2018年4月号掲載

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

シンギュラリティは訪れない。つまりAI(人工知能)が自分より優れたAIを作ることはない。だが、人の仕事の多くを奪う ―― 。AIの研究開発を指揮する著者は、こう予測する。そして教科書もろくに読めない、読解力の低い今の子どもは、将来、AIにできない仕事を引き受けられない、行き着く先は「AI恐慌」だ、と警鐘を鳴らす。

著 者:新井紀子 出版社:東洋経済新報社 発行日:2018年2月
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2018年4月号掲載

大予測 次に来るキーテクノロジー2018-2019

次に“来る”テクノロジーはこれだ! 身体的特徴や癖などを基に個人を識別する「バイオメトリクス認証」、着るだけで心拍数などの生体データが得られる「スマートクロージング」…。野村総研のアナリストが、先端テクノロジーについて、国内外の先行事例を紹介しつつ展望する。今後のビジネスを考える上で参考になる1冊。

著 者:城田真琴 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2018年1月
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2018年1月号掲載

スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運

人類はいつの日か、我々の知能をはるかに超える人工知能(AI)、「スーパーインテリジェンス(超絶知能)」を生み出す ―― 。それは世界に何をもたらすのか。人は、AIが暴走しないようコントロールできるのか。この“超絶知能”出現の可能性、卓越した能力、世界乗っ取りのシナリオなど、迫り来る危機の本質をあぶり出す。

著 者:ニック・ボストロム 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2017年11月
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2018年1月号掲載

退屈すれば脳はひらめく 7つのステップでスマホを手放す

メールの返信、ツイッターの更新、ニュースアプリのチェック…。スマートフォンの普及後、人々は暇さえあれば端末をいじり、時間を潰している。だが、そのせいで集中力や創造力が失われているとしたら? 本書は、スマホなどテクノロジーの問題点を、興味深い実験・研究を紹介しつつ述べ、「退屈する」ことの大切さを説く。

著 者:マヌーシュ・ゾモロディ 出版社:NHK出版 発行日:2017年10月
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2017年12月号掲載

日経テクノロジー展望2018 世界を動かす100の技術

2018年以降、世の中に影響を及ぼすテクノロジーとは? 日経BP社の技術系専門誌・サイトの編集長たちが、世界中の様々な技術の重要トレンドを展望した。ITを使ったキャッシュレス決済、バクテリアでひび割れを自動修復させるコンクリート、同時通訳機能付きのイヤホン…。具体例を挙げ、テクノロジーの未来を描き出す。

著 者:日経BP社(編) 出版社:日経BP社 発行日:2017年10月
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2017年8月号掲載

そろそろ、人工知能の真実を話そう

「人工知能(AI)はいずれ人間の能力を超え、我々を支配するようになる」。最近、AI脅威論を唱える学者やウェブ企業が多い。だが、AI研究者にして哲学者の著者は、これを否定。機械学習の技術的難点、論理の穴などを指摘して脅威論を一蹴するとともに、将来の不安を喧伝するグーグルやアマゾンなどIT大企業の思惑を暴く。

著 者:ジャン=ガブリエル・ガナシア、伊藤直子(監訳) 出版社:早川書房 発行日:2017年5月
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2017年7月号掲載

ビットコインは「金貨」になる 円崩壊に備える資産防衛術

人工知能時代のコンピューターが生んだデジタル通貨、“ビットコイン”。その仕組みや従来の通貨との違い、各国の対応を、事情に詳しい国際弁護士が解説する。アフリカを中心に広がるデジタル通貨「エムペサ」、ビットコインのATMが存在するスイス…。ドルや円など紙幣の価値、資産防衛を考える上で、新たな視点をもたらす書だ。

著 者:石角完爾 出版社:朝日新聞出版 発行日:2017年5月
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2017年6月号掲載

決定版AI 人工知能

著者は、AIの各種プロジェクトに従事する2人のスペシャリスト。AIは、新サービスの創造やビジネスの拡大に役立つという。ただし、AIを「何でも回答してくれる魔法のコンピューター」と捉えると、ビジネスでの成功は難しい、とも。本書では、AIへの誤解を解き、ビジネスに活用して成功するためのポイントを徹底解説する。

著 者:樋口晋也、城塚音也 出版社:東洋経済新報社 発行日:2017年4月
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2017年6月号掲載

誰が日本の労働力を支えるのか?

2030年までに、日本から700万人以上の働き手が失われる ―― 。来たるべき深刻な人手不足にどう対処すべきか、考察した。示される解決策は、人工知能やロボットなどの「デジタル労働力」と「外国人労働力」の活用。それぞれが担う役割や、今後生じ得る課題などを述べる。未来について考える上で、一助となる1冊だ。

著 者:寺田知太、上田恵陶奈、岸 浩稔/森井愛子 出版社:東洋経済新報社 発行日:2017年4月
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2017年5月号掲載

自動運転車の普及で世界はどう変わるか? ドライバーレス革命

副題「自動運転車の普及で世界はどう変わるか?」。ここ数年で急速に進歩している「ドライバーレス・カー」(ドライバー不要の完全自動運転車)について述べた書である。いつ本格的に走り始めるのか? 駐車や通勤、仕事にどんな影響を及ぼすのか?人工知能に詳しい著者たちが、来るべき“自動運転社会”の姿を描き出す。

著 者:ホッド・リプソン、メルバ・カーマン 出版社:日経BP社 発行日:2017年2月
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2017年3月号掲載

