2011年1月号掲載
30日で人生を変える 「続ける」習慣
著者紹介
概要
語学の勉強、ダイエット、禁煙…。続けたいことはあるけれど、なかなか続かない。そう嘆く人は多い。なぜ、続かないのだろうか? 著者は言う。「続かないのは性格や意志の問題ではなく、コツや原則を押さえていないからだ」と。本書では、そのコツを体系化した「続ける習慣」を伝授。あらゆることを習慣化する力を身につけるための技術を、わかりやすく説く。
要約
なぜ、あなたは続かないのか?
読書、資格や語学の勉強、ダイエット、禁煙…。
これらに挑戦したものの、続けることができなかったという人は多いのではないだろうか?
多くの人にとって、「続ける」ことは困難な課題である。
だが、あらゆることを「習慣化」する力(=「続ける」習慣)を身につければ、どんなことでも確実に続けることができる。
ハミガキのように楽に続く、それが「習慣化」
習慣化とは、「自分が続けたいと思っていることを、意思や根性に頼らず、毎日のハミガキのように楽々続く状態に導くこと」である。
毎日ハミガキを続けるのに苦痛を感じる人はいない。同様に、ダイエット、勉強なども習慣化してしまえば、自然に続けることができるのだ。
そもそも習慣とは何かというと、それは、脳に作られたプログラムである。
脳は、一定期間繰り返し行われた行動は、無意識に繰り返すことができるよう、脳内にプログラムを作り上げる。それが習慣の正体なのだ。
ここで大切なのは、脳にとって、良い習慣、悪い習慣の区別はないということだ。
脳からすると、ただ一定期間以上繰り返されたから、習慣化しただけ。良い習慣でも、悪い習慣でも身についてしまう。
逆に、それさえ気をつければ、習慣化は自動的に行動を継続してくれる素晴らしいプログラムなのである。