2012年7月号掲載

勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略

今日、日本の製造業は危機的な状況にある。なぜ、こんなことになったのか。ものづくりの世界を熟知する2人の著者は、苦境の根本的な原因は、技術力ではなく、グローバル化に対応するための「戦略」の欠如にあるという。いいものを作るだけでは、もはや通用しない。こうした日本の製造業を取り巻く現実、問題点を明らかにした上で、日本企業復活の道筋を示す。

著 者:畑村洋太郎、吉川良三 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2012年4月
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2012年6月号掲載

日本企業をグローバル勝者にする経営戦略の授業

最近倒産したコダックを尻目に、業績を伸ばす富士フイルム。あるいは、後追い企業を振り払い、世界に飛躍するファーストリテイリング…。グローバル競争が激化する中、企業の勝ち負けがはっきりつく時代になった。では、今日の勝ち組に共通する特質は何か? マッキンゼーで経営変革に取り組み、一橋大学で教鞭をとる著者が、その新たな成長戦略を解き明かす。

著 者:名和高司 出版社:PHP研究所 発行日:2012年4月
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2012年6月号掲載

「解」は己の中にあり 「ブラザー小池利和」の経営哲学60

老舗ミシンメーカーからグローバルな情報機器メーカーへ。現在、売上高の約7割をプリンター等の情報機器事業が稼ぐブラザー工業の業績は好調そのもの。この“変身”の立役者、小池利和社長の経営哲学を紹介する。「綿密な調査よりも試作品の投入」「『選択と集中』で発想を狭めない」等々、変化を重視する氏の考えは、組織の生き残りを考える上で参考になる。

著 者:高井尚之 出版社:講談社 発行日:2012年3月
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2012年5月号掲載

雇用創造革命 ひきこもりも知的障がいも戦力にする執念の経営

著者の渡邉氏が経営する(株)アイエスエフネットは、障がい者、引きこもりなどの「就労弱者」の雇用に積極的に取り組む。2010年には、20年までに1000名の障がい者を雇用すると宣言した。「事業を通して社会に役立って初めて経営者として一人前」。このように語る氏が、自社の取り組みを紹介しつつ、社会のあるべき姿、企業の責任など、その思いを綴る。

著 者:渡邉幸義 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2012年3月
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2012年3月号掲載

勝ち続ける経営 日本マクドナルド原田泳幸の経営改革論

著者の原田泳幸氏は、2004年、アップル社の日本法人の社長から日本マクドナルドのCEOに転じ、低迷する同社を徹底した改革でV字成長に導いた。本書は、その7年間の経営改革について語ったもの。「コストを減らすとは、投資をすること」「コモディティかつ独自性のある商品が成功する」等々、改革の根幹にある著者のビジネス理念もたっぷりと披露される。

著 者:原田泳幸 出版社:朝日新聞出版 発行日:2011年12月
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2012年3月号掲載

最高のサービスを実現するリーダーシップ リッツ・カールトンの流儀

ザ・リッツ・カールトン・ホテル、ブルガリ・ホテル…。日本をはじめ世界70カ国で、3500以上の高級ホテルを擁するマリオット・インターナショナルは、創業から83年間、「人が第一」を基本理念として掲げる。この理念の下、自ら世界中を飛び回って様々な人に会い、同社の海外展開を推進してきた著者が、その中で培ってきたリーダーシップについて語る。

著 者:エドウィン・D・フラー 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2012年1月
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2012年3月号掲載

日産 驚異の会議 改革の10年が生み落としたノウハウ

時間をかけて話し合う割には、物事が決まらない ―― 。こうした会議は少なくない。だが、日産自動車で行われている会議は違う。同社独自の会議手法により、素早い意思決定が行われている。この「日産の会議」の特徴を、実際の会議への立ち合いなどを基に詳しく紹介。意思決定者が会議に出席しない、議事録を作らないなど、驚くべき会議手法が明かされる。

著 者:漆原次郎 出版社:東洋経済新報社 発行日:2012年1月
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2012年2月号掲載

