2018年8月号掲載
「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ
- 著者
- 出版社
- 発行日2018年6月10日
- 定価924円
- ページ数239ページ
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著者紹介
概要
ITの進歩で社会が激変し、学校で学んだことがすぐ陳腐化するようになった。時代についていくには、新たな知識を身につけ、学び直すしかない。本書では、様々なことを独学したという著者が、どんなジャンルにも応用可能な“独学法”を伝授。経験に基づくメソッドは効率的で、「独学は難しい」という思い込みを払拭してくれる。
要約
独学の第一歩を踏み出そう
独学は、無限の可能性を持っている。そのことを多くの人に知ってもらいたい。
本書はそのために書かれた、独学の勧めである。
「勉強するには学校に通う必要がある」という偏見
多くの人は、次のように信じ込んでいる。
「社会人になってから勉強する場合にも、学校に通って講義などを受けるのが本道だ」
こう考える理由は、「独学は難しい」という思い込みだろう。独学では、何を学ぶべきかというカリキュラムを自分で作る必要があり、それは大変だと考える。あるいは、途中でギブアップしてしまうのではないかと心配になる。
だが、「独学より学校がよい」という考えは、多くの場合、深く考えた末の結論ではない。よく考えてみれば、独学の方がよいことがわかるはずだ。
独学なら、必要なことを重点的に勉強できる
独学の利点は、自分の事情に合った勉強ができることである。
社会人の勉強では、学ぶべき内容や条件が人によって異なる。従って「広く浅く」勉強するのでなく、「知るべきことに焦点を絞って」勉強することが必要になる。独学なら、知っていることは飛ばせる。そして必要なことを深く勉強できる。
さらに、自分の都合に合った勉強ができるし、費用があまりかからないという利点もある。
ITの発展で独学の優位性が増した
インターネットが発達したことで、独学のための条件は飛躍的に改善された。検索サービスを利用して、知りたい知識を得られる。さらには、勉強した成果をウェブで発表することもできる。
「MOOCs(ムークス)(Massive Open Online Courses)」というものがある。これは、インターネット上で誰もが無料で受講できる、開かれた講義だ。ハーバード大学、スタンフォード大学といった米国の大学や、東京大学などが行っている。