2011年11月号掲載

最強の人生時間術

最強の人生時間術 ネット書店で購入
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

※『TOPPOINT』にお申し込みいただき「月刊誌会員」にご登録いただくと、ご利用いただけます。

※最新号以前に掲載の要約をご覧いただくには、別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みが必要です。

著者紹介

概要

仕事で忙しい若い時は時間が足りず、定年後は時間を持て余す…。時間に関する悩みが尽きない現代人に向け、人生を豊かに生きるためのタイムマネジメント術を説いた書である。人生をヒンドゥー教の「四住期」の考え方に倣って独自に4つの時期に分け、効率的に時間を使う技術からゆったりと時間を楽しむ方法まで、各時期をより良く過ごすための方法を考察する。

要約

人生の「新・四住期」と2種類の時間術

 私がこれから述べる「最強の時間術」とは、人生という自分の時間全体を、自分自身で満足するものに仕立て上げるためのものである。

 人生を豊かなものとするには、時間の使い方は効率一辺倒ではいけない。時間が流れる感覚は年齢により違う。若い時には若い時の、壮年期には壮年期の、高齢者には高齢者なりの時間術がある。

*  *  *

 ヒンドゥー教には「四住期」と呼ばれる、人生を4つに区分する考え方がある。

 これにならって私は、独自に人生を次の4つの時期 ―― 「新・四住期」に区分した。

第1期:狩猟期(30~45歳)

 社会人として一人前になる時期。

 この時期を「狩りの時期」としたのは、野生動物は「狩り」を覚え、獲物を捕れるようになることで、独り立ちするからである。

 この時期は仕事の技術を磨き、人脈を広げるなど、一人前になるために必要なことに時間を使うべきだ。「向上」がここでの最優先事項である。

第2期 :ダブルスタンダード期(45~60歳)

 1つは、仕事。もう1つは、「後半生の準備」である。健康を守るための養生、定年後の人生を退屈なものにしないための準備などがそうだ。

 つまり、この時期は現役の生活をしながら、後半生の準備も始めておくという「ダブルスタンダード」の価値観を持つことが求められる。

この本の要約を読んだ方は、
他にこんな本にも興味を持たれています。

中国古典の名言・名句三百選

守屋 洋 プレジデント社

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙

G・キングスレイ・ウォード 新潮社(新潮文庫)

それでも人生にイエスと言う

V・E・フランクル 春秋社

ハーバードの人生を変える授業

タル・ベン・シャハー 大和書房(だいわ文庫)