新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2013年10月号掲載
基盤のがっちり固まった組織が、新たな分野に進出するのは容易ではない。既存事業が何かと足かせになる。では、どうすれば新規事業を成功に導けるのか。本書が提案するのは、「既存の強みを維持しながら、画期的な事業を成功させる」という方法。従来の常識・経験を捨て、既存事業とのつながりを1~2点に絞り、試行錯誤を続ければ、爆発的な成長も可能だという。
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2013年9月号掲載
森田正馬(1874-1938)は、対人恐怖や心身症など、今日でいう神経症の治療法、「森田療法」を20世紀初頭に創出した。神経症的な要素は、大なり小なり誰もが持ち、彼の提言は患者の他、普通の人にも参考になる点が多い。目的本位、無所住心、自然服従…。人生を無理なく、そして豊かに生きる上で指針となる正馬の言葉を、小説家で精神科医の著者が読み解く。
人はなぜ働くのか? 稲盛和夫氏が、自らの体験を織り交ぜながら、働くということに込められた、根本的な価値を説く。人生に苦難はつきものだが、「働く」こと自体に、そうした過酷な運命を克服し、人生を希望あふれるものにする力がある、と氏は言う。働くことの目的を見失いがちな今日、労働の意義、素晴らしい可能性に、改めて気づかせてくれる書である。
2013年7月号掲載
インターネットが普及した今日、知識や情報では差がつかず、「行動」することで差がつく。にもかかわらず、日本人は積極的に動かない、と著者たちは指摘する。確かに、行動にはリスクが伴う。挑戦に挫折は付き物だ。だが、挫折こそが人を鍛え、マイナスの体験をするから成功できるとし、果敢に行動する時に頼りになる各種の「力」を、体験談を交えつつ紹介する。
米国精神をつくったといわれる、ラルフ・W・エマソン(1803~82)。「アメリカで成功した人の中で、エマソンに感化されなかった人はただの1人もいない」。こう語る渡部昇一氏が、彼の「自己信頼」の教え ―― 自らの考えを信じる生き方、そして示唆に富む言葉を紹介。自らの内面を見つめることを忘れ、時流に流されがちな現代人にとり、教えられることの多い1冊だ。
2013年5月号掲載
巨大流通グループ、セブン&アイグループの総帥、鈴木敏文氏。氏は、「逆転発想」とでも呼ぶべき鋭い視点で、既成概念にとらわれない数々の施策を実施し、同グループを躍進させてきた。本書では、のべ約500時間に及ぶ氏への取材を重ねてきたジャーナリストが、氏の「思考の型」がうかがえる名言の数々を披露しつつ、鈴木流経営学の真髄を解き明かしていく。
他人に振り回されることなく、納得できる生き方をするためのヒントを綴った書。著者によれば、人間は自分を理解して初めて努力が幸せと結びつく。「自分の位置」を理解し、自分の心を見つめてマイナス面を捉え、そうした自分を日々変えていく。こういう生き方をすれば、成功しても失敗しても、人生を振り返った時、「私はこれで良かったのだ」と思えるという。
18世紀イギリスの文人政治家フィリップ・チェスターフィールドの書簡集、『息子への手紙』の翻訳である。原著の刊行は1774年。以来、人生論の名著として、イギリスのみならず世界中の人々に読み継がれている。「知識は豊富に、態度は控えめに」「物腰は柔らかく、意志は強固に」等々、記された内容は示唆に富み、今を生きる私たちにも多くの教訓を与えてくれる。
2013年4月号掲載
「マリガン」とは、ミスショットの打ち直しを認めた、ゴルフのプライベートルールのこと。本書は、人生でも“究極のマリガン”=罪を赦してくれる神が存在し、それにより失敗をやり直せることを、物語仕立てで説くものだ。エリートビジネスマンと90歳の老ゴルフコーチのやり取りを楽しく読み進むうちに、生きていく上で大切にすべきものの見方が学べる。
2013年3月号掲載
現代の厳しいビジネス環境においては、頭や人柄の良さだけでは通用しない。このように指摘するクレディセゾン社長・林野宏氏が、今日、ビジネスパーソンに求められる能力、「BQ=ビジネス感度」を提示。IQ(知性)、EQ(理性・人間性)、SQ(感性)の3つを掛け合わせた、この新しい指標について解説するとともに、いかにしてBQを磨けばよいかを説く。
