新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2015年3月号掲載
本書は、我々のライフスタイルを、「野生化」しようと説く。生活は豊かだが、肥満やうつ病、がんなどで苦しむ現代人。進化のルールに照らせば、今のライフスタイルは健康や幸福につながらない。本来、人は野性的に暮らすように設計されているとし、科学的な観点から、食事、運動、思考等の「再野生化」を提案。人間の体について、新しい見方ができる1冊だ。
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2015年2月号掲載
アリアナ・ハフィントン。彼女は“成功”を絵に描いたような人物だ。全米最大のニュースサイト「ハフィントンポスト」の創設者であり、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、金も権力も手に入れた。だが、ある日過労で倒れ、思う。「これが成功なの?」。自身の経験を起点に、心穏やかに豊かに生きる、本当の意味での成功について説く。
受験、就職、仕事…。人生は勝負の連続だ。その戦いにどうしたら勝てるのか ―― 。本書は、将棋界きっての才人だった故・米長邦雄氏が、勝負に不可欠の心得について説いたもの。その棋風と人柄から、“さわやか流”と評された氏ならではの男らしく潔い勝負哲学が、心に響く数々の名言とともに語られる。昭和57年より読み継がれているロングセラーである。
2014年12月号掲載
人物評価の最大の条件、「人望」を考察した。著者によれば、人望の要件は「寛にして栗(寛大だが、しまりがある)」など、朱子が『近思録』で説いた9つの徳目。だが戦後、同書は忘れられ、「『徳』とはどのようなもので、どうやったら獲得できるのか、誰にもわからなくなった」。昨今の世情を見ると、この指摘を重く受け止め、しっかり学ぶ必要がありそうだ。
2014年11月号掲載
“孤独”という言葉を聞くと、「つらい、悲惨、避けたい」など、良くない印象を抱きがち。しかし、著者の五木寛之氏はいう。「そもそも、人は本来孤独を恐れるべきものだろうか」。絆を求めて生きることが理想なのか、むしろ今、孤独の持つ可能性を見つめ直すべきでは。こう問いかけ、自らの体験や親鸞、キリストなどを引き合いに、孤独について考える。
「ああ、オレの人生は良かった」。こう言って死ぬためには、50歳前後で、残りの人生について考え、行動を起こす必要がある。その心構えを、伝授した書だ。「やりたいことを10以上数えあげる」「今のすみか以外の場所に住むことを考えてみる」「死ぬ時は貯蓄ゼロでいい」…。グローバルに活躍する著者が、第2の人生をどう充実させるか、具体的に提案する。
2014年8月号掲載
世界で通用するビジネスパーソンになる方法。それは「世界標準のコミュニケーション上のルール」を身につけること! 外交官などとして、120カ国以上の人々と交流してきた著者が、自らの体験などを基に、日本と世界標準のコミュニケーションの違い、効果的な自己PRのルールなどを解説。グローバル時代の今、説かれるノウハウは、国内で働く人にも有用だ。
2014年7月号掲載
「なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか?」。周囲にいそうな、興味深い人物の話を皮切りに、「知性」とは何か、どう磨けばよいかを考察していく。知能でも、知識でもない、優れた知性は、思想や志、戦略など、様々なレベルの思考を瞬時に統合できる。このような思考のあり方が、困難な問題を解決し、自分の中に眠る可能性を開花させるという。
「情報化の時代」から「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)の時代」へ ―― 。これからの社会や経済を築くのは、情報化の時代のロジカルで直線的な能力ではない。今後、重要なのは、感性の領域に属する資質だと著者は指摘。デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい。新しい世界で成功する上でカギとなる、これら「6つの感性」について詳述する。
2014年6月号掲載
中国の明代、呂新吾が著した『呻吟語』全1976項の中から、236項を厳選して収録したもの。書名は、「病気に苦しみながら発する沈痛なうめき声」を意味する。人の生き方、在り方を説き、読み継がれてきた古典だが、日本では『論語』や『孫子』ほど知られていない。しかし、有名な古典同様、生きる上で直面する様々な問題について、多くの示唆を与えてくれる。
2014年5月号掲載
「レジリエンス」とは、失敗することへの恐怖心を消し、一歩前に踏み出す力のこと。いわば“逆境力”。本書は、このレジリエンスを解説するとともに、その鍛え方を説く。紹介されるトレーニング法は、欧州で生み出されたもので、認知行動療法やポジティブ心理学などの研究・手法を統合したもの。IBM等のグローバル企業も注目し、研修に取り入れているという。
「燃え尽き症候群(バーンアウト)」という言葉をご存知だろうか。実現不可能な期待を自分に課し、頑張りすぎて疲れ果てる、というものだが、この概念の提唱者が、著者のフロイデンバーガー博士だ。いつも疲れている、猛烈に働いているのに成果が上がらない、イライラがひどい。本書では、こんな諸症状を吹き飛ばし、人生を楽しむためのノウハウを伝える。
2014年4月号掲載
利益を総どりできる強者こそが勝つ、という。だが、果たしてそうか。気鋭の組織心理学者が、人間を「ギバー(与える人)」「テイカー(受けとる人)」「マッチャー(バランスをとる人)」の3タイプに分類。それぞれの特徴と可能性を分析し、一番成功するのはギバーであることを明らかにする。情けは人のためならず。相手を思いやることこそが、成功のカギだ!
