2014年4月号掲載

世界を動かす消費者たち 新たな経済大国・中国とインドの消費マインド

予測によれば、経済成長を続ける中国・インドの消費者市場は、2020年までに合計10兆ドル、日本の3倍に達する。この巨大市場でビジネスに成功するには、新たに出現する消費者層の理解が欠かせない。彼らはどんな価値観を持ち、消費行動をとるのか。それらを長年にわたる両国での調査研究、コンサルティングを基に描く。現地に適応した戦略、企業事例も紹介。

著 者:マイケル・J・シルバースタイン、アビーク・シンイ、キャロル・リャオ/デビッド・マイケル、市井茂樹(監訳)、津坂美樹(監訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2014年1月
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2014年4月号掲載

僕たちが親より豊かになるのはもう不可能なのか 各国「若者の絶望」の現場を歩く

2007年の米国での金融危機に端を発した経済的混乱から、世界は立ち直りつつある。とは言え、欧米では若者の失業率が極めて高い。各国政府は雇用問題よりも赤字削減を優先し、彼らをさらに悪い境遇に追い込もうとしている。失業、低賃金、借金…。『ウォール・ストリート・ジャーナル』の若手記者が、大卒でも就職できない“若者の絶望”の実態をレポートする。

著 者:リヴァ・フロイモビッチ 出版社:阪急コミュニケーションズ 発行日:2014年2月
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2014年3月号掲載

脱ニッポン富国論 「人材フライト」が日本を救う

節税を目的に日本人が資産を海外に持ち出す状況を、著者が『資産フライト』で描いたのは2年前。そして今、マレーシアなど新興アジアへ移住する日本人が急増している。本書は、カネばかりかヒトまでもが日本を出て行く、この「人材フライト」の実態を報告、日本の未来像を模索する。意外にも、日本脱出の動きを非難せず、逆に奨励することが日本を救うという。

著 者:山田 順 出版社:文藝春秋(文春新書) 発行日:2013年12月
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2014年1月号掲載

なぜ日本は若者に冷酷なのか そして下降移動社会が到来する

今、若者の経済的立場が弱くなっている。子どもの生活レベルが親世代より低下する「下降移動社会」が訪れつつある。こうした社会の変容に対する考察を軸に、ペットの家族化、児童虐待、ゆがんだ年金制度等、今日みられる諸問題に斬り込む。著者は、「パラサイト・シングル」「格差社会」などの言葉を世に浸透させたことで知られる、家族社会学者の山田昌弘氏。

著 者:山田昌弘 出版社:東洋経済新報社 発行日:2013年12月
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2014年1月号掲載

文明が衰亡するとき

「衰亡論は、我々に運命を考えさせる」 ―― 。こう語る著者が、巨大帝国ローマ、通商国家ヴェネツィアなどの国家、文明の興亡を本書で描いたのは、30年余り前のこと。その間、世界第2位の経済大国だった日本は3位に転落し、代わって中国が2位に浮上した。そんな今だからこそ、改めて読みたい。「我々の運命」を考えるために。

著 者:高坂正堯 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:2012年5月
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2013年11月号掲載

図解 90分でわかる! 日本で一番やさしい「財政危機」超入門

安倍内閣の経済政策「アベノミクス」は、日本企業を苦しめていた円高を解消するなど、一定の成功を収めている。だが、実はアベノミクスには、1つの大きなリスクがある。それは、国が抱える1000兆円以上もの借金。下手をすれば、日本は財政破綻に陥りかねない。この財政問題について、経済の知識のない人でも理解できるよう、基本からわかりやすく解説する。

著 者:永濱利廣 出版社:東洋経済新報社 発行日:2013年9月
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2013年9月号掲載