レシピ公開「伊右衛門」と絶対秘密「コカ・コーラ」、どっちが賢い? 特許・知財の最新常識

「特許出願さえすれば、技術は半永久的に守られる」と考える人は多い。だが、それは大間違い。申請したアイデアは、特許庁のホームページで世界中の誰もが見ることができ、競合品作りの大きなヒントに。いかにアイデアを守り、特許を有効に使うか? 知財コンサルティングを手がける著者が、特許・知財の最新常識を語る。

著 者:新井信昭 出版社:新潮社 発行日:2016年12月
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2016年11月号掲載

シリコンバレー発 アルゴリズム革命の衝撃 Fintech, IoT, Cloud Computing, AI...アメリカで起きていること、これから日本で起きること

人工知能(AI)、IoT、フィンテック…。近年、シリコンバレー発のイノベーションが世界を席巻している。これらの根底に、共通して流れているもの。それは、ソフトウェアが人間の活動を取り込み、変形し、置き換え、自動化する「アルゴリズム革命」である。その最新の動向について、スタンフォード大学の研究者が解説した。

著 者:櫛田健児 出版社:朝日新聞出版 発行日:2016年9月
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2016年11月号掲載

人工知能が金融を支配する日

ここ数年で、人工知能は急速に進歩した。その影響を一番最初に、そして一番大きく受けるのが金融業界だ。分析によれば、今後10~20年で融資係、クレジット・アナリストの仕事がロボット化される確率は98%。すでに市場では「ロボ・トレーダー」が闊歩する。金融に人の居場所はあるのか? 業界の現在と未来を見通す。

著 者:櫻井 豊 出版社:東洋経済新報社 発行日:2016年9月
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2016年11月号掲載

デジタルトランスフォーメーション 破壊的イノベーションを勝ち抜くデジタル戦略・組織のつくり方

本格的なデジタル時代が訪れ、ITを用いた新サービスや企業が続々と誕生している。そして、グーグルの自動運転車の開発に見られる通り、既存の産業の“破壊者”となりつつある。今や企業が生き残る上で、「デジタルトランスフォーメーション」(デジタルによる変革)は欠かせない。本書は、その必要性と具体的な処方箋を示す。

著 者:株式会社ベイカレント・コンサルティング 出版社:日経BP社 発行日:2016年9月
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2016年11月号掲載

水力発電が日本を救う 今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる

水力発電は高コストで、時代遅れ。そう見られがちだが、実は、既存ダムを徹底活用すれば、ダムの数を増やさず、年間2兆円超の電力を新たに生み出せるという。純国産で、自然エネルギー。石油や原子力にはない、水力発電の利点を活かした「目からウロコ」の秘策を、元国土交通省河川局長がわかりやすく解説する。

著 者:竹村公太郎 出版社:東洋経済新報社 発行日:2016年9月
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2016年11月号掲載

脳を活かす勉強法

勉強が好きになれない、記憶力に自信がない、集中できない…。こんな悩みを抱える人は、脳の特性を無視した勉強をしている!? 脳科学者・茂木健一郎氏が、脳のしくみを活かした、独自の勉強法を大公開。「強化学習のサイクルを回す」「自分の作業に制限時間を設ける」等々、脳とうまく付き合う“学びの習慣”を伝授する。

著 者:茂木健一郎 出版社:PHP研究所(PHP文庫) 発行日:2010年9月
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2016年8月号掲載

AI時代の勝者と敗者 機械に奪われる仕事、生き残る仕事

ここ数年、人工知能(AI)をはじめ、テクノロジーの進歩が目覚ましい。教師や弁護士、医者など、これまで人間にしかできないと思われていた仕事も、もはや機械の方が上を行く。そんなAI時代を見通し、どう対応すべきかを説いた書である。「機械との競争」に勝って、仕事を維持し、成功するための5つの選択肢が示される。

著 者:トーマス・H・ダベンポート、ジュリア・カービー 出版社:日経BP社 発行日:2016年6月
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2016年8月号掲載

FinTechが変える! 金融×テクノロジーが生み出す新たなビジネス

金融サービスはもちろん、ビジネス全体、そして社会まで変えてしまう可能性を秘めた「フィンテック」。この、金融とテクノロジーの融合によって、実際に何がどう変わるのか? 「個人財務管理」「後払い決済サービス」など、フィンテックが生み出す金融サービスの最新事例を紹介するとともに、社会の未来について考える。

著 者:小林啓倫 出版社:朝日新聞出版 発行日:2016年6月
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2016年7月号掲載

シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

人工知能(AI)の世界的権威、レイ・カーツワイル。彼の600頁を超える大著、『ポスト・ヒューマン誕生』の主要部分をまとめたエッセンス版である。説かれるのは、テクノロジーが急成長し、人間の生活を大きく変える「シンギュラリティ」(技術的特異点)について。人類が生物としての限界を超える、驚くべき未来が描かれる。

著 者:レイ・カーツワイル、NHK出版(編) 出版社:NHK出版 発行日:2016年4月
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2016年7月号掲載

IoTビジネスをなぜ始めるのか?

最近、「IoT」(Internet of Things)という言葉を、新聞やTVでよく見聞きする。モノのインターネット。この新たな技術を自社のビジネスに導入する方法を、工学院大学教授が具体例を交え、説く。事例や技術にとらわれず、「IoTで何が解決できるのか」を理解すれば、自社ビジネスで何を目指せばよいかが見えてくるという。

著 者:三木良雄 出版社:日経BP社 発行日:2016年5月
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