2021年11月号掲載

稲盛と永守 京都発カリスマ経営の本質

京セラとKDDIを創業し、JALを再建した稲盛和夫。日本電産を創業し、成長させ続ける永守重信。2人のカリスマ経営者の経営モデルを掘り下げると、共通点が見えてきた。世間の風潮に流されず、独自の哲学や信念を貫いているのだ。これを「盛守経営」と名づけた著者がその本質に迫り、これからの経営のあるべき姿を示す。

著 者:名和高司 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年8月
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2021年9月号掲載

Experimentation Works ビジネス実験の驚くべき威力

新商品の開発であれ、ビジネスモデルの変更であれ、革新的なアイデアの実現は難しい。だが、その成否を予測する方法はある。仮説を立て、テストし、洞察を得ることだ。企業の競争力をも左右する、このビジネス実験をどのように行い、意思決定に活かせばいいのか。多数の企業事例を引きつつ詳述し、実験の威力を解き明かす。

著 者:ステファン・H・トムキ 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年7月
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2021年8月号掲載

小売の未来 新しい時代を生き残る10の「リテールタイプと消費者の問いかけ」

新型コロナ禍で、小売業界は激変しつつある。アマゾンなどの巨大企業がより強大化する一方、大量の小売店が苦境に陥っている。生き残るには、ビジネスの見直し、差別化が欠かせない。そのヒントとなる、10種類のリテールタイプを提示する。加えて、自社のポジションを強化する際の指針となる4つの領域も示す。

著 者:ダグ・スティーブンス 出版社:プレジデント社 発行日:2021年6月
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2021年8月号掲載

売上最小化、利益最大化の法則 利益率29%経営の秘密

多くの経営者は、売上の最大化を目指そうとする。だが、売上が大きくなっても、利益が上がるとは限らない。従って、真に追求すべきは売上ではない、利益だ ―― 。驚異的な利益率を誇るEC企業の経営者が、「売上最小化、利益最大化」を軸とする経営の秘密を公開。その独自の利益管理手法は、他社も取り入れることが可能だ。

著 者:木下勝寿 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2021年6月
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2021年8月号掲載

起業は意志が10割

コロナ禍で浮き彫りになった、様々な社会課題。それらの解決には、信念を持って新たな事業に挑む人が欠かせない。だが、新規事業への挑戦となると、不安も膨らむ。本書は、この道30年、52の事業を起こし続けた“起業のプロ”が、そうした不安に応え、起業を後押しするもの。自身の失敗体験も交え、起業のポイントを説く。

著 者:守屋 実 出版社:講談社 発行日:2021年5月
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2021年7月号掲載

世界最速ビジネスモデル 中国スタートアップ図鑑

近年、中国のスタートアップ企業は史上最速ともいえる急成長を遂げている。それを可能にしたのが、彼らの秀逸なビジネスモデルだ。顧客の口コミが顧客を呼ぶプラットフォームを構築、オールインワンのアプリであらゆるサービスを提供…。ユニークなスタートアップの事例から、好循環をもたらす成長のロジックを解き明かす。

著 者:井上達彦、鄭雅方 出版社:日経BP 発行日:2021年5月
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2021年5月号掲載

まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか

多額の財源を投じているにもかかわらず、地方の衰退が止まらない。なぜ、うまくいかないのか。それは、多くの人が「幻想」に囚われているからだ。予算があればどうにかなる、成功事例をマネすればよい…。本書は、多くの事例を挙げて幻想がもたらす弊害を指摘するとともに、これを振り払い、再生を果たすヒントを提示する。

著 者:木下 斉 出版社:SBクリエイティブ(SB新書) 発行日:2021年3月
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2021年4月号掲載

アクティビスト 取締役会の野蛮な侵入者

物言う株主、アクティビスト。彼らは、業績の悪い企業を懲らしめ改善を迫るヒーローか、それとも、手早く稼ぐために企業を食い物にする乗っ取り屋か ―― 。世評を二分するこの投資家の実態に、金融ジャーナリストが迫った。彼らの成り立ちから、取締役会との攻防、成功の要因、今後の課題まで、多くの実例を交え詳述する。

著 者:オーウェン・ウォーカー 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年1月
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2021年3月号掲載

サプライウェブ 次世代の商流・物流プラットフォーム

今回のコロナ禍では、サプライチェーンの脆弱性が露わになった。例えば、マスクなど、製造を中国に依存していた物品の供給が一時、滞った。また、近年、消費者の価値観が多様化し、「マスカスタマイゼーション」(変種変量生産)への転換も進んでいる。今後、サプライマネジメントはどう変わるのか、その未来の姿を描く。

著 者:小野塚征志 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2020年12月
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2021年3月号掲載

リ・イノベーション 視点転換の経営 知識・資源の再起動

既存の知識や資源を従来とは違う視点で読み替え、イノベーションをやり直す。この「リ・イノベーション」という新たな価値創造の概念を論じた書だ。オープン・イノベーションやダイバーシティ経営などを、知識・資源をとらえ直すための戦略活動と位置付け、眠っている価値を引き出し、リ・イノベーションを実現する道筋を示す。

著 者:米山茂美 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2020年12月
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2021年1月号掲載

