新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2023年4月号掲載
10年後、20年後の日本の姿とは? 長年、日本の未来を考え続けてきた野口悠紀雄氏が、この国の将来を予測。経済、安全保障、医療・福祉など、様々な角度から、激変する社会の姿を描く。氏は言う。「未来は与えられるものではなく、主体的に作っていくもの」。そのためには、未来を正しく理解し、変化に備えねばならない。
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2023年2月号掲載
エネルギーの枯渇、金融システムの破綻、気候変動問題…。今、人類は様々な脅威に直面している。このままでは、私たちの社会は“崩壊”しかねない ―― 。現代文明の脆さを喝破した、警世の書である。これから起きることは何か? 多方面で指数関数的に増加する“危機要因”を明らかにし、地球的規模の崩壊の道筋を予測する。
2023年1月号掲載
地球温暖化対策は、猛烈なスピード(速度)と途方もないスケール(規模)で取り組むことが必要 ―― 。既得権益層の抵抗に打ち克ち、企業や株主を巻き込んでムーブメント(社会運動)を起こし、クリーンテクノロジーへの投資を加速する…。世界的ベンチャー・キャピタルの会長が、破滅的な未来を回避するための具体策を示す。
著者は、福島原発「国会事故調」委員長を務めた黒川清氏。氏は言う。「この30年間、日本は世界の変化に対応することができていない」と。世界の経済や科学研究が激変する一方、日本の大学の国際競争力や、科学技術力は凋落の一途を辿る。本書では、こうした低迷の背景にあるものを考察、日本が変わるための処方箋を示す。
SNSや人工知能(AI)など、「デジタル・テクノロジー」は、人々の生活を豊かにした。だが一方で、それが民主主義と社会秩序を壊している、とデータテクノロジーの専門家は言う。自分で考えず機械に判断を委ねる、技術の有無が所得格差を拡大する、といった事態が生じているのだ。未来の社会はどうなるのか、本書は展望する。
2022年12月号掲載
巨大なエネルギーが放出された東日本大震災によって、日本列島は地殻の変動期を迎えた。「南海トラフ巨大地震」は2035年前後の発生が予測され、富士山は「噴火スタンバイ」状態にある。刻々と迫る危機に私たちはどう備えればよいのか。地球科学の専門家が、巨大地震や火山噴火について詳述し、災害に対する心構えを説く。
ねつ造、改ざん、盗用…。正確さや客観性が求められる科学の世界で、“研究不正”が後を絶たない。2014年には「STAP細胞事件」「ノバルティス事件」が起こり、世間を騒がせた。研究不正は、なぜ行われるのか? 国内外の様々な事例を取り上げ、その原因や手口を分析。不正防止に向け、“不都合な真実”を明らかにする。
2022年9月号掲載
私たちの未来は、驚きに満ちたものとなる! 米MITのメディアラボ所長を経て、起業家として活躍する著者が、最先端のテクノロジーが社会や経済、文化、そして個人に及ぼす変化を予測した。「web3」「メタバース」「NFT」。この3つをキーワードに、様変わりする世界の姿を描く。大転換の時代を生きる上で、指針となる書だ。
インターネットは、ウェブサイトや電子メールの登場(Web1)から、スマホやSNSの隆盛(Web2)へと変遷してきた。そして今、Web3が世界を変えつつある。それは、GAFAなどの巨大な既得権益層から個人が権利を取り戻す動きのことだ。Web3の本質は何か、社会に与える影響とは…。米大手暗号資産取引所の日本代表が語る。
日本が誇るスーパーコンピュータ「富岳」。それをはるかに凌ぐのが「量子コンピュータ」だ。富岳でも数万~数億年かかる計算を、わずか数分でやり遂げるという。そんな「夢の超高速計算機」について平易に解説。基本的な原理から、自動車、金融など各産業に与える影響、社会・政治的インパクトに至るまで、多面的に伝える。
