2017年9月号掲載

1分間意思決定[新装版] 決断力が身につくたった1つのルール

Original Title :“Yes” or “No”

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著者紹介

概要

意思決定について学ぶ若者の物語を通して、「決断の技術」を説く。その方法は「実際的な問い」(「選択肢がわかっているか?」等)と、「内面的な問い」(「自分に正直になっているか?」等)を自分に発し、「イエスかノー」で答えるというもの。それで的確な決定ができるという。20年以上も読み継がれてきたロングセラーの新装版。

要約

シンプルで本質的な意思決定のルール

 ここに、1人の若者がいる。悔いのない素晴らしい人生を送りたいと思う一方で、間違った意思決定をしないようにするにはどうしたらいいだろうとも考えていた。意思決定を間違えると、余計な苦労をすることになるからだ。

 ある日、若者はハイキングに参加することにした。それはガイド付きの有名な催しであった。「ガイド」は非凡なビジネスマンでもあり、山とともに、「決断の仕方」をもガイドするという。

 このハイキングで、若者はガイドから次のような教えを受けた ―― 。

*  *  *

 的確な意思決定は、「イエスかノーか」の方法を用いれば、誰にでもできる。

 それは、まず2つの問い ――「実際的な問い」と「内面的な問い」を自分に発する。その問いに「イエス」か「ノー」で答え、意思決定を行うものだ。

 具体的には、とりあえず決定する。それから自分の頭と心に聞いてみる。自分自身の声と他の人たちの言うことに耳を傾ける。より的確な決定を下し、そして実行する。

 ほとんどの人が頭か心かどちらかしか働かせていない。だが、的確な意思決定を行うためには、両方を働かせる必要がある。

 「不確かなことに基づいて決断をためらったり、中途半端な意思決定をしたりしない。

 常に的確な意思決定をするために、冷静な頭と熱い心の両方を働かせること。

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