アマゾン化する未来 ベゾノミクスが世界を埋め尽くす

ベゾノミクス ―― コロナ禍で一人勝ちするアマゾンのビジネスモデルを表す言葉である。ジェフ・ベゾスが築いたこのモデルは、今後、企業の枠を超えて世界に普及する。だが、それが広がった未来は必ずしも明るいものではない。ベゾノミクスとは何か。それがもたらす影響とは? ジャーナリストがアマゾン化する世界を読み解く。

著 者:ブライアン・デュメイン 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2020年10月
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2021年1月号掲載

NO RULES 世界一「自由」な会社、NETFLIX

190カ国に、1億6000万人以上の会員を擁するネットフリックス。今やエンタテインメント業界の大御所だが、20年前、創業時は小さなベンチャー企業だった。なぜ、これほどまでに成長できたのか? それを可能にした“普通じゃない”経営手法 ――「脱ルール」のカルチャーを、世界一「自由」な会社の創業者が初めて明かす。

著 者:リード・ヘイスティングス、エリン・メイヤー 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2020年10月
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2020年12月号掲載

モビリティ・エコノミクス ブロックチェーンが拓く新たな経済圏

増産しても利益が減る。そんな「規模の不経済性」に陥った自動車産業が生き残るカギは、ブロックチェーンにある。車が人やモノに加えデータまで運ぶようになった今日、持続可能なモビリティ社会を実現するにはこの技術が欠かせない。自動車産業の内情をよく知る著者らが最先端の事例を交え、ブロックチェーンの可能性を説く。

著 者:深尾三四郎、クリス・バリンジャー 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2020年10月
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2020年12月号掲載

いかなる時代環境でも利益を出す仕組み

コロナ禍にあっても成長を続けるアイリスオーヤマ。その強さの秘密を、同社会長が明かした。自らの手で環境をコントロールする。マーケットインではなくユーザーイン。経常利益の50%を新市場の開拓に回す…。目先の利益を追うのでなく、どんな環境下でも利益を出す。そのための仕組みづくりを詳述した、実践的な経営書だ。

著 者:大山健太郎 出版社:日経BP 発行日:2020年9月
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2020年11月号掲載

仕事の哲学 働く人が自ら考え、行動する会社とは

今、日本で進められている「働き方改革」に、キヤノン電子社長が物申した書。いわく、小手先の改革では、働く人も企業も不幸になる。単に長時間労働を是正すればよいのか。ときに寝食を忘れて励むのは、仕事で成果を出そうとすれば当然の話だ、等々。自らの経験に裏打ちされた、皆が幸福になる働き方・仕事の哲学を語る。

著 者:酒巻 久 出版社:PHP研究所 発行日:2020年9月
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2020年10月号掲載

中小企業の新・幸福経営

26年連続黒字を継続、無借金経営、離職率はほぼゼロ…。倒産寸前だった株式会社日本レーザーを優良企業へと導いた近藤宣之氏が、自らの経営ノウハウを語った。その中で氏が強調するのは、「人を大切にしたから業績が向上した」という事実。本書では、その経緯を明かすとともに、中小企業のための具体的な経営手法を公開する。

著 者:近藤宣之 出版社:日本経営合理化協会出版局 発行日:2020年6月
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2020年10月号掲載

OODA Management 現場判断で成果をあげる次世代型組織のつくり方

新型コロナウイルスの問題など、今日の企業経営は、想定外の事態に翻弄されがちだ。生き残るには、計画にこだわらず、状況に応じて柔軟かつ迅速に対応する必要がある。本書は、そのための枠組み、「OODA」ループ(観察→情勢判断→意思決定→行動)の考え方と、それを経営の中で「仕組み化」していく方法を明らかにする。

著 者:原田 勉 出版社:東洋経済新報社 発行日:2020年8月
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2020年9月号掲載

ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか

作業服専門店「ワークマン」。2019年の消費増税後も、新型コロナ禍の中にあっても右肩上がりに成長し、国内の店舗数はユニクロを超えた。その強さを支えるビジネスモデルに迫った書だ。在庫リスクを恐れず新商品を生み出す、データを見ながら何でも変える…。同社の改革の数々、それは激動の時代を生き抜くヒントでもある。

著 者:酒井大輔 出版社:日経BP 発行日:2020年6月
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2020年7月号掲載

業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち

業界破壊企業とは、固定観念にとらわれず、斬新なアイデアや技術を武器に、業界を席巻する企業のこと。本書は、第2のGAFAを狙う新興企業の数々と、そのビジネスの特徴を徹底解説。さらに、足もとで懸念されるスタートアップ・バブル崩壊の可能性についても触れ、不穏な時代を乗り越える新しい起業のあり方を考察する。

著 者:斉藤 徹 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2020年5月
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2020年6月号掲載

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

グレイトフル・デッド。1960~90年代、このロックバンドは、他のバンドとは真逆のやり方で人気を博した。アルバムの販売ではなく、ライブを重視。同じ曲でもアレンジし、聴衆を飽きさせない。ライブ録音OKなど、フリーミアムの先駆けのようなことも。そんな彼らの活動から、今日のマーケティングに応用できる教訓を引き出す。

著 者:ブライアン・ハリガン、デイヴィッド・ミーアマン・スコット、糸井重里(監修) 出版社:日経BP(日経ビジネス人文庫) 発行日:2020年4月
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