月刊誌『TOPPOINT』の各号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。

次月号の公開予定日:2025年2月25日
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じゅうぶん豊かで、貧しい社会 理念なき資本主義の末路

副題「理念なき資本主義の末路」。かつてケインズは、資本主義の明るい未来を説いた。万人の生活水準は何倍も向上し、1日の労働時間は3時間になると。そして今。先進国は豊かな社会を実現したが、労働時間は減らず、所得格差は広がり、人々は競争に明け暮れている。こうした現状を憂えるケインズ研究の大家が、貪欲を煽る今の資本主義へなぜ至ったかを説く。

著 者:ロバート・スキデルスキー、エドワード・スキデルスキー 出版社:筑摩書房 発行日:2014年9月
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未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ

グローバル化やテクノロジーの発達により、世界は様変わりしつつある。社会が大きく変化し、不安定になる中、良き未来を築くにはどうすべきか。組織論の世界的権威である著者によれば、不確実性の増す世界で重要なのは「レジリエンス」(困難な状況への適応力)だという。これを軸に各種事例を交え、企業が今後なすべきこと、新しいリーダーシップ像を探る。

著 者:リンダ・グラットン 出版社:プレジデント社 発行日:2014年8月
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グッドワークス!

社会のために善いことをして、良い業績を残す ―― 。企業が、いわば“究極のwin-win関係”を築くためにすべきことが、わかりやすく説かれる。自社に合った最適な課題、最良のパートナーを選び、最高の結果をもたらす効果的な取組みを行う。そのための実践的なアドバイスを各種事例とともに提示。「よい仕事」をしようと思う全ての人のためのハンドブックだ。

著 者:フィリップ・コトラー、デビッド・ヘッセキエル、ナンシー・R・リー 出版社:東洋経済新報社 発行日:2014年9月
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その問題、経済学で解決できます。

人を思うように動かすには? 女が男ほど稼げないのはなぜ? 『フォーブス』誌の「世界で最も力のある経済学者」に選ばれた2人の著者が、“実地実験”という手法を用いて、人をやる気にさせるもの、インセンティヴに対する人の反応を解き明かす。近頃はやりのビッグデータより、実地実験を使って因果関係を考える方が、意思決定の奥深くにまで迫れるという。

著 者:ウリ・ニーズィー、ジョン・A・リスト 出版社:東洋経済新報社 発行日:2014年9月
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L70を狙え!  70歳以上の女性が消費の主役になる

「L70」とは、70歳以上の女性のこと。2050年まで70歳以上の人口は大幅に増え、将来、L70は消費の主役になるというのが、エコノミストの著者の予測だ。本書では、彼女たちの実態を、『家計調査』などのデータを基に徹底分析。「一番高い肉を買っているのは70歳以上世帯」「機能より感情的な満足に対して高い価格を支払う」等々、L70の消費行動が明かされる。

著 者:吉本佳生 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2014年8月
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ハラールマーケット最前線 急増する訪日イスラム教徒の受け入れ態勢と、ハラール認証制度の今を追う

今日、イスラム教徒の人口は16億人超(世界人口の23%)。「ハラール(イスラム法で許される行為や食べ物)市場」の規模は大きく、来日するイスラム教徒も増え続けている。このビジネスチャンスを生かせるよう、彼らへの対応の仕方を説いた1冊だ。ハラールの基礎知識から、国内市場におけるイスラム教徒への各種サービスまで、ハラール対応の今を伝える。

著 者:佐々木良昭 出版社:実業之日本社 発行日:2014年8月
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現場力を引き出すリーダーの条件 「オーケストラ型」マネジメント

インターネットが普及し、情報が行き渡るようになった結果、社員は知識を得て、自らの考えを主張するようになった。もはや、かつてのような男性的な“強いリーダー”の下、トップダウンで現場を率い、目標を達成するのは難しい。今日、大切なのは「命令せず、協調し、違いを活かす」こと。本書は、新時代に必要なリーダーシップのあり方を掘り下げ、提示する。

著 者:デイナ・アーディ 出版社:日経BP社 発行日:2014年8月
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孤独の力

“孤独”という言葉を聞くと、「つらい、悲惨、避けたい」など、良くない印象を抱きがち。しかし、著者の五木寛之氏はいう。「そもそも、人は本来孤独を恐れるべきものだろうか」。絆を求めて生きることが理想なのか、むしろ今、孤独の持つ可能性を見つめ直すべきでは。こう問いかけ、自らの体験や親鸞、キリストなどを引き合いに、孤独について考える。

著 者:五木寛之 出版社:東京書籍 発行日:2014年9月
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50代からの選択 ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか
Editor's Collection

50代からの選択 ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか

「ああ、オレの人生は良かった」。こう言って死ぬためには、50歳前後で、残りの人生について考え、行動を起こす必要がある。その心構えを、伝授した書だ。「やりたいことを10以上数えあげる」「今のすみか以外の場所に住むことを考えてみる」「死ぬ時は貯蓄ゼロでいい」…。グローバルに活躍する著者が、第2の人生をどう充実させるか、具体的に提案する。

著 者:大前研一 出版社:集英社(集英社文庫) 発行日:2008年2月
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肉食の思想 ヨーロッパ精神の再発見
Longseller Collection

肉食の思想 ヨーロッパ精神の再発見

豚の頭を平気で口にする一方、動物愛護運動にも熱心 ―― 。こうしたヨーロッパ人の思想の原型を、「肉食」という彼らの食生活から探った。動物を殺すことではなく、不必要な苦痛を与えることこそが残酷。動物屠畜への抵抗感をなくすため、人間と動物の間に一線を画し、人を全ての上位に置く人間中心主義が生まれた等々、“食”の視点から欧州の思想を見直す。

著 者:鯖田豊之 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:1966年1月
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