2016年9月号掲載

人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」

人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」 ネット書店で購入
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

※『TOPPOINT』にお申し込みいただき「月刊誌会員」にご登録いただくと、ご利用いただけます。

※最新号以前に掲載の要約をご覧いただくには、別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みが必要です。

著者紹介

概要

友人、会社の同僚、あるいはご近所等々、ともすると、悩みの種になりがちな人間関係。それを「人間を磨く」最高の機会と捉え、実践すべき7つの「こころの技法」を説いた。「心の中で自分の非を認める」「自分から声をかけ、目を合わせる」など、どれもすぐ、容易に実践できる。かつ“奥の深さ”を秘めたものばかりだ。

要約

7つの「こころの技法」

 我々は、日々、様々な人間関係の問題に直面し、迷い、悩みながら生きている。

 しかし、人間関係における不和や不信、対立や衝突、嫌悪や憎悪などの経験は、その処し方を間違えなければ、人間を磨き、人間力を高める最高の機会になる。逆に、処し方を誤れば、自分の人間性を寂しい次元に落としてしまうこともある。

 では、その分かれ道は何か?

 人間関係に処する時の「心の置き所(心得、心構え)」である。それは、「人間として、かくあるべし」といった大仰なものではなく、ほんの小さな「こころの技法」と呼ぶべきものだ。

 本書では、それを「人間関係が好転する『こころの技法』」として、7つの技法を語ろう。

①心の中で自分の非を認める

 まず、第1の技法は、「心の中で自分の非を認める」ことである。

 こう述べると、読者から疑問の声が挙がるだろう。「非を認める」のではなく、「非を改める」のではないか、と。

 確かに、非を改めることができれば素晴らしい。だが、人はなかなか自分の非や欠点を改められない。それが簡単にできれば、人生における苦労や人間関係の悩みの大半はたちまち解消するだろう。

 決して、そうではない。世の中を見渡せば、非も欠点も抱えながら、周りの人々と良い人間関係を築いている人は珍しくない。

 では、なぜ世の中にはそんな人物がいるのか? それを理解するには、逆の人物を考えるとよい。

この本の要約を読んだ方は、
他にこんな本にも興味を持たれています。

中国古典の名言・名句三百選

守屋 洋 プレジデント社

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙

G・キングスレイ・ウォード 新潮社(新潮文庫)

それでも人生にイエスと言う

V・E・フランクル 春秋社

ハーバードの人生を変える授業

タル・ベン・シャハー 大和書房(だいわ文庫)