2022年7月号掲載
世界中を震撼させた新型コロナウイルス。その起源を、ジャーナリストが感染症研究者や各国政府高官への取材から探った。一般に動物由来とされるが、中国の研究所からの流出を示唆する科学者は少なくない。にもかかわらず流出説が広まらないのは、中国共産党の戦略や、一部の科学者による利益相反などが背景にあるからだという。
2022年5月号掲載
「気候危機説は捏造だ」と、本書は明言する。なぜなら、米国の最高気温は50年間上昇していない。気候モデルによる温暖化の将来予測も、確実なものではない。気候危機説の誤りを、科学的根拠を交えて指摘するとともに科学が正しく伝えられない原因を示す。著者は、オバマ政権でエネルギー省科学担当次官を務めた物理学者。
2022年4月号掲載
「脳からウイルスを取り除いて、正常な精神を回復させる」。中国の新疆ウイグル自治区では、中国政府がAIと監視テクノロジーを駆使し、少数民族を徹底的に弾圧している。スマホのハッキング、IDカードのスキャン、そして劣悪な強制収容所。世界が知らない、ウイグルの恐るべき実態を、調査報道ジャーナリストが報告する。
今、世界的にヒトの生殖能力が低下し続けている。原因は、「内分泌かく乱化学物質」である。どこにでも存在し、体内に長くとどまって、ひそかに害を及ぼす。いわゆる“環境ホルモン”問題の全貌を、環境医学・公衆衛生学教授が、最新の研究に基づき、明らかにする。地球規模で進む“生殖危機”に警鐘を鳴らす!
2022年3月号掲載
脳研究で、快感を人工的に生み出すことに成功。また、人工知能が中国の医師国家試験に合格するなど、近年、脳と人工知能の研究・開発が急速に進んでいる。では、脳と人工知能をつなぐと、何ができるのか? 「脳AI融合」の最先端の状況を、この新たな研究領域で活躍する著者たちが解説。想像を超える現実、可能性が示される。
「メタバース」とは、ゲームやアニメなどの世界観に基づく、リアルとは違う“もう1つの世界”のこと。インターネットにおいて、SNSの次のキラーサービスといわれる。うまく使えば自分の生活を良くし、ビジネスにも活かせる。そんなメタバースの全容を、情報技術、そしてサブカルチャーをよく知る著者がわかりやすく説く。
2022年2月号掲載
家庭での雑談相手や語学教師など、人と関わるロボットが身近になりつつある。ロボットが意図や欲求を持ち、自律的に動くようになるのも、そう遠い未来ではないだろう。そんな社会の到来を前に問うべきは、「人間の本質とは何か」ということ。世界的なロボット工学者が、自らの研究開発と、それを通じて思索してきたことを語る。
2022年1月号掲載
日本の脱炭素への意識は、欧米に比べるとまだまだ低い。だが、世界はすでにゼロカーボンへと移行しつつある。それは単に地球温暖化対策にとどまらない。“経済問題”であり“国家間の覇権闘争”でもあるのだ。再生可能エネルギー市場を席巻する中国、猛追する米国…。日本が直視すべきゼロカーボノミクスの実態が示される。
今日、テレワーク、オンライン注文が当たり前になるなど、デジタル技術が急速に発展している。社会のデジタル化は、生活を便利にする反面、プライバシーやセキュリティにおける弊害も大きい。その危険性と可能性を、ハーバード大学の有名教授らが解説した。今、知っておきたい「デジタル社会」の基礎知識が学べる書だ。
2021年12月号掲載
今日、資本主義は一部の者だけを潤し、多くの人は豊かになれない。民主主義も、資本の意向に左右され、機能不全に陥っている。こうした状況を打破するカギは、「物語」だ。歴史を振り返れば、感動を生む物語が世の中を新しい方向へ導いた。本書は、人々に共感される「大きな物語」、それを紡ぎ出す“人文の力”の重要性を説く。
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