2007年4月号掲載

日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

「死に時」をわきまえることで、豊かな老後を送り、泰然と死を迎えることができると主張する著者が、過酷な老いの現実や、介護現場の問題点、延命医療の実態などを明らかにする。その上で、自分の死に時を見極め、早めに今を充実させるような生き方を提案する。在宅医療専門のクリニックに勤め、多くの死を見つめてきた医師による、“長生き”へのアンチテーゼ。

著 者:久坂部 羊 出版社:幻冬舎(幻冬舎新書) 発行日:2007年1月
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2007年3月号掲載

暴力は親に向かう いま明かされる家庭内暴力の実態

今にも殺人事件に発展しそうな家庭内暴力が、全国の家庭に蔓延している。両親の仲がよく、教育熱心な「普通の家庭」の真面目でおとなしい「普通の子」が、ある日、親に牙をむく。その原因は何なのか? 40年にわたって、教育現場に携わってきた著者が、家庭内暴力の原因や実態を示すと同時に、日本の教育や子育てについて具体的に提言する。

著 者:二神能基 出版社:東洋経済新報社 発行日:2007年1月
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2007年2月号掲載

これから何が起こるのか 我々の働き方を変える「75の変化」

「ウェブ2.0革命」が、経済や社会、ビジネス、さらには資本主義そのものを大きく変える ―― 。時代のキーワードの1つ、ウェブ2.0革命が真に意味するもの、そして、それによって何がどう変わるのか、予想される様々な変化を語り下ろす。1995年に始まったインターネット革命以降、この10年ほどの間に何が起こり、またこれから何が起こるのかがよくわかる。

著 者:田坂広志 出版社:PHP研究所 発行日:2006年12月
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2007年2月号掲載

英国のバランス 日本の傾斜

同じ島国だが、日本と英国は大きく異なる。バランス感覚をもって欧米の掛け橋を目指す英国。世論が偏りがちでアジアで孤立しつつある日本。在英16年の著者が、両国の違いを浮き彫りにする中で、日本の課題を明らかにする。それは一言で言えば、“バランス感覚のなさ”だ。とかく米国一辺倒になりがちな日本人に、新たな視点をもたらしてくれる1冊である。

著 者:渡辺幸一 出版社:河出書房新社 発行日:2006年11月
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2006年12月号掲載

格差病社会 日本人の心理構造

心理学者である著者は、今騒がれている「格差社会」という言葉は、本来「格差病社会」というべきだとする。人々は格差社会といわれる社会の中で、勝ち組になろうとして、あるいは負け組になることを恐れて無理をし、そして心理的に病んでいくからだ。心を軽んじる国は、いつか滅びる。この危機感のもと、経済にも増して大切な“心”の問題にスポットを当てる。

著 者:加藤諦三 出版社:大和書房 発行日:2006年9月
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2006年12月号掲載

歪曲報道 巨大メディアの「騙しの手口」

サブタイトルは、「巨大メディアの『騙しの手口』」――。帯には、「あなたは、まだ彼らを信じられますか?」という刺激的なコピーが踊る。大新聞や大テレビ局の報道を、鵜呑みにしてはいけない、というのだ。自ら新聞記者として海外駐在経験も持つ著者が、実際の記事を引用しながら、具体的に問題点を指摘し、日本のジャーナリズムの大いなる欠陥に迫る。

著 者:高山正之 出版社:PHP研究所 発行日:2006年10月
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2006年12月号掲載

データの罠 世論はこうしてつくられる

内閣支持率、経済波及効果、視聴率、各種の平均値やランキング ── 。こうした統計データは頻繁にマスコミで発表されているが、それは信頼できるものなのか。実は、中には意図的に世論を誘導しようとするものなど、かなり危ういものがあるという。本書では、そうした“データの罠”を見抜き、それらに振り回されないための正しい情報の読み取り方を提案する。

著 者:田村 秀 出版社:集英社(集英社新書) 発行日:2006年9月
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2006年11月号掲載

数年後に起きていること 日本の「反撃力」が世界を変える

サブタイトルはズバリ、“日本の「反撃力」が世界を変える”。「統計に出てくるようではもう遅いし、大切なことほど統計には表れない」と喝破する著者が、鋭い先読みと斬新な視点で“自信を回復した”日本の今後を予測する。例えば、日本は経済的には独走し、ニートやフリーターと呼ばれている若者たちこそが日本の未来産業を担うことになる、という。

著 者:日下公人 出版社:PHP研究所 発行日:2006年9月
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2006年10月号掲載

石油最終争奪戦 世界を震撼させる「ピークオイル」の真実

石油の供給量が減少に転じる日は、すぐそこまで迫っているのに、日本はこの現実を直視しようとしない ―― 。本書は、そんな現状に警鐘を鳴らすもの。石油の需給関係の現状を分析し、主要国による資源の争奪戦を解説するとともに、来るべき激動を新たなチャンスに変える道を説く。すなわち、脱浪費を旨に「自然と共存する国家」を築くための国家戦略を提示する。

著 者:石井吉徳 出版社:日刊工業新聞社 発行日:2006年7月
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2006年8月号掲載

粉飾資本主義 エンロンとライブドア

エンロン事件とライブドア事件。この2つの事件は、「金が全て」という、現在の米国と日本の社会現象を象徴している。では、なぜ「金万能主義」が横行するようになったのか? 事件は何を意味しているのか? この問いに対し、本書は「株式会社のあり方の問題」という面から切り込む。実は拝金主義の横行は、株式会社が危機に陥っていることの現れなのだ!

