2013年6月号掲載

お金持ちに捨てられる日本 超増税社会を生き抜く知恵

消費税のみならず、所得税や相続税の税率も引き上げられようとしている。これらの増税は、社会にどう影響するのか? 国際的に活躍する税理士が、海外の事例を織り交ぜつつ、増税社会のカラクリを解説。「このままの税制だと、富裕層は日本を見限る」と述べ、日本経済を良くするには富裕層を大事にし、彼らに投資や雇用を増やすように金を使わせるべき、と提案する。

著 者:奥村眞吾 出版社:PHP研究所 発行日:2013年4月
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2012年11月号掲載

「為替」の誤解 通貨から世界の真相が見える

世の中は、とかく一方的な悲観論や楽観論に傾きがち。世界経済についていえば「ドルと米国債は暴落する」「ユーロ圏は解体する」等、あたかも一本調子で落下していくような論調がある。だが長年、経済・市場を見てきた著者は市場は悲観と楽観の間で揺れ動くものだとし、こうした極論を一蹴。表層的な議論の誤りを指摘しつつ、日米欧の通貨・経済の現状を探る。

著 者:上野泰也 出版社:朝日新聞出版 発行日:2012年9月
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2012年11月号掲載

世界のお金は日本を目指す 日本経済が破綻しないこれだけの理由

元為替ディーラーのエコノミストが、各種データを駆使し、日本および世界の経済状況、金融情勢を読み解いた。破綻が噂される日本の財政については、「他のどの国よりも経済破綻しにくい」と指摘、財政破綻論の裏にある財務省などの思惑を明らかにする。世界の状況については、ここ数年の金融緩和で滞留している資金が、新たなバブルを引き起こすと警告する。

著 者:岩本沙弓 出版社:徳間書店 発行日:2012年8月
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2012年7月号掲載

「通貨」はこれからどうなるのか

揺れ動く円ドル相場、そしてユーロ危機…。もはや世界経済は、コントロール不能になりつつある。その中で、「通貨」は今後どうなっていくのか、気鋭のエコノミストが展望した。円高が日本をドルの軛から解放する、ユーロ圏は本格的な見直しが必要、等々の指摘とともに、21世紀において存在感を強めつつある「地域通貨」についても詳しく解説する。

著 者:浜 矩子 出版社:PHP研究所(PHPビジネス新書) 発行日:2012年5月
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2012年5月号掲載

震災復興 欺瞞の構図

東日本大震災からの復興には巨額の費用がかかるから、増税もやむなし。多くの人はそう考えている。だが実は、政府のいう19~23兆円もの巨額の復興費は不要! こう喝破するエコノミストが、震災復興のあり方を問う。様々なデータに基づき、巨額の復興費に見え隠れする政治家や官僚の思惑を暴き出すとともに、住民に役立つ安上がりで効果的な復興策を提言する。

著 者:原田 泰 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2012年3月
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2012年1月号掲載

「赤字」の海と「利益」の小島 事業の4割は不採算なのに改善しないワケ

「赤字の海の中に、利益の小島がいくつか頭を出している」。これが大半の企業の実態だと著者は言う。つまり、ほとんどの企業では、黒字の事業は2、3割しかなく、この黒字事業の利益が、4割もある不採算事業の赤字の穴埋めに使われている、と。こうした現状を、いかにして改善すべきか。本書は、既存事業からもっと利益を引き出すための具体策を提示する。

著 者:ジョナサン・L・S・バーンズ 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2011年10月
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2011年11月号掲載

世界インフレ襲来

デフレ不況に喘ぐ日本では、デフレの議論が声高に繰り返されている。だが、著者は言う。「世界経済の潮流は、高成長を続ける新興国に主導される形で着実にインフレへと向かっている」。この流れを浮き彫りにすべく、新興国を中心としたインフレ圧力の高まり、原油などの資源価格の高騰等々、現状を詳細に分析、今後の世界経済で起こるであろう事象を見通す。

著 者:熊谷亮丸 出版社:東洋経済新報社 発行日:2011年9月
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2011年11月号掲載

ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている!

2007年、『THE FINAL CRASH』という本が出版された。著者は、あるプライベートバンクのファンドマネジャーを務める英国人男性。一部の金融関係者に向けて書かれた将来予測の書だが、リーマン・ショックなど、指摘の数々が現実のものとなり話題を呼んだ。その主な内容を、同書の著者と親交のある国際弁護士・石角完爾氏が、日本人にわかりやすく紹介する。

著 者:石角完爾 出版社:朝日新聞出版 発行日:2011年9月
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2011年3月号掲載

お金の流れが変わった! 新興国が動かす世界経済の新ルール

世界には今、投資先を探してさまよっている余剰資金が約4000兆円もあるといわれる。その主な出所は、中東産油国のオイル・マネーや、中国が貿易で稼いだ大量の外貨などだ。大前氏は、こうした余剰資金が世界のカネの流れを変えた、と指摘。もはや、財政出動や金利の上げ下げなどの「マクロ経済政策」では、景気をコントロールすることはできない、と説く。

著 者:大前研一 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2011年1月
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2011年2月号掲載

みんなが知らないうちに買っている 日本国債 暴落のシナリオ

今や日本の債務残高は国内総生産(GDP)の約2.3倍と、世界の主要国の中で最悪の水準である。本書は、その債務の多くを占める日本国債がいずれ暴落すると予測。暴落のカギを握る海外投資家の動向や国債を買い支えてきた国内の金融機関の状況等を分析する。また、経済大国の没落の歴史を振り返り、今後、日本国債がたどるであろう暴落の道筋を予見する。

著 者:石角完爾、田代秀敏 出版社:中経出版 発行日:2010年12月
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2010年12月号掲載

