2016年1月号掲載

ジオエコノミクスの世紀 Gゼロ後の日本が生き残る道

ロシアによるクリミア半島編入、南シナ海での領土問題…。争いが絶えない今日の世界を見る時、カギとなるのが「ジオエコノミクス(地政経済学)」である。国が安全保障も加味して経済政策をつくり、それを推進するための戦略理論だ。この、ジオエコノミクスを軸に世界情勢、日本のビジネスリーダーがなすべきことを語る。

著 者:イアン・ブレマー、御立尚資 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2015年10月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2016年1月号掲載

「名目GDPって何?」という人のための経済指標の教科書

「経済指標」は、景気やビジネスの将来を見通す上で大いに役立つ。とは言え、その数は膨大で、全て把握するのは難しい。そこで、長年指標を見続ける経営コンサルタントが、国内総生産(GDP)、消費者物価指数、鉱工業指数など、ビジネスパーソンが最低限知っておきたい経済指標を厳選。それぞれの読み方を丁寧に説明する。

著 者:小宮一慶 出版社:PHP研究所(PHPビジネス新書) 発行日:2015年12月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2015年12月号掲載

経済は、人類を幸せにできるのか? 〈ホモ・エコノミクス〉と21世紀世界

本書は経済と人類の幸せという、根源的な課題について考察した書である。今日、物質的には豊かになったのに、幸せを実感しにくい。人の幸福感は、何に左右されるのだろう。フランスを代表する経済学者が、歴史的な転換期を迎えた経済と人間の関係について、経済学はじめ様々な観点から解説する。ちなみに『21世紀の資本』を著したトマ・ピケティは、著者の教え子。

著 者:ダニエル・コーエン 出版社:作品社 発行日:2015年10月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2015年11月号掲載

欧州解体 ドイツ一極支配の恐怖

現在、28カ国が加盟する欧州連合(EU)。創設当初は経済的成功を収めたかに見えたが、今や機能不全に陥りつつある。加盟国の経済成長率の低迷、ギリシャのユーロ離脱の可能性が高まるなど、問題が山積みだ。一体、EUはどこで道を誤ったのか。これからどうなるのか。英国人エコノミストが、EUや統一通貨ユーロの問題点、今後EUが採るべき政策などを示す。

著 者:ロジャー・ブートル 出版社:東洋経済新報社 発行日:2015年9月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2015年11月号掲載

トップエコノミストの経済サキ読み術

経済や市場の動きを、正確に予測するのは難しい。だが、予兆は必ずどこかに現れてくる。その小さな変化を見逃さず、確かな情報を捉え、いかに分析し将来に備えるか。『日経公社債情報』エコノミストランキング1位の実績を持つ上野泰也氏が、先を読み解く技術を明かす。日々のマーケットでの真剣勝負の中で培われた視点はユニークで、教えられることは多い。

著 者:上野泰也 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2015年9月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2015年9月号掲載

里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

経済成長を求め、自然を搾取してきた資本主義は、地球環境を限界まで追い込みつつある。どうすれば、現状を打破できるのか。ヒントは「里海」にあり。これは、「人が手を加えることで海を健康にし、豊かにするメカニズム」を意味し、汚染された瀬戸内海の再生で注目されている概念だ。人間以外の命もつなぎ直す「共生の原理」が、経済も暮らしも再生させる!

