2009年9月号掲載

シンプル族の反乱 モノを買わない消費者の登場

日本に今、「シンプル族」という新しい消費者が増えている。若い世代、特に女性に多く、物をあまり買わず、手仕事を重んじる。そんな特徴を持つ彼らが台頭してきた背景には、消費者の価値観の転換がある。その転換とは何か。今後、企業が生き残るには、シンプル族の理解が不可欠だとする著者が、彼らの価値観やライフスタイルを、独自の調査に基づき解明する。

著 者:三浦 展 出版社:KKベストセラーズ 発行日:2009年7月
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2009年8月号掲載

オバマ外交で沈没する日本

米国ばかりか、日本でも圧倒的な人気を誇るオバマ大統領。だが、彼によって、わが国は沈没しかねない。オバマ政権の外交政策や軍事政策は世界を一変させ、その結果、日本は苦しい立場に追い込まれる ―― 。日米関係に精通するジャーナリスト、日高義樹氏が、オバマ政権が現在進めつつある、対北朝鮮、対中国、対中東戦略を分析、今後の世界を展望する。

著 者:日高義樹 出版社:徳間書店 発行日:2009年6月
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2009年4月号掲載

さらばアメリカ

2009年1月、バラク・オバマが第44代米大統領に就任した。彼は「チェンジ」を旗印に多くの支持を得たが、果たしてアメリカは変わることができるのだろうか? 著者・大前研一氏の見方は悲観的だ。東西の冷戦終焉以降、特にブッシュ前政権の8年間で、もはや引き返せないところまでアメリカは「変質」した。そう指摘し、同国が今抱える“病巣”を徹底解剖する。

著 者:大前研一 出版社:小学館 発行日:2009年2月
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2009年4月号掲載

アメリカモデルの終焉 金融危機が暴露した虚構の労働改革

成果主義、時価会計、J-SOX法…。わが国に導入された米国流の手法、制度が今、立ち行かなくなっている。原因は、それらが機能するための前提を無視し、他国のやり方をそっくり真似たことにある。本書では、長らく米国に暮らし、同国の教育やビジネスの現場を熟知する著者が、一連のアメリカモデルによる改革の失敗を検証、日本が今後進むべき方向性を指し示す。

著 者:冷泉彰彦 出版社:東洋経済新報社 発行日:2009年2月
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2009年3月号掲載

「依存症」の日本経済

日本経済は長期にわたって低落傾向にある。その原因は何か。本書は、「依存症」を切り口に、わが国の経済を考察する。「米国依存」「預金依存」「建設業依存」「規制依存」…。著者が言うところの計10の依存症こそが、すなわち今の日本経済の特徴であり、そして解決すべき問題である。これらをわかりやすく説明するとともに、その脱却法にも触れる。

著 者:上野泰也 出版社:講談社(講談社BIZ) 発行日:2009年1月
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2009年3月号掲載

クオリア立国論

経済が成熟した今日、世界の人々は、より上質な「クオリア(質感)」を求めるようになった。これは日本にとり、チャンスと言える。四季が移ろう国土で、古より高度な美意識を培ってきた日本人には、クオリアに対する優れた感性があるからだ。本書は、この感性を商品・サービスの開発に生かす「クオリア立国」を提言、資源に乏しいわが国の1つの生き方を示す。

著 者:茂木健一郎 出版社:ウェッジ 発行日:2008年12月
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2009年2月号掲載

覇権の終焉 アメリカ衰退後の世界情勢を読み解く

イラク情勢の泥沼化や世界金融危機により、米国は今、大きく国力を落としつつある。その結果、“唯一の超大国”米国を中心とした国際秩序は崩れ始め、世界は「多極化」へ向けて動き始めた。本書では、国際政治学者の著者が、先行き不透明な今日の世界情勢を見通し、もはや米国頼みでは立ち行かなくなった、わが国の国家戦略のあり方について論じる。

著 者:中西輝政 出版社:PHP研究所(Voice select) 発行日:2008年12月
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2009年1月号掲載

すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠

21世紀の今日、科学や医療は著しい進歩を遂げ、また情報公開も進んでいる。にもかかわらず、根拠のない陰謀論や「サプリメントを飲めばガンが治る」といった話が、インターネットや書籍などを通じて世界中に拡がっている。なぜ、人々はいとも簡単にデマの類を信じてしまうのか? その要因を分析しながら、現代社会が抱える問題を明らかにする。

著 者:ダミアン・トンプソン 出版社:日経BP社 発行日:2008年12月
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2008年12月号掲載

私の第七艦隊

アメリカ海軍「第七艦隊」は、西太平洋からインド洋に至る広大な海域を活動範囲とし、戦後の日本の安全保障に大きく寄与してきた。しかし今、その戦略に大きな変化が起きつつある、と著者・日高義樹氏は指摘。40年以上にわたる同艦隊の取材経験をベースに、戦略変更の背後にあるアメリカの意図を明らかにし、今後の日本の国家防衛のあり方について説く。

著 者:日高義樹 出版社:集英社 発行日:2008年9月
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2008年11月号掲載

情報と技術を管理され続ける日本

著者の山本尚利氏は2003年まで、米国のシンクタンク、SRIインターナショナル(元スタンフォード大学付属研究所)に在籍し、米国の優れた諜報力と卓越した戦略性を目の当たりにしてきた。本書は、そんな氏の経験を基に、米国の対日戦略を分析したもの。米国側の本当の狙いを暴き、有事の際は米国に守ってもらえると信じる、お人好し国家日本に警鐘を鳴らす。

著 者:山本尚利 出版社:ビジネス社 発行日:2008年9月
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2008年10月号掲載

