月刊誌『TOPPOINT』の各号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。

次月号の公開予定日:2024年11月25日
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BCGが読む経営の論点2022

コロナ禍で、これからの企業経営に大きな影響を与えるパラダイムシフトが生じている ―― 。BCG(ボストン コンサルティング グループ)が、コロナ後を見据えて日本企業がとるべき戦略的アクションを提示する。人々の行動様式の変容、高まる地政学リスク…。事業環境の変化の本質を理解し、対応を考える上で参考になる1冊だ。

著 者:ボストン コンサルティング グループ(編) 出版社:日経BP 発行日:2021年11月
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エンベデッド・ファイナンスの衝撃 すべての企業は金融サービス企業になる

「エンベデッド・ファイナンス」とは、「非金融企業が既存サービスに金融サービスを組み込んで提供する」こと。これが今、小売や通信、ITなど各種業界に広がっている。金融サービスを組み込むことで、顧客満足や購入金額の拡大が望めるからだ。この新たな金融サービスはどのようなものか、定義、事例など、詳しく紹介する。

著 者:城田真琴 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年12月
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ビッグテック5社を解体せよ

「人類史上、最も力を持つ企業」 ―― 。GAFA+Mの巨大IT企業5社は、今日、アメリカを実質的に支配している。彼ら「特権階級」は、独占的な地位を利用して情報を操作し、国民生活の隅々にまで影響を及ぼしているのだ。この国でいったい何が起きているのか。共和党上院議員である著者がその弊害を明らかにし、警鐘を鳴らす。

著 者:ジョシュ・ホウリー 出版社:徳間書店 発行日:2021年11月
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成しとげる力

日本電産を創業、世界一の総合モーターメーカーに育て上げた永守重信氏が、23年振りに書き下ろした書。「一番をめざせ」「苦労に飛び込め」「人の心の機微をつかめ」等々、半世紀におよぶ経営者人生から導き出した哲学が語られる。そのメッセージは一見シンプルだが、比類なき実績に裏付けられ、説得力に溢れている。

著 者:永守重信 出版社:サンマーク出版 発行日:2021年11月
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チームが自然に生まれ変わる ―― 「らしさ」を極めるリーダーシップ

チームメンバーの行動を変えるのに必要なのは、やる気やノルマではない。「認知」を変えれば、彼らは自ら動く。こう述べる2人の著者が、認知科学に基づく「内因的な原理によって人を動かす方法」を説く。働く人々の価値観が多様化する現代、部下のものの見方を変え、チームを進化させる原則を示したリーダーシップ論。

著 者:李 英俊、堀田 創 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2021年11月
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コピーライティング技術大全 百年売れ続ける言葉の原則

商品・サービスが売れるコピーを書くには? コピーライティングを知り尽くした著者たちが、「インパクトのある見出し」「人を動かす文章の構造」等々、使いやすく、結果につながる技術、考え方を指南する。紹介されるコピーライティング技術は、総計100。まさに「大全」の名にふさわしい教科書であり、実践マニュアルだ。

著 者:神田昌典、衣田順一 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2021年11月
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医療崩壊 真犯人は誰だ

今回のコロナ禍で、日本は医療崩壊の危機に直面した。療養先が見つからない「医療難民」が溢れ、入院待機中に自宅で亡くなるコロナ患者も続出した。世界屈指の医療提供体制を誇るこの国で、なぜ? 病院間の不連携、政府のガバナンス不足…。医療体制の問題点を分析し、危機を招いた“真犯人”(原因)を明らかにする。

著 者:鈴木 亘 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2021年11月
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くじ引き民主主義 政治にイノヴェーションを起こす

選挙ではなく、「くじ引き」で国民の代表を選ぶ ―― 。荒唐無稽に思えるが、この形態が今、世界で広がっている。背景にあるのは、議会や政治家への不信。ポピュリズムが横行するなど、選挙=代表制民主主義は機能不全に陥っている。これに代わり、政治に革新をもたらす「くじ引き民主主義」の仕組み、哲学、そして可能性を示す。

著 者:吉田 徹 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2021年11月
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ロボットと人間 人とは何か

家庭での雑談相手や語学教師など、人と関わるロボットが身近になりつつある。ロボットが意図や欲求を持ち、自律的に動くようになるのも、そう遠い未来ではないだろう。そんな社会の到来を前に問うべきは、「人間の本質とは何か」ということ。世界的なロボット工学者が、自らの研究開発と、それを通じて思索してきたことを語る。

著 者:石黒 浩 出版社:岩波書店(岩波新書) 発行日:2021年11月
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自由論
Longseller Collection

自由論

他者に危害を与えない限り、個人の行動の自由は保障されるべきであり、国家がそれ以上の干渉を加えるのは慎まねばならない ―― 。19世紀イギリスを代表する哲学者の手になる、自由論の名著である。言論、思想の自由はなぜ重要か。自由の本質を説き、その大切さに気付かせ、考えさせる本書は、不滅の現代の古典といえよう。

著 者:ジョン・スチュアート・ミル 出版社:日経BP社(日経BPクラシックス) 発行日:2011年9月
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