2003年10月号掲載
新装版 アイデアのヒント
Original Title :HOW TO GET IDEAS
- 著者
- 出版社
- 発行日2003年1月26日
- 定価1,540円
- ページ数240ページ
※『TOPPOINT』にお申し込みいただき「月刊誌会員」にご登録いただくと、ご利用いただけます。
※最新号以前に掲載の要約をご覧いただくには、別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みが必要です。
著者紹介
概要
ひらめきにはコツがある ── アメリカの広告業界で輝かしいキャリアを積んできた著者が、誰にでもできる「アイデアの作り方」を伝授する。いわゆるアイデアマンたちも特別な能力を持っているわけではない、と著者は強調する。アイデアを思いついた経験は誰にもあるはずだ。要は、アイデアの引き寄せ方を知っているかどうか、なのである。
要約
誰でも「アイデアマン」になれる!
仕事であれ生活であれ、アイデアの作り方を知っておくことは、生きていく上で大きな武器になる。なぜなら、新しいアイデアは進歩を生む推進力になるからだ。
さらに情報化時代の今、情報を真に活用する上でも、情報同士を組み合わせて新しいアイデアを生み出すことが、より重要となっている。
このように、誰にとっても、アイデアの大事さは高まる一方なのである。
では、いいアイデアを生み出す力を身につけるには、どうすればいいのか?
アイデアって何だろう
まず出発点として、アイデアを次のように定義することから始める ──「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」。
これは定義であると同時に、アイデアを得る方法も示している。つまり、新しい料理のレシピを作るのと同様、すでに知っている材料を、従来とは違う方法で組み合わせる、ということだ。
こう考えれば、アイデアを得るのはたやすい。
もっと楽しもう
アイデアを得るためには「楽しむ」ことが一番大切、と言ってもいい。
「楽しんでやった人ほど良い成果をあげる」というのは、何についても当てはまる真理だ。
そもそも創造力には、ユーモアと共通する点がある。その共通点とは、思いもよらなかった方法で異なる要素を結びつけ、意味のある新しい「全体」をつくることである。
2つの「既存の要素」の意外な結びつきによって、全く新しい真理が生まれる。例えばグーテンベルクが、貨幣に文字を刻む打印器とブドウ圧搾機を合体させて印刷機を発明したように。