2012年10月号掲載

選ばれる営業、捨てられる営業

選ばれる営業、捨てられる営業 ネット書店で購入
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

※『TOPPOINT』にお申し込みいただき「月刊誌会員」にご登録いただくと、ご利用いただけます。

※最新号以前に掲載の要約をご覧いただくには、別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みが必要です。

著者紹介

概要

「売れる営業マン」と「売れない営業マン」の違いとは? その答えを求め、自動車、住宅、電機、コンビニチェーンなど、多様な業界の敏腕バイヤーたちを徹底取材。それに基づき、「選ばれる営業マン」になるための条件を探った。“買いのプロ”であるバイヤーが披瀝する、営業マンに関するエピソードの数々は、現場のリアリティに富み、極めて刺激的だ。

要約

現代の営業マンに必要な能力

 「売れない営業マン」はなぜ売れないのか、どこに問題があり、何が欠けているのか。

 その答えを求めて、企業の敏腕バイヤーたちを取材した。自動車、住宅、電気電子機器、コンビニチェーン、IT企業、精密機器、総合電機…等々、多様な業界の企業の「買いのプロ」「営業マンを見抜くプロ」たちだ。

 彼らは言う。

 「もし、商品面で条件に差がなければ、商談の成否は営業マンによって左右されます」

 市場は日々激変している。押し寄せるグローバル化の波、デジタル化の進展、新興勢力の台頭、原油や原材料の高騰…。過去10年とは明らかに異なる速さで世界が変わろうとしている。

 そうした中で、バイヤーたちはコストダウンをはじめ、高度に複雑化するニーズに対応するため、取引先の営業マンに対し厳しい要求をしながらも、同時に、互いの会社組織も巻き込んだ「協働戦線」的な取り組みを模索しようとしている。

 このように、1段階も、2段階も高いレベルの取り組みが必要な時代に、どんな営業マンがバイヤーに選ばれ、一方、どんな営業マンが切り捨てられるのか。

 百戦錬磨のバイヤーたちが見た「売れる営業マン」と「売れない営業マン」。その実像を分析した結果、現代の営業マンに求められる「営業力」として、次の5つの能力を抽出することができた。

①顧客シミュレーション力

②社内力(社内調整力)

 自社内の情報を収集し、ネットワークを駆使して社内を調整する力

③基本力

 営業マンに昔も今も変わらず求められる、基本中の基本を確実に実行できる力

この本の要約を読んだ方は、
他にこんな本にも興味を持たれています。

柴田和子 終わりなきセールス

柴田和子 東洋経済新報社

私が世界No.1セールスマンになるためにやった50のこと

甲斐輝彦 大和書房

かばんはハンカチの上に置きなさい トップ営業がやっている小さなルール

川田 修 ダイヤモンド社

影響力の武器[第二版] なぜ、人は動かされるのか

ロバート・B・チャルディーニ 誠信書房