2011年11月号掲載
「怒り」のマネジメント術 できる人ほどイライラしない
- 著者
- 出版社
- 発行日2011年9月30日
- 定価792円
- ページ数207ページ
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著者紹介
概要
カチンときて暴言を吐き後悔する、苛々して仕事が手につかない…。人はつまらぬことで怒り、そして、大切なものを失ったりする。厄介な、怒りという感情。本書は、これをコントロールする術を説く。披露される、瞬間の怒りを抑える「対症療法」と、怒りっぽい体質を変える「体質改善」は、誰もが行えるものばかり。実践すれば、ムダな怒りをぐっと減らせる!
要約
なぜ、人は怒ってしまうのか?
「思いつきで仕事を振りやがって」と上司にムカつく。「急いでいるのに、ゆっくりレジ打ちをするなよ」とコンビニの店員にイラ立つ…。
人は毎日、何かしら怒っている。怒りの感情だけならともかく、カッときて思わず言った言葉で、仕事や人生に支障が出たりすると問題だ。
怒りによって不利益を被らないためには、怒りを何とかした方がよい。
意外と知らない怒りのメカニズムを知る
怒りをマネジメントするには、まず、怒りはどのようにして生まれてくるかを知る必要がある。
怒りの感情を覚える時、人は次の3段階を踏む。
【第1段階】
出来事との遭遇
【第2段階】
出来事の意味づけ
【第3段階】
「怒り」の感情の発生
第1段階の「出来事との遭遇」とは、何らかの出来事を目にする、誰かに何かを言われる、自分自身が何らかの体験をする、といったことだ。
実はこうした出来事そのものが、私たちを怒らせるわけではない。例えば、駅のホームで並んで電車を待っている時、後ろから人が割り込む。その時、怒る人もいれば、何も感じない人もいる。
出来事はあくまで出来事でしかない。