サッカーが好きな人に、この夏一番話題になった国を尋ねたら、きっと「サウジアラビア」という答えが返ってくることでしょう。カリム・ベンゼマ、サディオ・マネ、そしてネイマールと、ヨーロッパのビッグクラブで活躍する有名選手が次々とサウジアラビアのクラブへと移籍しました。
移籍に際し、注目されたのは巨額な年俸です。報道によれば、今回の移籍によってベンゼマの年俸は約2億ドル(約292億円)、ネイマールは約1億ドル(約146億円)になるそうです(C・ロナウド、ネイマール…世界年俸トップ10のうち8人がサウジアラビア所属の“新時代”に 5大リーグは1人と報道/スポーツ報知2023年8月17日)。超一流選手を引き抜くためとはいえ、選手1人にこれだけの金額を投資できるのですから、サウジアラビアのクラブの財力のすごさを感じます。
選手の中には莫大な年俸だけでなく、文化的な魅力にも影響を受けて移籍を決めた人もいるようです。サウジアラビアにはイスラム教の聖地メッカがあり、イスラム文化を伝える歴史的な場所が多く存在します。イスラム教徒であるベンゼマ選手は、今回の移籍について、次のように語っています。
「なぜサウジアラビアに移籍したのかって?僕はイスラム教徒で、ここはイスラム教の国で、僕はいつだってここに住みたかった」(アル・イテハド加入のベンゼマが移籍の理由を説明/ Goal2023年6月9日)
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