ゴールドマン・サックス研究 世界経済崩壊の真相

世界経済に大きな傷跡を残した、2008年のリーマン・ショック。この人類史上最大のバブル崩壊を招いたのは、ゴールドマン・サックス(GS)をはじめとするウォール街の投資銀行だ。かつては理想的な投資銀行だったGSがなぜ、世界経済を混乱に陥れるような強欲な企業に変質したのか。元社員が、その足跡をたどりながら、今回のバブル崩壊を今一度振り返る。

著 者:神谷秀樹 出版社:文藝春秋(文春新書) 発行日:2010年10月
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2010年4月号掲載

新・マネー敗戦 ドル暴落後の日本

20世紀は、米国がドルの基軸通貨としての地位を確立し、一人勝ちを収めた時代といえる。金本位制を捨て、ペーパーマネー化することなどで築かれた“米国金融帝国”。その歩みを、かつて為替ディーラーを務めた著者が丹念にたどる。そして今、64兆ドルともいわれる巨額の債務を抱える米国が行う可能性がある、“究極の借金棒引き策”を提示する。

著 者:岩本沙弓 出版社:文藝春秋(文春新書) 発行日:2010年1月
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2009年9月号掲載

増税が国を滅ぼす 保守派が語るアメリカ経済史

著者の1人、アーサー・B・ラッファーは、「ラッファー・カーブ理論」の考案者として知られる。税率が高すぎると経済活動が弱まって税収が減る、というこの理論は、1980年代以降の米国の経済政策に取り入れられ、繁栄をもたらした。しかし今、オバマ政権は増税を行おうとしている。もし、それが現実のものとなれば、米国経済は混迷に陥る、と本書は警告する。

著 者:アーサー・B・ラッファー、ステファン・ムーア、ピーター・タナウス 出版社:日経BP社 発行日:2009年7月
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2009年7月号掲載

ウォールストリート・ジャーナル発、米国金融危機の全貌

2008年、世界の金融界を牛耳ってきたウォール街は壊滅的なダメージを受け、米国と世界の金融システムは様変わりした。その原因となった今回の住宅バブルはなぜ発生し、崩壊したのか? なぜ、投資銀行を中心に金融業界が暴走を続けたのか? 長年ウォール街を見続けてきた『ウォールストリート・ジャーナル』の元記者が、米国金融危機を総括する。

著 者:デイブ・カンサス 出版社:翔泳社 発行日:2009年5月
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2009年6月号掲載

新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

サブプライムローン問題に端を発する世界的な金融不況の中、それを招いた米国型資本主義への批判が強まっている。では、これからの資本主義はどうあるべきなのか? ベンチャーキャピタリストとして様々な活動を行う中で、市場万能・株主至上主義とは対極に位置する「新しい資本主義」を自ら実践する原丈人氏が、日本が今後進むべき方向を明確に指し示す。

著 者:原 丈人 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2009年5月
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2008年12月号掲載

強欲資本主義 ウォール街の自爆

サブプライム問題を発端にした金融危機により、その栄華に終止符が打たれたウォール街。失敗の原因は、そこにはびこる「強欲資本主義」にある ―― 。前著『さらば、強欲資本主義』(亜紀書房)で、ただ利益だけを追い求める強欲資本主義を批判した著者が、欲にまみれたウォール街の実態を暴く。そして、大不況に向かいつつある世界経済に対し、処方箋を提示する。

著 者:神谷秀樹 出版社:文藝春秋(文春新書) 発行日:2008年10月
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2008年9月号掲載

次のグローバル・バブルが始まった! 国際マネーはこう動く

サブプライム危機は終わった! 著者であるゴールドマン・サックス投信元社長・山﨑養世氏はこう断言する。そして、この問題は世界不況の引き金になるのではなく、実は、新興国を中心とした世界規模の「グローバル・バブル」を生み出すと指摘。世界経済がサブプライム・ショックを契機に再び成長を加速させ、バブルへと向かうそのメカニズムを詳しく解説する。

著 者:山﨑養世 出版社:朝日新聞出版 発行日:2008年7月
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2008年7月号掲載

金融権力 グローバル経済とリスク・ビジネス

世界経済に激震を与えたサブプライムローン問題。その背後には、「金融複合体」とも呼ぶべき構造的権力の姿がある ―― 。金融の現状を憂える著者が、この権力の実態に迫るべく、1990年代に加速した「金融革命」を解剖し、そして金融の自由化が生んだ「リスク転売ビジネス」の根本的な欠陥を明らかにする。さらには、今後の国際金融の行方についても占う。

著 者:本山美彦 出版社:岩波書店(岩波新書) 発行日:2008年4月
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2008年7月号掲載

カーライル 世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略

運用資産9兆円を誇る「カーライル・グループ」。世界3大ファンドの一角を占める企業でありながら、その実態は謎に包まれている。主力事業である「バイアウト・ファンド」とは何か? “物言う投資家”として知られる「アクティビスト・ファンド」とは、どこが違うのか? 彼らがいち早く参入した日本市場での投資事例を紹介しながら、その実態や狙いを明らかにする。

著 者:鈴木貴博 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2008年5月
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2008年6月号掲載

デフレは終わらない 騙されないための裏読み経済学

「やがてインフレになる」「長期金利は上昇する」…。こうしたマスコミ情報を鵜呑みにするのは危険である! ――『日経公社債情報』エコノミストランキング6年連続第1位の著者が、脚色された経済報道に異議を唱える。依然デフレ基調にある日本経済の実態を描くとともに、景気の足元が固まらない段階で、利上げを繰り返す日銀の金融政策についても疑問を呈する。

著 者:上野泰也 出版社:東洋経済新報社 発行日:2008年5月
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