希望格差社会、それから 幸福に衰退する国の20年
最新号掲載
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2025年4月号掲載

希望格差社会、それから 幸福に衰退する国の20年

昭和から令和の間に、日本では格差が広がった。正社員になれないまま歳を重ねる「就職氷河期世代」、親の格差が子に受け継がれる「親ガチャ」…。こうした言葉が生まれる中、活気づいているのが“バーチャル世界”だ。将来に希望が持てず、ネットゲームや推し活などリアルとは別の場で格差を埋める。そんな人々の実像を描き出す。

著 者:山田昌弘 出版社:東洋経済新報社 発行日:2025年1月
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2024年4月号掲載

パラサイト難婚社会

「皆婚」から「難婚」、そして「結婚不要」へ ―― 。昭和から令和にかけて、“結婚”をめぐる社会的環境は大きく変化した。かつて結婚は生活水準を向上させるものだったが、今やそのメリットを享受するのは困難になりつつある。なぜ、そうなったのか。家族社会学の第一人者が社会の変遷を辿り、日本の複雑な現状を明らかにする。

著 者:山田昌弘 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2024年2月
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2021年7月号掲載

新型格差社会

コロナ禍は、日本社会の格差を顕わにした。それは経済のみならず、家族、教育、仕事などの面でも拡大している。小学4年生で人生ルートが決まる、働く業界で貧富の差は分かれる…。こうした格差が長期化し、固定化されれば、「階級社会」に陥りかねない。本書はこう指摘し、家族社会学の観点から日本の現状を明らかにする。

著 者:山田昌弘 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2021年4月
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2019年7月号掲載

結婚不要社会

深刻な問題となっている、日本の若者の未婚化。その背後に何があるのか。「婚活」という言葉を世に浸透させた社会学者が、日本社会を分析し、結婚難の真相に迫った。結婚が不可欠だった近代から、困難になっている現代、そして結婚不要化が進む未来まで。欧米の事情と比較しつつ順を追って解説し、結婚のあり方を考察する。

著 者:山田昌弘 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2019年5月
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2014年1月号掲載

なぜ日本は若者に冷酷なのか そして下降移動社会が到来する

今、若者の経済的立場が弱くなっている。子どもの生活レベルが親世代より低下する「下降移動社会」が訪れつつある。こうした社会の変容に対する考察を軸に、ペットの家族化、児童虐待、ゆがんだ年金制度等、今日みられる諸問題に斬り込む。著者は、「パラサイト・シングル」「格差社会」などの言葉を世に浸透させたことで知られる、家族社会学者の山田昌弘氏。

著 者:山田昌弘 出版社:東洋経済新報社 発行日:2013年12月
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2010年8月号掲載

「婚活」現象の社会学 日本の配偶者選択のいま

「婚活」とは、結婚を目標として積極的に活動する「結婚活動」を縮めた言葉。2008年、09年の流行語大賞にノミネートされ、NHKでテレビドラマ化(『コンカツ・リカツ』)されるなど、今や婚活は1つの社会現象となった感がある。この婚活ブームの裏側で今起きていること ―― 格差社会に生きる若者の意識、そして結婚行動の実態を専門家らが分析・検証する。

著 者:山田昌弘(編著) 出版社:東洋経済新報社 発行日:2010年6月
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