2015年10月号掲載

企業価値4倍のマネジメント 結果にこだわるコンサルタントの定石

結果を出し続ける企業と、そうでない企業の違い。それは「定石」通りにやるかどうかだ!世界有数の戦略コンサルティングファーム、ベイン・アンド・カンパニーが、戦略構築、差別化、組織改革などの定石を詳説する。紹介される理論は、いずれも同社が様々な企業で実践し、業績と企業価値の向上をもたらしてきたものばかり。課題解決のヒントが満載の1冊だ。

著 者:火浦俊彦(編)、ベイン・アンド・カンパニー(編) 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2015年8月
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2015年9月号掲載

ALLIANCE 人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用

「アライアンス」とは、シリコンバレーで導入されている新たな雇用形態のこと。会社と個人が、信頼に基づく提携関係を結ぶことで、事業の変革と個人の成長が達成でき、退職後も信頼関係が続くというものだ。終身雇用が崩れつつある今知っておきたい、人と企業を信頼で結ぶ新しい雇用モデルについて、世界最大クラスのSNS「リンクトイン」創業者らが解説する。

著 者:リード・ホフマン、ベン・カスノーカ、クリス・イェ、篠田真貴子(監訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2015年7月
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2015年9月号掲載

良い値決め 悪い値決め きちんと儲けるためのプライシング戦略

「良いものを、より安く」。かつては、この価格戦略が日本企業を成功に導き、長く値決めの常識とされてきた。だが、低成長時代の今、これが多くの企業を安値競争の泥沼に引きずり込んでいる。本書は、値決めを巡る現状を説くとともに、単なる“値下げ・値上げ”ではない、「新たな値決めの常識」を伝授。高価格でも顧客が満足する売り方をわかりやすく示す。

著 者:田中靖浩 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2015年7月
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2015年8月号掲載

プラクティカル・ドラッカー 英知を行動にかえる40項

書名通り、「プラクティカル(実践的)」な書。マネジメントの大家、ピーター・ドラッカーの愛弟子が、師が遺した膨大な著作から重要なテーマを選び、実践的な解釈を示す。「みんなが知っていることはたいてい間違っている」「過去の成功にしがみつくと失敗する」…。これらドラッカーの教えを、現実のビジネスにどう生かすか、具体策が説かれる。

著 者:ウィリアム・A・コーエン 出版社:CCCメディアハウス 発行日:2015年6月
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2015年8月号掲載

悪魔は細部に宿る 危機管理の落とし穴

副題「危機管理の落とし穴」。今日、危機管理の書籍は数多あるが、大半はマニュアルの整備、情報収集などの原則論を述べたもの。だが、本書は一味違う。危機管理は「上手くいかなくて当たり前」、かく語る危機管理の専門家が東日本大震災や韓国のセウォル号事故など、様々な事例の問題点、失敗を分析。そこから引き出した教訓、“危機管理の極意”を述べる。

著 者:樋口晴彦 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2015年6月
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2015年7月号掲載

3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」戦略 なぜ、御社の新規事業は大きくならないのか?

既存事業はジリ貧。新規事業を始めても、大きく育たない…。そんな悩みに、数々の事業創造型プロジェクトを手がけてきた2人の著者が応える。指南するのは、「ビジネスプロデュース」―― 次の事業の柱となる数百億、数千億円規模の事業を創造するための方法論だ。日本を元気にしたいとの想いを込め、「構想」の立て方から「実行」まで、その全容を解説する。

著 者:三宅孝之、島崎 崇 出版社:PHP研究所 発行日:2015年5月
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2015年7月号掲載

チームの力 構造構成主義による“新”組織論

「構造構成主義による“新”組織論」。この副題通り、独自の組織論を基に、チームの力を最大限に引き出すための原理と方法を提示。チーム作り、トラブル解消法…。説かれる内容が実践的で役立つことは、東日本大震災の折、著者が立ち上げた「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が、自律的に動く日本最大級のボランティアチームへと成長したことで証明済みだ!

著 者:西條剛央 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2015年5月
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2015年7月号掲載

HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか

「HARD THINGS」とは、困難のこと。著者は、今はシリコンバレーの著名投資家だが、かつてはIT企業の立ち上げ後にITバブルが崩壊、資金がショートし、最大顧客が倒産するなど、辛酸をなめ尽くした。この壮絶な困難の中で得た教訓を伝える。まさに絶体絶命の窮地を脱した人物が語るアドバイスは、IT企業のみならず、あらゆる業種、組織の人の参考になるだろう。

著 者:ベン・ホロウィッツ 出版社:日経BP社 発行日:2015年4月
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2015年6月号掲載

ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー

今日、米国では経営学の「科学化」が進む。各種データを集め、統計的手法を駆使する、実証主義的な経営学が主流で、日本で人気の高いドラッカー経営学は軽んじられている。そんな傾向に、異を唱えた書。経済合理的マネジメントだけでは、効率性を追求して不正を犯すなどの不条理に陥るとし、ドラッカーの説く哲学的で人間主義的なマネジメントの有用性を示す。

著 者:菊澤研宗 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2015年4月
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2015年5月号掲載

オープン・イノベーションの教科書 社外の技術でビジネスをつくる実践ステップ

かつて「Japan as Number One」と評された日本の製造業も今や、苦戦を強いられている。そんな中、注目したいのが、必要に応じて外部の知見を活かす「オープン・イノベーション」だ。フィリップス、P&Gを筆頭に、国内外の企業が導入し、成果を上げつつある。この新たな研究開発の手法について、“教科書”の名の通り、定義から具体的な活用法まで詳しく紹介。

著 者:星野達也 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2015年2月
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2015年4月号掲載

