2010年1月号掲載
のめり込む力 楽しみながら仕事の成果をあげる7つのルール
著者紹介
概要
時が経つのも忘れ、何かにのめり込む ―― 。そのように仕事ができれば、仕事は楽しく成果も上がる。そして、仕事が充実すれば、プライベートも充実する。本書は、そんな“のめり込む力”をつける方法を説くもの。「仕事のやりがいは自分で見つけよう!」「仕事のプロセスに面白さを見出そう!」など、楽しみながら成果を上げるための7つのルールを紹介する。
要約
「のめり込む力」をつける7つのルール
「何かをやっていて夢中になり、つい時間を忘れてしまった」。そんな経験は誰にもあるだろう。
仕事もそんなふうにできたら、成果が上がる。のめり込むように仕事ができてこそ、仕事もプライベートも充実し、幸せにもつながる。
こうした「のめり込む力」は、次の7つのルールを押さえることで、身につけることができる。
①仕事のやりがいは自分で見つけよう!
若手・中堅ビジネスパーソンの中には、上司の言動に「何かが違う」と感じている人が多い。
上司と部下の世代間には、仕事に対する認識に大きなギャップがある。
上司の世代には、「仕事とはプライベートを犠牲にしてでも全うすべきもの」「仕事は辛いのが当たり前」といったパラダイムが存在していた。
全く理不尽なものだが、これまで日本のビジネスパーソンが耐えてこられたのは、これらを耐え抜いた人ほど高い地位に就くことができたからだ。
しかし、それが幸せにつながるわけではないことを、今の社員は知っている。つまり、これまでのパラダイムは意味を失ってしまったのだ。
では、今後どんなパラダイムが求められるのか。
社員が生き生きと、幸せや楽しさを感じながら働き、それが周囲の人や会社、社会のためにもなる ―― これが新しいパラダイムの基本になる。
そのキーワードは、「内的報酬」である。