「ルデラル」とは、荒れ地を生きる植物のこと。道端などでよく目にする雑草がその典型だ。雑草というと、たくましいイメージがあるが、実は弱い植物である。他の植物との競争を避け、環境の変化、逆境を味方につけて、したたかに生き抜く。披露される「ルデラルな生き方」を選択肢として持てば、激動の時代を生きる上で、有効な戦略オプションとなるだろう。
『落日燃ゆ』や『毎日が日曜日』など、多彩な作品で知られる作家、城山三郎氏の「無所属の時間」を巡るエッセイ集。どこにも属さない1人の人間としての時間 ―― 無所属の時間をどのように過ごせば、生を充実させられるかを綴る。含蓄に富む各種のエピソードから、「ああ、この日も生きた」という満たされた思いで暮らすためのヒントが浮かび上がってくる。
2013年2月号掲載
名著『イノベーションのジレンマ』の著者、クレイトン・M・クリステンセン氏は、ハーバード・ビジネススクールの看板教授でもある。その氏が、同校で受け持つ講座の最終日に行う授業 ――“人生の経営学”をまとめた1冊。自身が教えてきた経営学の理論を人生に当てはめ、どうすれば幸せなキャリアを歩み、幸せな人間関係を築けるかを示す。
人生や仕事で失敗した時、気持ちを切り替えられず、失敗を引きずる人がいる。その一方、マイナス思考からすぐ抜け出せる人もいる。本書は、そんな逆境をたくましく乗り越える人に共通する、9つの習慣を紹介するもの。「等身大の自分を受け入れる」「徹底的に具体化する」「できることに集中する」など、マイナス思考から早く脱し、前に進むためのヒントを示す。
宗教学者の山折哲雄氏が、日本人ならではの無常観、死生観などを基に、人間が「ひとり」であることの意味を考察。いじめや自殺、孤独死等の問題を「ひとり」を手がかりに論じ、ひとりがもたらす幸せについて語る。ひとりでいることを否定的に捉える向きもあるが、ひとりになることを考え、突き詰めることが、充実した生、そして死を迎える上で大切だと説く。
2013年1月号掲載
「理性的」に話していたつもりが、いつしか「感情的」になってしまう…。こうしたことは、頭の中の感情的な部分が強く動くことで起こる。この感情をコントロールし、「ぶれない」自分を作る方法を、長年にわたって人間心理を追究してきた精神科医が伝授。心の中の感情的な部分を「チンパンジー」、理性的な部分を「人間」にたとえ、わかりやすく説明する。
2012年12月号掲載
製造コストに基づく価格設定、効率に注目した業績評価、金銭的報奨による動機づけ…。ビジネスの世界には、常識と見なされている前提がいくつもある。だが、その多くは間違いだと著者は指摘。価格設定や業績評価、動機づけなど、様々な領域に目を向けて、間違った定説から生じる失敗を明らかにするとともに、変化の時代に即した新しい思考法を伝授する。
社内で、エース級の人材になる方法とは? トリンプ・インターナショナル・ジャパンの社長として、多くの社員を見てきた吉越浩一郎氏が、抜擢される社員の共通点を示す。「『決断』を迫られる前に、『判断』を重ねておく」「仕事は基本的に断らない」…。頭角を現す社員の特徴は、すなわち、いい仕事をするための指針であり、全てのビジネスパーソンの参考になる。
その気になってやったら、うまくいった! そんな経験はないだろうか。その気になることで、自分でも驚くほどの能力を発揮できる。この「その気」を、自由自在にコントロールする方法を伝授するのが本書。日本におけるイメージトレーニング研究・指導のパイオニアが、30年来の脳の研究から導き出した、「その気」になるための様々なテクニックを披露する。
時間を無駄にせず、充実した人生を過ごす。そのためのヒントを示した1冊。やるべきことと、やる必要のないことを判断し、やると決めたことを成し遂げるためのノウハウの数々を説く。例えば、1日わずか18分、立ち止まる時間を作るだけで、真に大切なこと、優先すべき仕事が見えてくるという。『ハーバード・ビジネス・レビュー』の人気コラムの書籍化。
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