2011年9月号掲載

「権力」を握る人の法則

Original Title :Power

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著者紹介

概要

立身出世して、「権力」を手にするにはどうすればよいのか。「権力や地位を手に入れることは、ほとんどの人にとって可能である」と語るスタンフォード大学ビジネススクールの教授が、長年の調査研究を基に、その方法を伝授。コネの作り方、人脈の開拓法、周囲の評判を高める方法等々、権力を握るためのノウハウ、そして出世する人に共通する資質などを明かす。

要約

実績と昇進は関係ない!

 JPモルガン・チェースの名経営者ジェイミー・ダイモンは、若い頃、シティバンクを放逐された苦い経験を持つ。また、アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズは、1980年代に社長のジョン・スカリーから会社を追われた。

 こうした例は、枚挙にいとまがない。

 多くの人は、立派な業績を上げれば自ずと昇進できると考えるが、それは間違いだ。

 もしあなたが上を目指すなら、仕事さえできればいいのだという考えは捨てた方がいい。

 実績と昇進の関係に関しては、調査の結果、多くの組織で実績はさほど重要な意味を持たないことが明らかになっている。つまり、仕事ぶりや目標達成度は、昇進にさほど影響しないのである。

 では、何が必要なのか? それは、例えば、次のようなものである。

上司にあなたの存在を気づかせよ

 地位のある人は、忙しい。従って、上司は自分のことを気にかけているとか、日頃の仕事ぶりをよく見ているなどと考えてはいけない。

 しかるべき評価を得るには、まずは自分がどんな仕事をしているのか、気づいてもらう必要がある。そのために一番いいのは、話すことだ。

上司が気にすることを気にする

 しかも、上司が重視することと、あなたが大切と考えることとは必ずしも一致しない。

 上司が何を重視するか、自分はちゃんと知っていると考える人は多い。だが、うぬぼれは禁物。

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