2006年9月号掲載

日本史に刻まれた最期の言葉

名君、武将、名僧、学者…。わが国の歴史を彩ってきた偉人たちの“最期の言葉”を、古代から編年的に時代を追って紹介した書。苦難を乗り越え、生を燃焼し尽くした者たちの言葉が、童門冬二氏ならではの語り口で、味わい深く披露される。重く、力強いこれらの言葉は、様々な悩みを抱える現代人にとって、生きていく上での大きな励まし、ヒントになることだろう。

著 者:童門冬二 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2006年7月
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2006年8月号掲載

「中興の祖」の研究 組織をよみがえらせるリーダーの条件

ビジネスの世界だけでなく、政治の世界でも行政でも、「改革」が求められている。だが、一部の例外を除けば、お世辞にも改革がうまくいっているとは言い難い。なぜなのか? 改革を成し遂げるには、何が必要なのか? その答え、すなわち「組織をよみがえらせるリーダーの条件」を、「中興の祖」と呼ばれる歴史上の人物の言動から学ぼうというのが本書である。

著 者:童門冬二 出版社:PHP研究所 発行日:2006年6月
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2006年8月号掲載

30代未婚男

30歳を過ぎても結婚しない男たち。相手がいない、お金がない、自由な時間が大事…。彼らは結婚しないのか? できないのか? やがては「男性の3人に1人が一生独身」という時代がやってくる!? 数多くのインタビュー、アンケート調査のデータをもとに、「男性の未婚化」現象を探ると、その背景や構造のみならず、いくつかの「罠」も見えてきた ―― 。

著 者:大久保幸夫、畑谷圭子、大宮冬洋 出版社:NHK出版(生活人新書) 発行日:2006年6月
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2006年8月号掲載

安岡正篤一日一言 心を養い、生を養う

『人物を修める』『東洋人物学』『先哲講座』『日本精神の研究』『運命を創る』『佐藤一斎「重職心得箇条」を読む』…。東洋学の大家であり、日本人の精神のあり方を説き続けてきた故・安岡正篤氏の遺した数々の名著は、今も多くの人々に読み継がれている。本書は、そうした著作の中から琴線に響く言葉を抽出し、「一日一言」としてまとめたもの。

著 者:安岡正泰(監修) 出版社:致知出版社 発行日:2006年6月
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2006年7月号掲載

ユダの福音書を追え

1800年前、キリスト教の世界で「異端」のレッテルを貼られ、禁書とされた『ユダの福音書』。この幻の福音書の写本が、長い時を経て、1970年代半ばにエジプトの洞穴で見つかった。そして、その解読作業が進むにつれ、明らかになったのは、従来の常識を覆す、驚くべき事実だった。何と、ユダは“キリストを売った男”ではない、というのだ!

著 者:ハーバート・クロスニー 出版社:日経ナショナル ジオグラフィック社 発行日:2006年5月
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2006年6月号掲載

この国のけじめ

本書は、大ベストセラー『国家の品格』(新潮新書)の著者・藤原正彦教授が、03年からの3年間、新聞や雑誌に寄稿したエッセイを集めたもの。すなわち、『国家の品格』の母体となった論考集である。時事評論から教育論、私生活から作家批評まで、幅広い分野を網羅してあり、『国家の品格』への理解がさらにすすむ1冊。

著 者:藤原正彦 出版社:文藝春秋 発行日:2006年4月
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2006年5月号掲載

食がわかれば世界経済がわかる

今、マックやコーラの売上が低迷し、日本食が世界的ブームとなっている。こうした食の世界を見ることで、近代西欧文明の問題点が浮かび上がり、文明の西から東への動き、「リ・オリエント」現象が見える ―― 。“ミスター円”こと榊原英資氏が、「食」という視点から人類の歴史や文化、そして世界経済のパラダイムシフトを解き明かしたユニークな1冊。

著 者:榊原英資 出版社:文藝春秋 発行日:2006年2月
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2006年2月号掲載

使える 弁証法 ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える

世の中の変化の本質を鋭く洞察し、未来を予見した書を数多く世に送り出す田坂広志氏。そんな氏が、未来を予見する時に使うもの、それは驚くなかれ、「哲学的思索」だという。かつて、“複雑系の知”を見事なまでに平易に解説した氏が、今回は、ドイツの哲学者ヘーゲルの「弁証法」を紐解きながら、未来を読む、その技術を解き明かす。

著 者:田坂広志 出版社:東洋経済新報社 発行日:2005年12月
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2006年2月号掲載

「貞観政要」のリーダー学 守成は創業より難し

中国の長い歴史の中でも、屈指の名君として知られる唐の太宗・李世民。その太宗と重臣たちとの問答を通じて、政治の要諦をまとめた『貞観政要』は、北条政子や徳川家康も愛読し、多くの歴代天皇がその御進講を受けたという“帝王学の原典”である。全10巻40篇から、さわりを抽出し、現代語訳を付した上で、わかりやすく解説する。

著 者:守屋 洋 出版社:プレジデント社 発行日:2005年12月
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2006年1月号掲載

国家の品格

現在、わが国では、グローバル化は推進すべき、との論調が主流である。そんな中にあって、この趨勢に闘いを挑み、“孤高の日本”たれと説く、異色の日本論。欧米社会の根底にある「論理」、そして「自由」「平等」といった概念の限界を明らかにするとともに、わが国古来の「情緒と形」の大切さについて述べる。今日本に必要なものを示し、日本人に自信を与える1冊だ。

著 者:藤原正彦 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2005年11月
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2006年1月号掲載