著 者:井上恭介、NHK「里海」取材班 出版社:KADOKAWA(角川新書) 発行日:2015年7月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2015年6月号掲載

不合理 誰もがまぬがれない思考の罠100

人は理性的な動物どころか、愚かな判断、行動を繰り返す動物だった!? 例えば、つまらない映画でも、払ったお金が惜しくて最後まで観る人は多い。チケット代ばかりか時間まで失うことになるのに…。本書は、人が陥りがちな、こうした様々な判断ミスや事実誤認を考察した名著。膨大な心理学実験を基に、「誰もがまぬがれない思考の罠」の数々を解き明かす。

著 者:スチュアート・サザーランド 出版社:CCCメディアハウス 発行日:2013年12月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2015年3月号掲載

脱・成長神話 歴史から見た日本経済のゆくえ

副題は「歴史から見た日本経済のゆくえ」。経済史を専門とする著者が、歴史的な観点から「経済成長」を読み解き、日本にとって最善の経済社会は何かを展望した。私たちは、経済成長こそが様々な経済問題を解決する万能薬だと信じているが、それは神話にすぎない。本来、経済成長は“目的”ではなく“手段”だったと指摘、成長至上主義からの脱却を呼びかける。

著 者:武田晴人 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2014年12月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2015年3月号掲載

トマ・ピケティの新・資本論

トマ・ピケティ。世界的ベストセラー、『21世紀の資本』で注目される気鋭の経済学者が、フランスの日刊紙リベラシオンに2004~14年、毎月連載していた時評のうち83本を収録。GDP崇拝、経済成長への異議申し立て、日本の政府債務問題など、様々なテーマを縦横無尽に論じる。『21世紀の資本』のエッセンスも記されるなど、格好の“ピケティ入門書”だ。

著 者:トマ・ピケティ 出版社:日経BP社 発行日:2015年1月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2015年2月号掲載

21世紀の資本

フランスの経済学者トマ・ピケティは言う。「r>g ―― 資本収益率が産出と所得の成長率を上回る時、資本主義は持続不可能な格差を生み出す」。つまり、資産を持つ者はさらに豊かになり、持たざる者との格差は拡大する一方だ、と。詳細なデータと明晰な理論によって、地球規模の経済的、社会的変化を論じた、世界的ベストセラー。

著 者:トマ・ピケティ 出版社:みすず書房 発行日:2014年12月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2015年1月号掲載

ロバート・ライシュ 格差と民主主義

この30年間、米国では巨額の金が上位1%の富裕層に集中した。一方で、その他大勢の人々の生活は悪化し続け、2011年には「ウォール街を占拠せよ」という抗議運動が起こった。なぜ、このような歪みが生じるのか? 米国で起きている経済格差拡大のメカニズムを、クリントン政権での労働長官をはじめ3つの政権に仕えたロバート・ライシュ氏が暴く。

著 者:ロバート・B・ライシュ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2014年12月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2014年12月号掲載

英エコノミスト誌のいまどき経済学

全世界のエリートが愛読する英『エコノミスト』。1843年創刊の同誌は、経済はもちろん、世界中の政治、ビジネス、科学技術などの最新情報を分析、解説する。名物は、超一流の経済ジャーナリストたちが執筆する、経済学に関する良質なコラムの数々だ。本書は、その中から選りすぐりの記事をまとめたもの。世に溢れる月並みな議論とは一味違う見方が示される。

著 者:サウガト・ダッタ(編) 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2014年9月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2014年11月号掲載

じゅうぶん豊かで、貧しい社会  理念なき資本主義の末路

副題「理念なき資本主義の末路」。かつてケインズは、資本主義の明るい未来を説いた。万人の生活水準は何倍も向上し、1日の労働時間は3時間になると。そして今。先進国は豊かな社会を実現したが、労働時間は減らず、所得格差は広がり、人々は競争に明け暮れている。こうした現状を憂えるケインズ研究の大家が、貪欲を煽る今の資本主義へなぜ至ったかを説く。

著 者:ロバート・スキデルスキー、エドワード・スキデルスキー 出版社:筑摩書房 発行日:2014年9月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2014年11月号掲載

その問題、経済学で解決できます。

人を思うように動かすには? 女が男ほど稼げないのはなぜ? 『フォーブス』誌の「世界で最も力のある経済学者」に選ばれた2人の著者が、“実地実験”という手法を用いて、人をやる気にさせるもの、インセンティヴに対する人の反応を解き明かす。近頃はやりのビッグデータより、実地実験を使って因果関係を考える方が、意思決定の奥深くにまで迫れるという。