著 者:奥村 宏 出版社:東洋経済新報社 発行日:2006年6月
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2006年8月号掲載

30代未婚男

30歳を過ぎても結婚しない男たち。相手がいない、お金がない、自由な時間が大事…。彼らは結婚しないのか? できないのか? やがては「男性の3人に1人が一生独身」という時代がやってくる!? 数多くのインタビュー、アンケート調査のデータをもとに、「男性の未婚化」現象を探ると、その背景や構造のみならず、いくつかの「罠」も見えてきた ―― 。

著 者:大久保幸夫、畑谷圭子、大宮冬洋 出版社:NHK出版(生活人新書) 発行日:2006年6月
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2006年6月号掲載

この国のけじめ

本書は、大ベストセラー『国家の品格』(新潮新書)の著者・藤原正彦教授が、03年からの3年間、新聞や雑誌に寄稿したエッセイを集めたもの。すなわち、『国家の品格』の母体となった論考集である。時事評論から教育論、私生活から作家批評まで、幅広い分野を網羅してあり、『国家の品格』への理解がさらにすすむ1冊。

著 者:藤原正彦 出版社:文藝春秋 発行日:2006年4月
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2006年5月号掲載

中国は日本を併合する

尖閣諸島・魚釣島の領有権を主張する中国。最近、東シナ海では、同国による不穏な動きが目立つが、これは決して偶発的なものではない。かつてアヘン戦争などで帝国主義列強に奪われた領土を取り返そうとする、国家戦略の一環なのだ。本書は、“中華思想”に基づくこの国家戦略を、「核・海洋・宇宙」という、中国が掲げる3つの国家目標を軸に描き出す。

著 者:平松茂雄 出版社:講談社インターナショナル 発行日:2006年3月
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2006年5月号掲載

売られ続ける日本、買い漁るアメリカ 米国の対日改造プログラムと消える未来

今の小泉改革は、金融、建築、保険、医療などの日本市場「完全開放」を求める米国の要望に沿ったもの ―― 。わが国の政策決定は、いつからこんな情けないことになったのか。著者は、その根源は1993年に設置された「日米包括協議」にあると指摘。日本の外交文書を解説しつつ、その実態を明らかにしていく。そこから見えるのは、“日本の幸福”ではない!

著 者:本山美彦 出版社:ビジネス社 発行日:2006年3月
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2006年5月号掲載

負け犬はなぜ早死になのか

『負け犬の遠吠え』(酒井順子著/講談社刊)という本が売れ、女優の杉田かおるの結婚・離婚騒動が話題になったことで、「負け犬」という言葉が世間に定着した。また、ビジネス界では「負け組」という言葉をよく耳にする。そうした負け犬(組)はなぜ早死になのか、データをもとに明らかにし、様々な格差に悩む人がどうすれば健康に、幸せになれるかを説く。

著 者:高田明和 出版社:東洋経済新報社 発行日:2006年3月
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2006年4月号掲載

ロウアーミドルの衝撃

90年代後半から始まった所得の減少に伴い、“総中流社会”が崩壊した。今や日本人の8割が、年収600万円以下の「ロウアーミドル(中流の下)」以下に属する。すなわち、人口分布が中低所得層と高所得層にピークを持つ、M字型の階層社会へ日本は移行した。このM字型社会では、ビジネスや社会、経済はどう変化するのか? 豊富なデータをもとに、その姿を描く。

著 者:大前研一 出版社:講談社 発行日:2006年1月
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2006年4月号掲載

貯蓄率ゼロ経済 円安・インフレ・高金利時代がやってくる

人口減少時代を迎えると、低成長により、物価が安定し、低金利になるといわれている。だが、まさに少子高齢化時代に突入した日本では、高齢者の貯蓄の取り崩しの増加で、家計貯蓄率が下がり続けており、このままでは、円安、インフレ、高金利の「貯蓄率ゼロ経済」が出現してしまう。この貯蓄率ゼロ経済を我々はどう生きればよいのか、その答えを模索する。

著 者:櫨 浩一 出版社:日本経済新聞社 発行日:2006年1月
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2006年3月号掲載

米中石油戦争がはじまった アメリカを知らない中国は敗れる

中国は、勝つことのできない戦いを始めてしまった ―― 。拡大を続ける中国経済。その成長とともに石油の消費量も急増しているため、中国は世界中の産油国に手を伸ばしつつある。さらに、莫大なドルを保有する中国は、国際基軸通貨のドルにも挑戦を始めている。だがそれは、米国の国益と真正面から衝突する。米国の国民性を考えれば、黙っているはずがない!

著 者:日高義樹 出版社:PHP研究所 発行日:2006年2月
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2006年2月号掲載

スイスと日本  国を守るということ 「永世中立」を支える「民間防衛」の知恵に学ぶ

戦後、「永世中立国」の看板を世界中に振りかざしたスイス。そんな同国を日本人は礼賛してやまない。だが、その永世中立政策の“真相”をどれだけ多くの人が知っているだろうか。いつでも防御陣地に移行できる民間人の家屋、徹底した国防作戦計画…。そうしたスイスの素顔を明らかにする本書は、平和ボケした日本人に、国を守るということの意味を問いかける。

著 者:松村 劭 出版社:祥伝社 発行日:2005年12月
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2006年2月号掲載

危険な脳はこうして作られる

エゴイスティックな独裁者や殺人者が現れるのはなぜか? また、逆に人生を謳歌し、充実して生きられる人がいるのはなぜか? 本書では、その答えを“脳”のありように求める。例えば、幼少期の放置や虐待は、被害者の脳に深刻なダメージを与え、後の人生に大きく影響する。犯罪事件から文学作品の登場人物まで、様々な事例を脳科学の視点から読み解く。

著 者:吉成真由美 出版社:新潮社 発行日:2005年11月
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