民主党のアメリカ 共和党のアメリカ

民主党と共和党。アメリカの政治を動かすこの二大政党は、軍事、財政といった政策面はもちろんのこと、妊娠中絶や銃規制の是非といった価値観の面でも対立している。本書では、そうした両党間の“対立軸”が成立した歴史的経緯や、背景にあるイデオロギーについて、わかりやすく解説。さらに、この対立軸が今後どのように変化するかについても考察する。

著 者:冷泉彰彦 出版社:日本経済新聞出版社 (日経プレミアシリーズ) 発行日:2008年8月
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2008年10月号掲載

ライフコース・マーケティング 結婚、出産、仕事の選択をたどって女性消費の深層を読み解く

20代で結婚し、専業主婦となり、子供を産んで育児に専念する…。このような人生が女性にとって標準的であった時代は終わった。現代女性のライフコース(人生行路)は多様化し、それに伴って消費行動も複雑化している。本書では、女性のライフコースを、就業や結婚など、人生の選択肢に沿って分類し、各コースに潜在するニーズを探り出す。マーケター必読の1冊。

著 者:青木幸弘(編)、女性のライフコース研究会(編) 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2008年7月
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2008年10月号掲載

がん検診の大罪

国が奨励するがん検診には、有効性を示す根拠が全くない!? 予防医療学の専門家が、各種データの詳細な分析をもとに、がん検診に有効性がないこと、さらには発がんの危険性すらあることを明らかにする。がん検診の他、メタボ健診や薬剤投与の問題点などについても論及、「健康で長生きをする」という本来の目的を見失ったわが国の医療に警鐘を鳴らす。

著 者:岡田正彦 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:2008年7月
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2008年9月号掲載

フードバンクという挑戦 貧困と飽食のあいだで

飽食の国、日本では、日々大量の食料が余り、捨てられている。こうした食料のうち、安全に食べられるものを集め、貧困で食物を手に入れられない人々に分配するのが「フードバンク」である。この活動は米国では一般的だが、日本では最近、ようやく注目され始めたところだ。本書では、日本におけるフードバンク活動の「今」を追いつつ、その挑戦の未来を展望する。

著 者:大原悦子 出版社:岩波書店 発行日:2008年7月
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2008年8月号掲載

暴走する資本主義

市民、労働者を軽んじる今の資本主義 ――「超資本主義」のあり方に、警鐘を鳴らした書である。経営者は絶えず競争に追い立てられ、労働者は失業の不安に怯えながら生きる。こうした弱肉強食の社会になったのは、資本主義が暴走し、民主主義を締め出しているからだ、と指摘。現在の資本主義のもたらす、社会的な負の側面を克服するにはどうすればよいのかを説く。

著 者:ロバート・B・ライシュ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2008年6月
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2008年8月号掲載

アジア三国志 中国・インド・日本の大戦略

中国、インド、日本が、21世紀のアジアの主導権を巡って、三つ巴の争いを繰り広げる ―― 。ベストセラー『日はまた昇る』の著者ビル・エモット氏が、アジアの今後の勢力図を描き出す。いずれも歴史的に複雑な因縁を抱える3国それぞれの強みと弱み、国家戦略、今後の課題を明らかにし、アジアにはいかなるリスク、そして可能性があるかを解説する。

著 者:ビル・エモット 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2008年6月
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2008年8月号掲載

知る、考える 裁判員制度

「裁判員制度」がいよいよ2009年5月からスタートする。早ければ、同年7月には、裁判員の加わる「裁判員裁判」が行われる見通しだ。本書では、市民がこの裁判にどう関わるのかを、選任から評決まで、実際の流れに沿ってわかりやすく解説。また、制度の問題点、社会やメディアに及ぼす影響などについても触れる。裁判員制度の全体像を知る上で、格好の1冊だ。

著 者:竹田昌弘 出版社:岩波書店(岩波ブックレット) 発行日:2008年6月
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2008年8月号掲載

「心の傷」は言ったもん勝ち

何でも「セクハラ」と叫ぶ女性、「心の病」を理由に会社を休みながら、遊ぶ人…。「心に傷を受けた」と訴えれば、それがそのまま通り、後はやりたい放題。近年、そうした傾向が目立つ。なぜこうも過剰な被害者意識をかざす人間が増えたのか。「被害者帝国主義」とも言うべき現状を憂える精神科医が、その実態を分析し、精神力を強くするための処方箋を示す。

著 者:中嶋 聡 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2008年6月
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2008年7月号掲載

マイクロトレンド 世の中を動かす1%の人びと

現代社会では選択肢が溢れているため、人々の好みは細分化している。それはつまり、全人口のわずか1%が選ぶだけでもヒット商品になるということだ。著者は、こうした、小さく目立たないが大きな影響を及ぼすグループの力を「マイクロトレンド」と命名。通い婚カップル、高校生の実業家など、41の実例を取り上げ、それらが未来をどう変えるかについて考察する。

著 者:マーク・J・ペン、E・キニー・ザレスン、三浦 展(監修) 出版社:日本放送出版協会 発行日:2008年4月
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2008年7月号掲載

中国の仮面資本主義 党エリートに壟断される経済と社会

「2040年には人口が16億人を超える」「2050年までにGDPで米国を追い抜く」…。好ましい数字を並べ立て、対外イメージの向上を図る中国。だが、実態はどうかというと、共産党の一党独裁体制にはすでに何本もひびが入っている。本書では、虚勢の裏側にある中国の矛盾と破断の兆しを、政治、経済、貿易、社会の各分野から摘出し、この大国の「実像」に迫る。

著 者:ティエリー・ウォルトン 出版社:日経BP社 発行日:2008年5月
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