著 者:ウリ・ニーズィー、ジョン・A・リスト 出版社:東洋経済新報社 発行日:2014年9月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2014年10月号掲載

ビッグチャンス 追い風の今、日本企業がやるべきこと

バブル崩壊以降、長らく低迷続きだった日本企業。しかし、アベノミクスがもたらした景気回復により、再び世界の覇者になれる芽が出てきた。本書は、このチャンスを掴むため、日本企業がやるべきことを説いた1冊。グローバル企業の経営の最前線に身を置く著者が、長年に及ぶ日本企業の低迷の原因を分析した上で、世界で勝てる人事・組織への切り替え方を示す。

著 者:冨山和彦 出版社:PHP研究所 発行日:2014年8月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2014年10月号掲載

榊原英資の成熟戦略

デフレ脱却、成長戦略など、安倍晋三政権は「経済成長」の実現を目指している。だが経済が「成熟」した今、経済成長率が低いのは自然で、欧州諸国も似た状況だという。そして、デフレの背景には世界経済の構造変化があり、国内の努力だけで脱するのは難しいと指摘。今後は「環境・安全・健康」といった、日本の特長を活かした「成熟戦略」を考えようと訴える。

著 者:榊原英資 出版社:東洋経済新報社 発行日:2014年8月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2014年8月号掲載

仮想通貨革命 ビットコインは始まりにすぎない

2014年2月、仮想通貨ビットコインの両替所であるマウントゴックスが取引を停止し、破綻した。そのニュースで、初めて“仮想通貨”を知った人も多いのではないか? では、仮想通貨とは一体何か。報道では違法サイトでの取引等、否定的なものが多いが、実際はどうなのか。ビットコインを例に、基本的な仕組み、仮想通貨がもたらす経済・社会の変化を見通す。

著 者:野口悠紀雄 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2014年6月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2014年8月号掲載

なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略

グローバル企業とローカル企業を見た時、つい目を奪われるのは、派手な前者だ。だが、日本のGDP(国内総生産)と雇用の7割を占めるのはローカル企業。すなわち、国内各地の市場で勝負するローカル企業こそ、日本経済の切り札となる。本書ではグローバルとローカル、2つの経済圏の実態を解説し、ローカル経済圏を生かす形での、日本経済復活の処方箋を示す。

著 者:冨山和彦 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2014年6月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2014年6月号掲載

社会保障亡国論

社会保障論を専門とする経済学者が、日本の社会保障財政について論じた書である。現在、わが国の社会保障給付費は110兆円超(GDPの約4分の1)、年間3~4兆円のペースで急増している。財政再建のため消費税率が8%に引き上げられたが、著者いわく、たとえ10%でも「焼け石に水」。社会保障を取り巻く危機的状況を数字で示し、抜本改革の必要性を訴える。

著 者:鈴木 亘 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2014年3月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2014年5月号掲載

期待バブル崩壊 かりそめの経済効果が剝落するとき

安倍晋三内閣が「大胆な金融緩和を行う」と宣言した後、円安・株高が加速した。だが、金融緩和措置は実体経済を動かし、日本経済を回復させたのだろうか? 著者の答えは、否。「期待が先行し、そして期待だけで終わってしまった」と断じる。“期待”から、やがて“幻滅”へ。アベノミクスの問題点、そして今の日本経済の実態を、各種データを基に検証する。

著 者:野口悠紀雄 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2014年2月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

TOPPOINT編集部厳選「必須のビジネス名著100選 2024年選書版 オールタイムベスト10ジャンル×10冊」を1部無料謹呈! TOPPOINT編集部厳選「必須のビジネス名著100選 2024年選書版 オールタイムベスト10ジャンル×10冊」を1部無料謹呈!