新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2016年7月号掲載
「こっちの方が、価格が安いからお得だ」「あっちの方が高いから、価値も高いに違いない」。買い物や取引の際、人は価格で損得を判断しがちだ。しかし、何かを選ぶ時、大切なのは「本当の値打ち」を見抜くことだと指摘。お金のまやかしを見破り、正しい選択をするためのファイナンス理論の考え方を、具体例を交え易しく説く。
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この30年弱で、日本の貧困率は12%から16.1%に。国民の所得の格差は拡大している。こうした中、どうすれば幸福に生きられるのか。格差研究の第一人者が、経済学および哲学、社会学などの観点から考察した。貧困を生む社会的背景、格差是正の現状などが述べられるとともに、心豊かな人生を送るためのヒントが示される。
2016年6月号掲載
世の中、自分が選ぶだけでなく、自分も選ばれる必要がある。例えば、就職先や進学する大学、結婚の相手もそうだ。このような、お互いの「選択」が必要な場で、どうすれば最適・効率的な「マッチング」(組み合わせ)が実現できるのか? 様々なマッチングをうまく機能させる方法を、ノーベル経済学賞受賞者が説く。
身の回りのこと、あるいは社会、経済の問題と、様々な事象にユニークな視点で斬り込み、好評を博す『ヤバい経済学』シリーズ。最新版の本作も、まさに言いたい放題。効果的なテロの起こし方、筋の通らないフライドチキンの値段の付け方等々、刺激的な話が満載だ。“ヤバい経済学”の色眼鏡で見れば、違う世界が見えてくる!
2016年3月号掲載
副題は「牛丼が食べられなくなる日」。そんな事態が、私たちの知らない間に進んでいる。犯人は、利益のためなら何でもやる「マネー資本主義」。リーマンショック後、次の餌食を牛肉に定めたグローバルマネーが、世界中で牛肉争奪戦を繰り広げているのだ。こうした「強欲化する世界」に、『里山資本主義』の著者が斬り込んだ。
2016年2月号掲載
人工知能、ビッグデータ、IoT…。最新のIT技術を活用した、新しいサービスや市場が生まれている。だが日本は、その重大さを認識していない。このままでは、IT技術で成長を続ける米国と日本との差は広がるばかり。こう警告し、日本経済が生き残るには、規制緩和によって最新技術の成果を取り入れることが不可欠、と説く。
“経営学の巨匠”が、資本主義の暴走に警鐘を鳴らす。今日の米国では、上位1%の富裕層に富が集中し、大企業は政治献金を通じて、自分たちに有利なように政治を動かしている。こうしたバランスを欠く社会を再生するには、企業、政府の他、NGOや社会事業などから成る「多元セクター」が、社会の柱として必要だという。
2016年1月号掲載
ロシアによるクリミア半島編入、南シナ海での領土問題…。争いが絶えない今日の世界を見る時、カギとなるのが「ジオエコノミクス(地政経済学)」である。国が安全保障も加味して経済政策をつくり、それを推進するための戦略理論だ。この、ジオエコノミクスを軸に世界情勢、日本のビジネスリーダーがなすべきことを語る。
「経済指標」は、景気やビジネスの将来を見通す上で大いに役立つ。とは言え、その数は膨大で、全て把握するのは難しい。そこで、長年指標を見続ける経営コンサルタントが、国内総生産(GDP)、消費者物価指数、鉱工業指数など、ビジネスパーソンが最低限知っておきたい経済指標を厳選。それぞれの読み方を丁寧に説明する。
2015年12月号掲載
本書は経済と人類の幸せという、根源的な課題について考察した書である。今日、物質的には豊かになったのに、幸せを実感しにくい。人の幸福感は、何に左右されるのだろう。フランスを代表する経済学者が、歴史的な転換期を迎えた経済と人間の関係について、経済学はじめ様々な観点から解説する。ちなみに『21世紀の資本』を著したトマ・ピケティは、著者の教え子。
2015年11月号掲載
現在、28カ国が加盟する欧州連合(EU)。創設当初は経済的成功を収めたかに見えたが、今や機能不全に陥りつつある。加盟国の経済成長率の低迷、ギリシャのユーロ離脱の可能性が高まるなど、問題が山積みだ。一体、EUはどこで道を誤ったのか。これからどうなるのか。英国人エコノミストが、EUや統一通貨ユーロの問題点、今後EUが採るべき政策などを示す。
経済や市場の動きを、正確に予測するのは難しい。だが、予兆は必ずどこかに現れてくる。その小さな変化を見逃さず、確かな情報を捉え、いかに分析し将来に備えるか。『日経公社債情報』エコノミストランキング1位の実績を持つ上野泰也氏が、先を読み解く技術を明かす。日々のマーケットでの真剣勝負の中で培われた視点はユニークで、教えられることは多い。
2015年9月号掲載
経済成長を求め、自然を搾取してきた資本主義は、地球環境を限界まで追い込みつつある。どうすれば、現状を打破できるのか。ヒントは「里海」にあり。これは、「人が手を加えることで海を健康にし、豊かにするメカニズム」を意味し、汚染された瀬戸内海の再生で注目されている概念だ。人間以外の命もつなぎ直す「共生の原理」が、経済も暮らしも再生させる!
