2008年5月号掲載

会計不正 会社の「常識」  監査人の「論理」

カネボウ事件、ライブドア事件、日興コーディアル・グループ事件…。相変わらず会計不正が続発している。会計不正はなぜ起こるのか、監査法人はなぜそれをチェックできないのか。かつて中央青山監査法人の代表社員だった著者が、同社消滅のきっかけとなったカネボウ・山一證券などの粉飾事件を例に取りながら、会計不正が起こる要因や背景を分析する。

著 者:浜田 康 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2008年3月
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2007年12月号掲載

イスラム金融入門

最近、新聞等でよく目にするようになった「イスラム金融」。イスラム法に則ったこの金融取引は、今、急速にグローバル化が進んでおり、英国やシンガポールなど非イスラム圏の金融機関が積極的に関与し始めている。今や国際金融界で不可欠な存在ともいえるイスラム金融とは、いかなるものか。本書では、その基礎知識から実践的な知識までを平易に解説する。

著 者:吉田悦章 出版社:東洋経済新報社 発行日:2007年10月
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2006年11月号掲載

マネー ロンダリング 汚れたお金がキレイになるカラクリ

近年、マネーロンダリング(資金洗浄)の問題が注目を集めている。IMFの推計によると、その規模は、世界のGDPの2~5%の範囲にあり、各国政府が効力のある対策を打ち出さなければ、今後さらに増えていく恐れがある。本書では、このマネーロンダリングによる巧妙な錬金術のカラクリや様々な事件、私たちの生活への影響など、その実態を詳細に解説する。

著 者:門倉貴史 出版社:青春出版社(青春新書) 発行日:2006年9月
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2006年7月号掲載

投資銀行 日本に大変化が起こる

「投資銀行」とは、一体どんな組織なのか? 本書は、この疑問に総合的に答えてくれる。業務内容、働く人の実態、求められる人材、日本の銀行との違い、投資銀行との付き合い方…。J.P.モルガン証券などの外資系投資銀行で、多くの企業合併・買収の最前線に立ってきた著者が、その実態を明らかにするとともに、日本の銀行の甘さ、問題点をも鋭く指摘する。

著 者:岩崎日出俊 出版社:PHP研究所 発行日:2006年5月
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2005年12月号掲載

外資ファンド 利回り20%超のからくり

最近、日本のマスコミでは、“ファンド”という言葉がおよそ登場しない日はない。投資ファンド抜きには、経済も産業も語れないほど、その存在感は大きくなっている。投資ファンドはなぜ大きな利益を上げられるのか? 本書では、プロの金融マンがその実態と手口を明かす。併せて、ファンドがもたらす“新たな資本主義”が日本に与える影響についても言及する。

著 者:北村 慶 出版社:PHP研究所 発行日:2005年10月
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2005年5月号掲載

小富豪のための上海〈人民元〉不思議旅行

今、世界中の投資家が、高度成長を続ける中国に注目している。本書も中国への投資を勧めるものだが、単なる金儲けの勧めに非ず。人民元に投資し、為替自由化など今後中国で起こる“歴史的イベント”を楽しもうという、遊び心に満ちた書だ。著者が中国の銀行で体験したやりとりなどもリアルに描かれ、中国の金融事業がよくわかるとともに、読み物としても面白い。

著 者:海外投資を楽しむ会 出版社:東洋経済新報社 発行日:2005年3月
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2003年3月号掲載

会計トリックはこう見抜け

本書は多数の会計粉飾の実例を取り上げ、その“会計トリック”の方法を分析・分類したものである。これらの粉飾事例を見ると、あの手この手の粉飾テクニックのオンパレードに、妙な“感動”すら覚えてしまう。もちろん、不幸にしてこれらの企業に関わった投資家や金融機関にすれば怒り心頭だろう。そんな思いをしないためにも、本書は必読だ。

著 者:ハワード・M・シリット 出版社:日経BP社 発行日:2002年12月
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1998年12月号掲載

稲盛和夫の実学 経営と会計

ビジネス環境が激変する今日、経営者に求められるのは、自社の経営の実態を正しく把握した上で、的確な判断を下すこと。そのためには、会計に精通していることが不可欠だが、これほど重要な会計が日本では軽視されている――。このように述べる稲盛和夫氏が、自らの経営哲学、そしてそれをベースにつくり上げた会計学の原則をわかりやすく解説する。

著 者:稲盛和夫 出版社:日本経済新聞社 発行日:1998年10月
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