禅語遊心

生きていく上で身につけてきた常識を脱ぎ、精神をより自由にしてみたい ―― 。本書では、そうした生き方・暮らし方のヒントとなる禅語の数々を、季節の移ろいに沿った章立てで紹介。それぞれの文章には老師直筆の墨跡が添えられ、それが言葉に一層の存在感、現実味をもたらしている。夜の長いこの季節、禅と自然との親和性を感じつつ、じっくり味わいたい1冊。

著 者:玄侑宗久 出版社:筑摩書房 発行日:2005年11月
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2005年12月号掲載

何のために生きるのか

作家の五木寛之氏と京セラ創業者の稲盛和夫氏。これまで、文学界と経済界という全く異なる分野で時代をリードし続けてきた2人が、初めて対談を行った ―― 。本書は、その内容を余すところなく収録したもの。「今の日本人に、何が失われてしまったのか」「自力か他力か」「人生の目的は何か」…。現代人が今、再認識しなければならないテーマについて語られる。

著 者:五木寛之、稲盛和夫 出版社:致知出版社 発行日:2005年11月
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2005年12月号掲載

中国人の愛国心 日本人とは違う5つの思考回路

世界とのつながりを急速に強めつつある中国。それに伴い、グローバル化の波が否応なく彼らに打ち寄せている。それは、中国人のアイデンティティをかたち作る「愛国心」「歴史観」「徳」「中華意識」「受容と抵抗」にも、大きな影響を及ぼしている。彼らが抱える 藤、小さな変化の兆し。日中双方の異質性に目を向ける著者が、その知られざる心を解明する。

著 者:王 敏 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2005年10月
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2005年9月号掲載

中国古典からもらった「不思議な力」

ライブドアとフジテレビが死闘を繰り広げていた時、突如、彗星の如く現れ、記者会見をした北尾吉孝氏。その強烈なインパクトのある会見の模様が、何度もテレビで放映されたのは、周知の通り。その後、氏の元には、「どうしたら、そんなに自信を持つことができるのですか?」といった質問の手紙が届くという。本書で、その秘密が明かされる!

著 者:北尾吉孝 出版社:三笠書房 発行日:2005年7月
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2005年8月号掲載

最高の自分を生きる 達人たちに学ぶ「zoneに入る」生き方

本書の副題は、「達人たちに学ぶ『zoneに入る』生き方」。スポーツであれ、技芸であれ、達人と呼ばれる人々は、ただ多くの練習をしたから一流になれたのではない。では、いかにしてそこに至ったのか? 本書は、「ゾーンに入る」という現象を手がかりに、その秘密に迫る。それを知ることで、我々凡人もまた、自らを輝かせ、よりよく生きる道が開ける!

著 者:丸山敏秋 出版社:致知出版社 発行日:2005年7月
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2005年7月号掲載

大英帝国衰亡史

小さな島国であるイギリスは、かつて7つの海を支配し、長期にわたって世界の政治・経済を支配し続けた。この巨大な力を持った「大英帝国」は、なぜ衰退したのか ―― 。本書は、帝国史の全体像を概観しながら、大英帝国の本質とその衰亡の原因について、対外政策や戦略、経済力などの面から解き明かした衰亡史である。

著 者:中西輝政 出版社:PHP研究所(PHP文庫) 発行日:2004年4月
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2005年5月号掲載

できる人になる生き方の習慣 スイスの哲人ヒルティが教える97の処世訓

約100年前にスイスの思想家ヒルティによって書かれた『幸福論』。その中には、仕事の仕方や習慣について、今も変わらない洞察と教訓が数多く残されている。本書では、ヒルティを恩人、『幸福論』を恩書だという著者が、自らの体験や感想を交えながらそれらを解説する。実践的な仕事術だけでなく、生活の心得などにも触れ、含蓄に富む内容となっている。

著 者:渡部昇一 出版社:致知出版社 発行日:2005年3月
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2005年1月号掲載

ジハードとテロリズム 日本人が知らないイスラムの掟

9・11同時多発テロ以降、イスラム世界に関する本が多数出版されている。だが、それら一般的な紹介本とは、少々趣を異にするのが本書だ。イスラム世界で長く当地の人々と本音で接してきた著者が、いわば“皮膚感覚”で、イスラムの人々の考え、世界を描き出す。イスラム原理主義者によるテロリズムの背景にあるものを、一歩突っ込んだ形で教えてくれる1冊だ。

著 者:佐々木良昭 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2004年11月
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2004年12月号掲載

渋沢栄一「論語」の読み方

「日本資本主義の父」渋沢栄一氏は、終生『論語』を手放さず、「論語で事業を経営してみせる」とまで言ったという。本書は、氏がどのように論語を解釈し、自らの人生観の確立、事業行動につなげていったのかを、論語の言葉を解説しつつ紹介する。氏は「論語と算盤は一致する」という言葉を残したが、今の世の中、算盤ばかりが優先している!

著 者:渋沢栄一、竹内 均 (編・解説) 出版社:三笠書房 発行日:2004年10月
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2004年8月号掲載

孫子とビジネス戦略 成功し続けるリーダー、企業は何を考えているのか

ネット書店アマゾンの2001年度人文書ジャンルの全米売上第1位は、『孫子』の英訳版だという。2500年も前の書が、コンピュータや証券など、変化が激しい最先端の業界で特に好まれているというから面白い。本書は『戦争論』や、マイケル・ポーター、フィリップ・コトラーなど現代ビジネス界のカリスマの持論と比較して戦略を論じている点がユニークだ。

著 者:守屋 淳 出版社:東洋経済新報社 発行日:2004年6月
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