2014年11月号掲載

50代からの選択 ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか

50代からの選択 ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか ネット書店で購入
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

※『TOPPOINT』にお申し込みいただき「月刊誌会員」にご登録いただくと、ご利用いただけます。

※最新号以前に掲載の要約をご覧いただくには、別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みが必要です。

著者紹介

概要

「ああ、オレの人生は良かった」。こう言って死ぬためには、50歳前後で、残りの人生について考え、行動を起こす必要がある。その心構えを、伝授した書だ。「やりたいことを10以上数えあげる」「今のすみか以外の場所に住むことを考えてみる」「死ぬ時は貯蓄ゼロでいい」…。グローバルに活躍する著者が、第2の人生をどう充実させるか、具体的に提案する。

要約

日本の平均年齢50歳の時代

 2005年に、日本人の平均年齢は50歳に達する。高齢化が進む日本の社会も、いよいよ「平均年齢50歳時代」という新たなステージに突入する。

 そこで、今50歳前後の世代に焦点を当て、残りの人生をどう充実させていくかを考えてみたい。

縁の下の力持ちになれ

 まず、最初にあなたがすべきことは、会社に対しての無限の感謝である。

 会社は、凡庸な才能しか持ち合わせていないあなたに、給料を払い続けてくれた。そのことに対して、心からありがたいと思わないといけない。

 僕は、学生時代、音楽家になろうと思っていた人間なので、音楽家になった友達が何人もいる。彼らは皆すごい能力の持ち主だが、演奏会だけでは食えず、1レッスン5000円~1万円のレッスンをいくつもこなして、生活費を稼いでいる。

 彼らと比べると、サラリーマンがいかに金銭的に恵まれた商売であるかがよくわかる。特別な才能なしでもできる商売で、才能にあふれた一流の音楽家と同じくらいの給料を稼いでしまう。

 だから、あなたは自分がいかに恵まれた環境にあるのかを、思い知るべきだ。

 あなたが50歳なら、この先10~15年を、このありがたい会社で過ごすことになる。感謝を何か形で残したいが、もはや出世の可能性がないのなら、縁の下の力持ちになることに徹するべきだ。

 経理であれば、「今このシステムができていないから、残る10年でつくりあげよう」と。

 あと5年、10年かけて取り組めば、会社の資産として残せるものをつくり出せる可能性は高い。

この本の要約を読んだ方は、
他にこんな本にも興味を持たれています。

中国古典の名言・名句三百選

守屋 洋 プレジデント社

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙

G・キングスレイ・ウォード 新潮社(新潮文庫)

それでも人生にイエスと言う

V・E・フランクル 春秋社

ハーバードの人生を変える授業

タル・ベン・シャハー 大和書房(だいわ文庫)