月刊誌『TOPPOINT』の各号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。

次月号の公開予定日:2025年2月25日
次月号の公開予定日:2025年2月25日

金融権力 グローバル経済とリスク・ビジネス

世界経済に激震を与えたサブプライムローン問題。その背後には、「金融複合体」とも呼ぶべき構造的権力の姿がある ―― 。金融の現状を憂える著者が、この権力の実態に迫るべく、1990年代に加速した「金融革命」を解剖し、そして金融の自由化が生んだ「リスク転売ビジネス」の根本的な欠陥を明らかにする。さらには、今後の国際金融の行方についても占う。

著 者:本山美彦 出版社:岩波書店(岩波新書) 発行日:2008年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

マイクロトレンド 世の中を動かす1%の人びと

現代社会では選択肢が溢れているため、人々の好みは細分化している。それはつまり、全人口のわずか1%が選ぶだけでもヒット商品になるということだ。著者は、こうした、小さく目立たないが大きな影響を及ぼすグループの力を「マイクロトレンド」と命名。通い婚カップル、高校生の実業家など、41の実例を取り上げ、それらが未来をどう変えるかについて考察する。

著 者:マーク・J・ペン、E・キニー・ザレスン、三浦 展(監修) 出版社:日本放送出版協会 発行日:2008年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

中国の仮面資本主義 党エリートに壟断される経済と社会

「2040年には人口が16億人を超える」「2050年までにGDPで米国を追い抜く」…。好ましい数字を並べ立て、対外イメージの向上を図る中国。だが、実態はどうかというと、共産党の一党独裁体制にはすでに何本もひびが入っている。本書では、虚勢の裏側にある中国の矛盾と破断の兆しを、政治、経済、貿易、社会の各分野から摘出し、この大国の「実像」に迫る。

著 者:ティエリー・ウォルトン 出版社:日経BP社 発行日:2008年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

カーライル 世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略

運用資産9兆円を誇る「カーライル・グループ」。世界3大ファンドの一角を占める企業でありながら、その実態は謎に包まれている。主力事業である「バイアウト・ファンド」とは何か? “物言う投資家”として知られる「アクティビスト・ファンド」とは、どこが違うのか? 彼らがいち早く参入した日本市場での投資事例を紹介しながら、その実態や狙いを明らかにする。

著 者:鈴木貴博 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2008年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想

『ビジョナリー・カンパニー』をはじめ、これまで数々のビジネス書が、成功する企業の秘密を解き明かしてきた。だが、取り上げられた優良企業の多くは、その後、凋落している。なぜ、ビジネス書は間違えるのか? それは、相関関係と因果関係を混同するなどの「妄想」にとらわれているからだ。本書は、この妄想の数々を紹介し、成功の公式などないことを証明する。

著 者:フィル・ローゼンツワイグ 出版社:日経BP社 発行日:2008年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

なぜ日本人は学ばなくなったのか

「日本人は勤勉」。これまで、国際社会ではそう言われてきた。しかし、それも今は昔。人々からは学ぶ意欲が失われ、「バカでもいい」という開き直りの空気すら漂っている。なぜこうなってしまったのか、本書はその原因や背景を探る。併せて、学ぶことに憧れを抱いていた頃の日本人の姿を追い、かつて人々に息づいていた向学心を蘇らせるための方策を示す。

著 者:齋藤 孝 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2008年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

気づいた人はうまくいく! ビジネス・チャンスの見つけ方57

普段、何気なく目にしているものでも、少し見方を変えるだけで新しい発見がある。そんな「気づく力」を持って世の中を見れば、ビジネス・チャンスはいくらでも転がっている! そう語る著者がビジネスコラムを通じ、気づく力を身につけるためのヒントを提供。「刺さるネーミングの3原則」「物語で売る饅頭屋」等々、あなたの頭脳を広げてくれるネタが満載だ。

著 者:阪本啓一 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2008年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

疑似科学入門

怪しげな健康食品や超能力。さらには地球環境問題など、要素が複雑で、現代科学では明白な結論が出ていない問題に対する強引な決めつけ ── 。これらの科学を装った不合理を「疑似科学」と呼ぶ著者が、そのカラクリを解明し、対処法を説く。「それを信じれば全て解決する」。これが売りの疑似科学のワナにはまらないためには、“考える”ことがまず大切と訴える。

著 者:池内 了 出版社:岩波書店(岩波新書) 発行日:2008年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

脳疲労に克つ ストレスを感じない脳が健康をつくる

生活習慣病やうつ病など、現代人を悩ませる様々な病気の根底には、ストレスからくる「脳疲労」がある ── 。著者はこう指摘し、この脳疲労に効く五感療法を紹介する。これは、視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚の五感の働きを活性化させることで、脳の疲れを取ろうというもの。お腹が空いた時に好きなだけ食べるなど、ユニークかつ簡単、効果的な健康法が披露される。

著 者:横倉恒雄 出版社:角川SSコミュニケーションズ(角川SSC新書) 発行日:2008年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

TOPPOINT編集部厳選「必須のビジネス名著100選 2025年選書版 オールタイムベスト10ジャンル×10冊」を1部無料謹呈! TOPPOINT編集部厳選「必須のビジネス名著100選 2025年選書版 オールタイムベスト10ジャンル×10冊」を1部無料謹呈!