「幸せ」の経済学

経済成長率が高ければ、人々は幸福になる、という考え方がある。これに疑問を呈する著者が、内外の各種統計データを基に、経済学の見地から、人々の「幸せ」とは何かを探った。少子・高齢化時代を迎え、このままいけばマイナス成長は不可避。そんな日本において、人々の幸福を高めるにはどうすればよいか、幸せについて考える上で、良きヒントとなる1冊だ。

著 者:橘木俊詔 出版社:岩波書店(岩波現代全書) 発行日:2013年6月
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2013年8月号掲載

超金融緩和の時代 「最強のアメリカ」復活と経済悲観主義の終わり

いわゆる「アベノミクス」の一環として、日銀が「異次元の金融緩和」に踏み切った。「バブルを助長する」など、様々な批判がある超金融緩和だが、果たして成功するのか? 本書は、量的金融緩和によりリーマンショックの痛手からほぼ立ち直った米国経済の状況や、金融制度の歴史を踏まえつつ、超金融緩和政策を詳細に検証、今後の世界経済のトレンドを見通す。

著 者:武者陵司 出版社:日本実業出版社 発行日:2013年6月
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2013年7月号掲載

バブルの死角 日本人が損するカラクリ

日米で株価が高騰するなど、世界経済はバブルの様相を呈してきた。だが、浮かれている場合ではない。実は日本国民の富が一部の“強者”にだけ流れるカラクリが、各種制度に埋め込まれている。例えば、消費税に内蔵された「輸出還付金」、あるいは株主資本主義を加速させる「時価会計」。これら国民の富を巧妙に掠め取る「裏の仕掛け」を、本書は明らかにする。

著 者:岩本沙弓 出版社:集英社(集英社新書) 発行日:2013年5月
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2013年5月号掲載

パッシング・チャイナ 日本と南アジアが直接つながる時代

日中関係の悪化が両国経済に及ぼす影響を、エコノミストが考察。データを基に、巷間いわれるほど日本経済への打撃は大きくないこと、中国もまた悪影響を被ることを示す。そして、基本的な価値観が違う中国は「日本のよきパートナーとはなり得ない」とし、日本企業は中国への依存度を下げ、親日的で、潜在的な成長力の大きい南アジアに積極的に進出せよと説く。

著 者:熊谷亮丸 出版社:講談社 発行日:2013年3月
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2013年4月号掲載

機械との競争

全く人の手を借りずに走行する「完全自動運転車」が登場するなど、今日のテクノロジーの進歩は凄まじい。このままいけば、これまで人間にしかできなかった仕事が機械でもできるようになる ―― すなわち、人間の仕事が機械に奪われかねない!? デジタル技術の急速な進歩が、どのような影響を雇用と経済に及ぼすのか、2人の研究者が見通す。

著 者:エリック・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィー 出版社:日経BP社 発行日:2013年2月
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2013年4月号掲載

中国台頭の終焉

高成長が続く中国はいずれGDP(国内総生産)で米国を抜く、との見方がある。しかし、「いまのままでは遠からず成長が失速し、深刻な停滞を迎える」と、中国の経済・ビジネス事情に詳しい著者は指摘。これまでの莫大なインフラ投資の副作用、効率の悪い国有企業、少子高齢化など、中国経済が抱える問題を詳細に分析し、世界第2の経済大国の真実の姿を示す。

著 者:津上俊哉 出版社:日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ) 発行日:2013年1月
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2013年3月号掲載

大中華圏 ネットワーク型世界観から中国の本質に迫る

中国と香港、台湾、シンガポール等の華僑・華人圏からなるのが、「大中華圏」である。著者によれば、近年、このネットワークは経済的な関係を深めている他、尖閣問題で見られた通り、政治的な意味も持ち始めたという。こうした大中華圏の現状を、本書は解説する。中国=中華人民共和国と見がちな我々に、中国の本質に迫る上で新たな視座を与えてくれる1冊だ。

著 者:寺島実郎 出版社:NHK出版 発行日:2012年12月
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2013年3月号掲載

