新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2013年12月号掲載
ボストン コンサルティング グループ創立50周年を記念して編まれた、500頁超の大著。古典的論考から最新コンセプトまで、今日のリーダーと組織が勝利をつかむ上で、最善の打ち手とBCGが考える論考50編をまとめた。民間企業をはじめとするクライアントとの協働に基づくこれらの知見は、いずれも「ともに、未来を形づくる」というBCGの精神が溢れている。
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2013年11月号掲載
今の日本に必要なのは、「燃える闘魂」である。それが企業のリーダーに欠けていたことが、閉塞感漂う経済社会をもたらした ―― 。こう喝破する稲盛和夫氏が、不屈不撓の一心で経営に当たることの大切さを説く。負けてたまるか! 強い思いを抱き、歯を食いしばり、経営に携わってきた氏の経営哲学は、混迷の時代を生き抜く勇気と指針を与えてくれるだろう。
2013年に100周年を迎えた老舗の外資系企業、ネスレ日本。同社100年の歴史の中で、史上初の生え抜き日本人CEOに就任した著者が、経営に対する自らの考え方を語った。日本企業が低迷している原因は、高度成長時代の「ニッポン株式会社モデル」からいまだ脱却できていないことにあり、リーダーが先頭に立って「ゲームのルール」を変えることで、道が拓けると説く。
著者は、早稲田大学ラグビー蹴球部監督として、2007年度から2年連続で全国大学選手権を制覇した中竹竜二氏。監督時代、どうすれば1人1人の選手がより成長できるのか考え、それを心に届く言葉にして伝えることで、選手が育ち、チームを優勝に導けたという。そんな氏が、部下を成長させ、高い成果を上げる組織を作るための「レトリック」の数々を披露する。
2013年10月号掲載
売上を第一に考えない、飛び込み営業はしない、新卒の入社希望者と30時間面談する…。カーディーラー・ネッツトヨタ南国は、「常識外れ」ともいえる経営により、ずば抜けた業績を上げ続け、全国のトヨタ販売会社300社中、12年連続顧客満足度No.1に輝く。そんな同社の創業者が、何を、どのように考え、どのように大切にしてきたか、自らの経営哲学を綴る。
岐阜県に本社を置く電設資材メーカー、「未来工業」。同社は、このライブラリーにも収録されている『ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる』などでも紹介されている通り、ユニークな仕事術で知られるが、本書はいわばその“実践版”。社員の実践例を紹介しつつ、つまらない常識にとらわれない「先憂後楽」の仕事術 ―― まず相手を喜ばせ、結果として自分も成果を得るやり方を提案する。
2013年9月号掲載
フォーチュン誌の「世界で最も有力な女性50人」に選ばれた、フェイスブックのCOO(最高執行責任者)が、現状から「一歩踏み出せ」(リーン・イン)と呼びかける。なぜ、世のリーダーの大半が男性なのか。女性リーダーが生まれにくい原因を指摘し、女性がキャリア上の成功を手に入れるための方法、真の男女平等のあり方を、女性および男性に向けて語る。
仕組みをつくれば、どんな時代でも勝てる組織の風土をつくりあげられる ―― 。2001年に38億円の赤字を出した無印良品を「V字回復」させた著者が、改革の象徴といえる何千ページにも及ぶマニュアルを公開しつつ、「仕組みを大切にする働き方」を紹介。マニュアルによる仕事の徹底的な“見える化”がいかに大切か、効果的であるかが、説得力をもって語られる。
2013年8月号掲載
『厚黒学』とは、清朝末期に著された、英雄になるための研究書のこと。「面の皮の厚さと腹黒さが激動の時代を生き抜いていく秘訣」と説くこの書を中心に、実践編にあたる『厚黒伝習録』など関連書籍を、中国文学者の守屋洋氏が翻訳、解説した。今なお中国で読み継がれる“裏の帝王学”を繙けば、中国人のしたたかな駆け引き、振る舞いの秘密が見えてくる!
