2012年1月号掲載
投資とお金について最後に伝えたかったこと
Original Title :The Investment Answer
- 著者
- 出版社
- 発行日2011年10月21日
- 定価1,540円
- ページ数143ページ
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著者紹介
概要
余命半年 ―― 。脳腫瘍にかかり、そう診断されたベテラン投資銀行家が、残された時間の中、まさに命を賭して、投資顧問である親友とともにまとめ上げた書である。個人投資家に向けて賢明な投資手法を説いた本書は、その誕生の経緯が感動を呼び、米国で大ベストセラーとなった。非力な個人投資家の力になりたい。そんな思いのこもった1冊である。
要約
投資で成功するための意思決定
現代の利点は、昔よりも長寿が期待できることだ。米国の場合、65歳で退職した夫婦の平均余命は20年を超える。
だが、悪い話もある。資金不足のために、引退後の人生を快適に過ごせない人が多いことだ。
今、賢明なる投資の重要性はかつてないほど高まっている。
手持ち資金の運用方法がわからない、自分の投資判断が適切か確信が持てないという人は多い。
だが、十分な情報を得た上で、次の5つの決定を下せば、投資に成功することは可能だ。
①自己決定
投資判断を自力で下せるように努力すべきか、それとも専門家の助けを求めるべきか? この点を、まず決定する必要がある。
金融は複雑である上に、リスクは極めて高い。
さらに、投資に関しては、自分の本能が最悪の敵となる場合がある。
例えば、私たちは株価が上昇している時に買ってしまう傾向がある。これは市場が上向いていると気分が高揚するためだ。同様に、市場が下向くようになると不安に駆られ、売り急いでしまう。市場が高値圏の時に買い、安値圏の時に売るようでは、自分の資金を増やすことなどできない。
こうしたことに対処し、より効率的に投資目標を達成するためには、専門家の協力を仰ぐべきだ。
では、その場合、個人向けブローカーと独立系顧問料制アドバイザーの、どちらを選べばよいか。