2016年7月号掲載

努力論

努力こそ人を幸福にする最善の道 ―― 。明治の文豪・幸田露伴が、幸福についての自らの理論を大成した『努力論』の現代語訳である。「幸福三説」(惜福、分福、植福)をはじめ、人が幸せになる上で必要な努力がわかりやすく語られる。仕事や人生に悩む現代人に貴重な気づきを与えてくれる、含蓄に富んだ生き方論だ。

著 者:幸田露伴 出版社:致知出版社 発行日:2016年4月
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2015年3月号掲載

風姿花伝

世阿弥の『風姿花伝』が成立したのは15世紀初め。長く「秘伝書」とされてきたが、明治期に公になって以後、幅広い読者に読まれ続けている。それは、能楽書にして“自己啓発書”でもあるから。誰もが工夫次第で「花のある役者」になれると語り、学び続けることの大切さを説く。仕事や人生に役立つヒントが詰まったこの古典を、読みやすい現代語訳で紹介する。

著 者:世阿弥 出版社:致知出版社 発行日:2014年12月
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2014年7月号掲載

茶の本

原題は「THE BOOK OF TEA」。著者は、明治期の美術界の指導者、岡倉天心。西洋と深く関わる中で、日本の素晴らしさに気づいた彼が、日本文化の象徴として見た「茶の世界」を英語で紹介した同書は、1906年に米国で出版されるや世界的なベストセラーとなった。その現代語訳である。茶を媒介に、日本人の精神、文化を説いた名著を、わかりやすく紹介する。

著 者:岡倉天心 出版社:致知出版社 発行日:2014年4月
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2012年11月号掲載

武士道

1900年に米国で刊行され、世界的ベストセラーとなった新渡戸稲造著『武士道』の現代語訳。武士道の源流から、サムライの教育、切腹の制度、そして武士道の未来まで。新渡戸が海外の人に向けて説いた内容を、可能な限りわかりやすい言葉で紹介する。武士道は決してひからびた“歴史遺産”ではない、と述べられているように、その精神に学ぶべきことは多い。

著 者:新渡戸稲造 出版社:致知出版社 発行日:2012年9月
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