Feel Powerless Again
- 著者
- 出版社
- 発行日2001年1月30日
- 定価1,540円
- ページ数248ページ
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著者紹介
概要
著者は、対人心理学の知識を様々な場面に応用し、米国で大きな実績を上げている行動心理学者。同時に、コンサルタントや交渉家としても活躍している。そんな著者が、プライベートでも仕事でも、あなたを利用しようとする人や、あなたの成功を妬む人を鋭く見分け、逆に心理操作して優位に立つための方法を具体的に伝授する。全米で160万部突破のベストセラー。
要約
常に優位に立つための心理トリック
頭を使う戦いでも、身体を使う戦いでも、勝つための作戦はほぼ同じである。なぜなら、どんな戦いでも、“心理戦”から始まるからだ。
従って、まずは敵の心に攻撃を仕掛けてみることである。そうすれば有利な立場に立てるだろう。
“風向き”を自分に有利にする作戦
サメとライオンが格闘したら、どちらが勝つか。それは、言うまでもなく、どこで戦うかによる。
戦う場合、できるならホームグラウンドの利点を活かしたいものだ。慣れ親しんだ環境の方が気分的に楽だし、敵にとってはその逆となる。
また、自信がない慣れないことを人前ですると、さらに出来が悪くなることが心理実験の結果として報告されている。
そこで、競争相手があなたより熟練者の場合は、誰もいないところで戦う。逆に、あなたの力が上の時は、人が周りで見ているところでする。
歴史上で最も偉大な戦略家の1人、孫子の言葉を要約すると、「相手の裏をかいて、不意討ちをかける」のがいい、となる。
敵を欺き、奇襲する。これは相手を混乱に陥れるための極意だ。意表を突く行動をとれば、敵の態勢を崩すことができる。難攻不落の相手に攻撃を仕掛ける時は、この手でいくとよい。
そして、攻撃する時は決して手を緩めない。そうすれば、敵はへとへとになるはずだ。
相手の協力を必ず取りつける心理トリック
どんな相手でも、あなたの思い通りの行動をとらせることができる心理トリックがある。
まず1つは、相手に選択肢を与える場合は、選択の幅を狭めておくことである。