2052 今後40年のグローバル予測

地球の物理的限界に人類はどう適応すべきかを問い、世界的なベストセラーとなった『成長の限界』。同書出版から40年たった今、著者の1人、ヨルゲン・ランダース氏が、今後40年の世界を展望した。この先、人口はどうなるのか、食料とエネルギーは足りるのか、資本主義の行方は…。過去40年に起きたことを基に、「最も実現確率の高い未来」を予測する。

著 者:ヨルゲン・ランダース 出版社:日経BP社 発行日:2013年1月
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2013年3月号掲載

クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

世界には、スイスやシンガポールなど小国でありながらも、世界中から優れた人材や企業を集め、高い国際競争力を誇る豊かな国々がある。著者の大前研一氏は、そのような国を「クオリティ国家」と命名、これこそが、日本が再び繁栄するための最強の国家モデルだという。本書では、クオリティ国家の実例を詳細に紹介し、日本が今後進むべき道を具体的に示す。

著 者:大前研一 出版社:小学館 発行日:2013年1月
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2013年3月号掲載

日本は赤字国家に転落するか

産業の空洞化など、構造的な問題を抱える日本経済。このままだと、経常黒字から経常赤字、供給過剰から供給不足への転換の下で、円高から円安、デフレからインフレ、金利上昇という大転換が起こる ―― 。外資系証券会社勤務のエコノミストが、近未来の日本経済を見通し、問題を解決しないと、遠からず“一流の経済大国”の座から陥落する、と警鐘を鳴らす。

著 者:白川浩道 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2012年12月
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2013年2月号掲載

日本式モノづくりの敗戦 なぜ米中企業に勝てなくなったのか

シャープ、パナソニック、ソニーなど、日本の家電メーカーが未曾有の赤字に直面している。それとは対照的に、アップルは高収益を上げ、時価総額が世界一の企業となった。この差は一体、何によるものなのか。世界経済の新しい潮流を読み解き、日本の製造業が苦境に陥った根本的な原因を指摘するとともに、日本企業のビジネスモデル再構築の可能性を探る。

著 者:野口悠紀雄 出版社:東洋経済新報社 発行日:2012年12月
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2013年1月号掲載

男性不況 「男の職場」崩壊が日本を変える

「男性不況」とは、米国生まれの言葉で、男性の失業率が女性を上回り、かつその差が拡大する、不況下の状況を表す。著者は、日本でも男性不況が着々と拡大しており、少子高齢化や格差の拡大、消費の低迷など、様々な問題の原因になっていると指摘。なぜ、こうした不況が起きたのかを解き明かすとともに、男性不況の結果、日本に何が起きているのかを見極める。

著 者:永濱利廣 出版社:東洋経済新報社 発行日:2012年11月
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2013年1月号掲載

世界の経営学者はいま何を考えているのか 知られざるビジネスの知のフロンティア

経営学者というと、マイケル・ポーターやヘンリー・ミンツバーグといった大御所の名前が浮かぶ。だが、今や世界の経営学は、彼らの研究のさらに先へと進んでいる。競争戦略、イノベーション、組織学習…。ビジネス界の重大な「問い」はどこまで解明されているのか、米国ビジネススクールで活躍する若手経営学者が、世界レベルの最新の研究の数々を紹介する。

著 者:入山章栄 出版社:英治出版 発行日:2012年11月
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2012年11月号掲載

「為替」の誤解 通貨から世界の真相が見える

世の中は、とかく一方的な悲観論や楽観論に傾きがち。世界経済についていえば「ドルと米国債は暴落する」「ユーロ圏は解体する」等、あたかも一本調子で落下していくような論調がある。だが長年、経済・市場を見てきた著者は市場は悲観と楽観の間で揺れ動くものだとし、こうした極論を一蹴。表層的な議論の誤りを指摘しつつ、日米欧の通貨・経済の現状を探る。

著 者:上野泰也 出版社:朝日新聞出版 発行日:2012年9月
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