著者は言う。「私たちは、殆んど決断や選択という能力を持たないのではないかと思うほど『優柔不断』な国民である」。そんな日本人に向け、マキァヴェリをはじめとした先哲の言葉、古今東西の歴史事例を引きつつ、冷静な現実把握と意志決定の要諦を説く。「意志決定のバイブル」として経営者たちに読み継がれてきた、1975年刊の名著をリニューアルしたもの。
2013年6月号掲載
近年、活躍が目立つ社会起業家。その世界的なネットワーク「アショカ」では、世界80カ国以上で選出された約2800人の社会起業家を「アショカ・フェロー」に認定し、活動を支援している。本書は、この中から18名のフェローの活動を紹介する。社会を良くしようと様々な分野で活動する彼らは、いずれも情熱、人々を動かす力に富み、そしてアイデアが斬新だ!
1976年に「宅急便」を生み出し、運輸業界のあり方、日本人の暮らしを変えたといわれるヤマトホールディングス。同社は宅急便の生みの親にして名経営者、小倉昌男氏亡き後も、社員1人1人が徹底的に考え、新しいアイデアを形にしていくことで進化し続けている。そんな同社の強さを生み出す「組織の力」について、小倉流経営哲学の薫陶を受けた現会長が語る。
「ホスピタリティ」は、単なる“おもてなしの心”にあらず。著者によれば、互いの立場の違いを認め、相互発展を遂げるのが本来の概念で、様々な業種・業界に適用可能だ。成果主義の導入などで職場がギスギスしがちな昨今、健全な職場環境をつくる上で欠かせない概念といえる。本書では、ホスピタリティの正しい考え方、経営への活かし方を、事例を交え紹介する。
自分の経験談、有名企業の逸話などの「ストーリー」を語ることで聞き手を鼓舞し、やる気を引き出す、「ストーリーテリング」。“人対人”のコミュニケーションで大きな力を発揮する、この技術を伝授する。具体的なノウハウとともに「活気づける」「ビジョンを描く」等々、困難な局面を切り抜けるのに役立つ、100以上のストーリーも掲載。使える1冊となっている。
2013年5月号掲載
書名の「未来企業」とは、共通の価値観のもとに、働く人や顧客を集め、人々の共感を原動力に、ビジネスの常識、社会を変えていく企業のこと。例えば、「WOW(驚嘆)のサービス」で急成長した、靴のネット通販会社「ザッポス」などがそう。本書では、社員が皆、自信と誇りを持って楽しそうに働き、そして長く繁栄する、そんな未来企業になるための秘訣を指南する。
チームのやる気を引き出し、最高のパフォーマンスを発揮させるためのカギ。それは上司が“鬼”になることでも、“仏”になることでもないと言う著者が、人・組織を動かすための方法、「マネジメントコントロール」を伝授する。人を動かす力を科学的に解明し構築された、欧米のMBAではポピュラーなこの手法は、部下の指導に悩む全てのリーダーの参考になるだろう。
2013年4月号掲載
スーパーマーケットの主婦パートから、3年で店長となり、来客数・売上を3倍にした著者が、働く喜びを軸にした人材育成術を伝授。離職率を下げ、チームワークを高め、業績を上げるカギは金銭的な報酬にあらず。役立ち感、成長感などをもたらす「心の報酬」こそが従業員のやる気を高めるとし、その具体的な内容、与え方を、自らの経験を基にわかりやすく説く。
かつて日本には、どの会社にも「鬼の上司」がいた。彼らは自ら先頭に立って働き、部下を厳しく育てた。そして部下は猛烈社員となり、日本は奇跡の復興を遂げた。しかし不況の今、鬼は消え、優しい上司が指導者の鑑に ―― 。こうした現状を嘆き、“鬼の復権”を訴えた1冊。強い組織を作る上で、鬼の上司がいかに大切かが、わかりやすい例を挙げて説かれる。
2013年3月号掲載
「お客さま第一」を謳う会社は多い。だが、理念が社員に浸透せず、悩む経営者も少なくない。どうすればうまくいくのか。多くの企業を知る経営コンサルタントが、お客さま第一の正しい考え方、実際に経営に反映させる方法を説く。お客さまの視点になりきる、「小さな行動」が社員の意識を高める等々、真のお客さま第一を実現する上で大切にすべきことが示される。
報告したはずなのに、あるいは任せると言われたのに、「聞いてない!」「知らない!」と言って上司が怒りだし、戸惑ってしまう…。こんな経験をした人は少なくないのでは。「俺は聞いてない!」。本書は、突然、こうした言葉を発する上司の心理を解剖し、その背後にある日本人ならではの曖昧なコミュニケーションの問題や、日本の組織が抱える問題に斬り込む。
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