2025.4.10

“ひとクセ”ある人とうまく付き合う コミュニケーションの科学

“ひとクセ”ある人とうまく付き合う コミュニケーションの科学
春は新しい出会いの季節です。
就職や転職、異動などで、新しい環境に飛び込む人も多いのではないでしょうか。それは、新たな人間関係を築くチャンスとなります。
ただ、出会う人すべてが気の合う人とは限りません。優秀だけれど融通が利かない人、細かいことを何度も言う人、自分の意見を決して曲げない人…。そんな“ひとクセ”ある人たちに、どう接すればいいのか悩むこともあるでしょう。
実は、彼らの言動の背景には、独自の思考や価値観、行動原理が隠れています。今月は、そんな「理解しにくい人」を理解するためのヒントが詰まった良書5冊を厳選しました。
彼らの思考パターンを知ることで、余計な不安や不満が減り、よりスムーズな人間関係を築くことができるかもしれません。

2021年3月号掲載

良心をもたない人たちへの対処法

平気で嘘をつき、他人を傷つけ人生を破壊する。そんな良心をもたない人たち ―― 「ソシオパス」は、職場や家庭、ネット上など私たちの身近にひそんでいる。しかも、その正体を見抜くのは難しい。こう警鐘を鳴らす臨床心理学者が、豊富な実例をあげてソシオパスの特徴を明らかにし、彼らの支配から身を守る術を具体的に説く。

著 者:マーサ・スタウト 出版社:草思社 発行日:2020年12月
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2020年9月号掲載

事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学

言い争いや議論の時、明らかな事実を示し、論理的に主張する。これは優れた方法のように思えるが、実はそうではない。事実を示すことで、相手の気持ちをさらに頑なにすることも。では、どうすれば、他者をうまく説得し、動かすことができるのか? 認知神経科学者が、科学に基づくとっておきの“説得の技法”を紹介する。

著 者:ターリ・シャーロット 出版社:白揚社 発行日:2019年8月
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2019年9月号掲載

苦手な人を思い通りに動かす

本書によると、人の行動パターンは「4つの傾向」に分類できる。ルールを守る「アップホルダー」、理由を重んじる「クエスチョナー」、人のために動く「オブライジャー」、自分の思い通りにしたい「レブル」だ。自分自身、そして身近な人の傾向を理解すれば、よりスムーズな人間関係を築ける。さて、あなたはどのタイプだろうか?

著 者:グレッチェン・ルービン 出版社:日経BP 発行日:2019年7月
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2011年12月号掲載

「上から目線」の構造

最近、すっかり定着した感のある「上から目線」という言葉。上司の指導に対し「上から目線は嫌」と拒絶反応を示す部下、やたら威張って部下に煙たがられる上司など、その事例には事欠かない。なぜ、人の言葉を「上から」と感じるのか。なぜ、「上から」の態度になるのか。本書は、心理学の観点からそのメカニズムを分析、現代人の抱える心の問題を解き明かす。

著 者:榎本博明 出版社:日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ) 発行日:2011年10月
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2011年10月号掲載

「困った人」の説得術

屁理屈ばかりで行動しない、あるいは、頭が固く今までのやり方に固執する…。どの組織にも生息する、こうした「困った人」を掌握し、使いこなすノウハウを紹介した書である。理不尽、不遜な振る舞いをする彼ら彼女らの心理や行動のメカニズムを分析して「評論家型」「職人型」「思考停止型」「現実逃避型」「近視眼型」の5つに分類、それぞれに適した対策を示す。

著 者:出口知史、伊東 明 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2011年8月
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