全員経営 自律分散イノベーション企業 成功の本質

日本企業が再び、強い競争力を発揮するために必要なのは「全員経営」。社員1人1人が当事者意識を高め、実践的な知恵=実践知を発揮すること。こう語る著者たちが、全員経営に向けた組織のあり方、マネジメントの仕方、仕事への向き合い方を、JALやヤマト運輸等の成功事例を交えて示す。経営幹部はもちろん、ミドルマネジャー層とその予備軍にも有用な1冊。

著 者:野中郁次郎、勝見 明 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2015年1月
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2015年3月号掲載

チャイナハラスメント 中国にむしられる日本企業

著者の松原邦久氏は、中国ビジネスの経験が豊富な、自動車メーカー・スズキの元中国代表。冒頭、氏は言う。「日本人と中国人は、あまりにも違った人たちであり、もし関わろうとするのならば相当な覚悟を持って臨むべき」。知的財産権が保護されない、賄賂の横行、撤退が困難…。本書では、かつて経験した様々な問題を挙げ、その背景にあるものを解説する。

著 者:松原邦久 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2015年1月
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2015年3月号掲載

ドラッカーの黒字戦略

ドラッカーの理論を活用し、これまで200以上の企業に業績向上をもたらした戦略コンサルタントによる、“実践的ドラッカー本”。大企業に比べ、ヒト・モノ・カネ・時間等が圧倒的に不足する中小企業こそ、ドラッカー理論を応用すべき。そう述べ、中小企業が「すぐ黒字→より黒字→さらに黒字→ず~っと黒字」を実現する方法を、わかりやすく説く。

著 者:藤屋伸二 出版社:CCCメディアハウス 発行日:2014年12月
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2015年3月号掲載

失敗は「そこ」からはじまる

ハーバード・ビジネススクールの人気教授が、意思決定の「9つの原則」を公開! ウォルマートやヤフー、サムスンなど有名企業の失敗、心理学実験の結果など多くの事例を挙げながら、人が意思決定の際に犯しがちな過ちを指摘する。なぜ、人も企業もあと一歩でしくじるのか、成功と失敗の分岐点が、最新の「意思決定の科学」で明らかに。

著 者:フランチェスカ・ジーノ 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2015年1月
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2015年2月号掲載

ビジネスモデル・エクセレンス ハイアールはなぜ白物家電の王者になれたのか

世界一のシェアを誇る中国の家電メーカー、ハイアール。三洋電機の家電事業を買収したことでも知られる同社のビジネスモデルを紹介する。自らをサービス企業と見なす、顧客ニーズに応えるためなら何でも行える独立した事業ユニットを作る、成功を収めながらも組織を何度も作り直す…。顧客との距離をゼロに近づけるためのビジネスモデル改革に、学ぶべき点は多い。

著 者:ビル・フィッシャー、ウンベルト・ラーゴ、ファン・リュウ 出版社:日経BP社 発行日:2014年12月
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2015年1月号掲載

現場論 「非凡な現場」をつくる論理と実践

「2004年 TOPPOINT読者が選ぶベストブック」投票で、第1位に輝いた遠藤功氏の『現場力を鍛える』。それから10年。この間、さらに数多くの現場を訪ね、取り組みを観察してきた氏が、“集大成”と位置づける1冊。卓越した競争力を持ち、継続的改善により進化を続ける強い現場を、どのように築くか。論理・実践の両面から、「非凡な現場」のつくり方を示す。

著 者:遠藤 功 出版社:東洋経済新報社 発行日:2014年11月
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2015年1月号掲載

経営の失敗学 ビジネスの成功確率を上げる

「○○社はこうして成功した!」「××の成功法則」。こんな文言をビジネス書ではよく目にする。だが、経営コンサルタントとして数々のビジネスを見てきた著者は、成功例より、失敗に学ぶことが重要だという。企業の成功は各社各様で、単に真似ても成功しない。一方、失敗はパターン化できる。それを踏まえることで、ビジネスは結果として成功に近づく、と。

著 者:菅野 寛 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2014年10月
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2014年12月号掲載

How Google Works 私たちの働き方とマネジメント

グーグル首脳が自社の成功の秘密を初公開! 同社のエリック・シュミット会長らによれば、テクノロジーが進歩し、すべてが加速化している今日、ビジネスで成功する最良の方法は、多面的な能力を持つ新種の従業員「スマート・クリエイティブ」を惹きつけ、彼らの目標を達成できるような環境を与えることだという。その方法を、同社における事例とともに紹介する。

著 者:エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2014年10月
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2014年12月号掲載

組織が動くシンプルな6つの原則 部門の壁を越えて問題を解決する方法

組織力を高めるため、企業は、組織体制や報酬制度などの“ハード”をいじったりする。だが、ビジネスの複雑性が増す今日、こうした手法はもはや時代遅れ。組織能力を向上させるカギは従業員の「協働」だ、とボストン コンサルティング グループのシニア・パートナーたちは指摘。部門の壁を越え、組織をスムーズに動かす上で基盤となる「6つの原則」を説く。

著 者:イヴ・モリュー、ピーター・トールマン、重竹尚基(監訳)、東海林 一(監訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2014年10月
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2014年12月号掲載

創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか

企業の平均寿命が「30年」といわれる中、世界最古の企業・金剛組を筆頭に、日本には創業100年を超える企業が2万社以上、300年を超える企業でさえ605社もある。これら長寿企業は、なぜ長寿たり得るのか。創業年数300年以上、年商50億円以上の企業69社を徹底分析し、経営の秘訣を明かす。変化が速く大きい今の時代、これらの企業に学ぶべきことは多い。

著 者:グロービス経営大学院、田久保善彦(監修) 出版社:東洋経済新報社 発行日:2014年10月
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