2015年6月号掲載
人は理性的な動物どころか、愚かな判断、行動を繰り返す動物だった!? 例えば、つまらない映画でも、払ったお金が惜しくて最後まで観る人は多い。チケット代ばかりか時間まで失うことになるのに…。本書は、人が陥りがちな、こうした様々な判断ミスや事実誤認を考察した名著。膨大な心理学実験を基に、「誰もがまぬがれない思考の罠」の数々を解き明かす。
2015年3月号掲載
副題は「歴史から見た日本経済のゆくえ」。経済史を専門とする著者が、歴史的な観点から「経済成長」を読み解き、日本にとって最善の経済社会は何かを展望した。私たちは、経済成長こそが様々な経済問題を解決する万能薬だと信じているが、それは神話にすぎない。本来、経済成長は“目的”ではなく“手段”だったと指摘、成長至上主義からの脱却を呼びかける。
トマ・ピケティ。世界的ベストセラー、『21世紀の資本』で注目される気鋭の経済学者が、フランスの日刊紙リベラシオンに2004~14年、毎月連載していた時評のうち83本を収録。GDP崇拝、経済成長への異議申し立て、日本の政府債務問題など、様々なテーマを縦横無尽に論じる。『21世紀の資本』のエッセンスも記されるなど、格好の“ピケティ入門書”だ。
2015年2月号掲載
フランスの経済学者トマ・ピケティは言う。「r>g ―― 資本収益率が産出と所得の成長率を上回る時、資本主義は持続不可能な格差を生み出す」。つまり、資産を持つ者はさらに豊かになり、持たざる者との格差は拡大する一方だ、と。詳細なデータと明晰な理論によって、地球規模の経済的、社会的変化を論じた、世界的ベストセラー。
2015年1月号掲載
この30年間、米国では巨額の金が上位1%の富裕層に集中した。一方で、その他大勢の人々の生活は悪化し続け、2011年には「ウォール街を占拠せよ」という抗議運動が起こった。なぜ、このような歪みが生じるのか? 米国で起きている経済格差拡大のメカニズムを、クリントン政権での労働長官をはじめ3つの政権に仕えたロバート・ライシュ氏が暴く。
2014年12月号掲載
全世界のエリートが愛読する英『エコノミスト』。1843年創刊の同誌は、経済はもちろん、世界中の政治、ビジネス、科学技術などの最新情報を分析、解説する。名物は、超一流の経済ジャーナリストたちが執筆する、経済学に関する良質なコラムの数々だ。本書は、その中から選りすぐりの記事をまとめたもの。世に溢れる月並みな議論とは一味違う見方が示される。
2014年11月号掲載
副題「理念なき資本主義の末路」。かつてケインズは、資本主義の明るい未来を説いた。万人の生活水準は何倍も向上し、1日の労働時間は3時間になると。そして今。先進国は豊かな社会を実現したが、労働時間は減らず、所得格差は広がり、人々は競争に明け暮れている。こうした現状を憂えるケインズ研究の大家が、貪欲を煽る今の資本主義へなぜ至ったかを説く。
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