“逆境”に直面した時、人はどう考え、いかなる行動を取るべきか。臨済宗相国寺派管長の有馬賴底氏が、逆境においてしかるべき方向を指し示してくれる禅の教えを、自らの体験を交えつつ綴った。「逆境と順境は別々のものでなく1つのもの」「後悔は一瞬にとどめ、反省は3回すべし」等々、人生の壁を破り、より良い日常をつくるためのヒントの数々が示される。
2014年3月号掲載
「驚きの成果」を上げる人と、「並の仕事」で終わる人。両者を分かつものとは? 著者いわく、結果を出す人は、流行に流されず、わが道を行く。「“品質第一”にとらわれない」「事業計画を立てない」「“あと出しジャンケン”をする」…。本書では、“その他大勢”との差をつける上で欠かせない、「自分で考える力」を磨くためのヒントの数々を披露する。
2014年2月号掲載
幼くして親に捨てられ、孤児院を転々とする。戦争捕虜となり、独房に監禁される…。このような、誰もが失意のどん底に陥るような困難を、まるでトンネルをくぐるかのように、するりと通り抜ける人たちがいる。「トンネラー」ともいうべき彼らは、普通の人と、どこが異なるのだろう。心理学者である著者が、各種事例を基に、彼らの強さの秘密を明らかにする。
人生の“セカンドステージ”を見通す上で、欠かせないのは、自分のこれまでの歩みを見つめ直すこと。そのための最良の方法は、「自分史」を書くことである ―― 。知の巨人、立花隆氏が、立教大学でシニア世代を対象に行った、自分史の授業を書籍化。自分史を書くことの意義、何をどう書くべきかを、実際の講義と受講生の作品に即して、わかりやすく説く。
モーツァルト、ニュートン、ナポレオン…。世に「天才」と呼ばれる人々は、いかにして特異な能力を持つに至ったのか。天才とは、生まれついての才能の持ち主ではなく、「学習の産物」。この仮説のもと、天才たちの生き方や仕事ぶり、学習法などを丹念に検証し、その「勉強術」の秘密を探る。それらの秘密は、程度の差こそあれ、ごく普通の人にも実践可能だ。
スイスの哲学者で、『幸福論』の著者として知られるカール・ヒルティ。その彼が、眠れない夜を嘆くのではなく、普段忘れがちな自己反省の機会にしようと説き、安眠に誘う「眠られぬ夜のための思想」の数々を披露する。原著の刊行から100年以上たつが、自らの経験、思索に基づく言葉は深く、色褪せない。人が生きる上で何が大切か、貴重な示唆を与えてくれる。
2014年1月号掲載
原著の刊行は1948年。以来、世界中で読み継がれ、「心の底から思えば必ず叶う」というシンプルなメッセージが、人々の人生を成功に導いてきた。その名著が新訳で蘇った。米国の実業家である著者が、危機に陥った会社を再建しようと暗中模索する中で会得した実践哲学 ―― 潜在意識を活用して願いを現実のものとする方法が、わかりやすく説かれる。
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