「売れない時代」の新・集客戦略 コスト削減に向けた顧客モチベーション・マーケティング

サービス業における最大のコスト。それは顧客がおらず、施設・スタッフが遊んでいる状態だ。これを解消するには、需要の少ない時に利用してくれる、従来と違う顧客を集める必要がある。本書は、そのための手法「顧客モチベーション・マーケティング」―― 顧客を見極め、各々のモチベーションを軸に集客する方法を解説する。外食、旅館等、22社の実践例も収録。

著 者:内藤 耕 出版社:東洋経済新報社 発行日:2011年12月
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2011年12月号掲載

京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか

観光都市として知られる京都は、その一方で、世界的に評価の高い企業がひしめく都市でもある。京セラ、島津製作所、村田製作所、ローム、オムロン、日本電産…。京都に本拠を置くこれらの企業は、深刻な不況の中にあっても、着実に業績を伸ばしている。その秘訣は何か? 京都を代表する企業の1つ、堀場製作所の経営者が、「京都式経営」の真髄について語る。

著 者:堀場 厚 出版社:講談社 発行日:2011年10月
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2011年9月号掲載

企業再生 7つの鉄則 成功事例に学ぶ危機からの脱出戦略

グローバル競争、そしてビジネス環境の急速な変化に伴い、今後、経営の悪化に苦しむ企業が増えると思われる。では、経営不振に陥った企業は、どうすれば健全な企業に生まれ変わることができるのか。その具体策を提示するのが本書だ。世界最大の企業再生専門ファームのプロが、日米の業績不振企業の分析を基に、企業再生のための“7つの鉄則”を解き明かす。

著 者:植田 統 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2011年7月
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2011年9月号掲載

日本一のクレーマー地帯で働く日本一の支配人 怒鳴られたら、やさしさを一つでも多く返すんです!

著者は、東京の歓楽街、新宿歌舞伎町のど真ん中にある大型ホテルの女性支配人。ヤクザ、薬物密売業者などが徘徊するホテルを、粘り強い努力により、安全で清潔なホテルに生まれ変わらせた人物で、「歌舞伎町のジャンヌ・ダルク」と呼ばれる。本書は、そんな彼女の奮闘ぶりを紹介するもの。様々なエピソードを織り交ぜつつ、クレーム対応の秘訣が綴られる。

著 者:三輪康子 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2011年7月
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2011年9月号掲載

破天荒! サウスウエスト航空―驚愕の経営

座席指定なし、機内食なし、航空機は1機種のみ…。“とっぴな経営戦略”でありながら顧客の支持を得、業績好調なサウスウエスト航空。同社は利益を徹底的に追求しつつも、職場の明るさを大切にする。従業員採用で重視するのはユーモア。客室乗務員は、様々な仕掛けで乗客を楽しませる。本書は、“楽しみながら成長する”、このユニークな組織の全貌を描き出す。

著 者:ケビン・フライバーグ、ジャッキー・フライバーグ 出版社:日経BP社 発行日:1997年7月
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2011年7月号掲載

利他のすすめ チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵

人間が生きる上で、最も大切なのは「人の役に立つ」こと ―― 。ひょんなきっかけで知的障害者を雇い、今や社員の7割が知的障害者。そして、チョーク製造で国内シェアNo.1。そんな企業の会長が、知的障害者と働く中で学んだ、幸せに生きるための根本原理、「利他の心」を説く。「自分が、自分が」となりがちな現代人に、貴重な気づきを与えてくれる1冊である。

著 者:大山泰弘 出版社:WAVE出版 発行日:2011年4月
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2011年5月号掲載

リッツ・カールトン 超一流サービスの教科書

卓越したサービスで知られる名門ホテル、ザ・リッツ・カールトン。その人材教育を担ったトレーニングのプロが、リッツ流のサービスの真髄を説いた。真に顧客の心をつかむサービスとはどのようなものか。それをスタッフに実行させるには、どんな組織を作ればよいか…。全ての業界に通用するサービスに対する考え方、そしてテクニックが披露される。

著 者:レオナルド・インギレアリー、ミカ・ソロモン 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2011年2月
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2011年5月号掲載

なぜ「高くても売れる」のか 平田牧場・吉田カバンのプレミアム仕事術

200円台の牛丼、850円のジーンズ等、デフレ時代の今日、安売り一辺倒の傾向が続く。そんな中、高価格帯の商品展開で、多くのお客に支持される会社がある。“日本一高い豚肉”を売る「平田牧場」と、老舗バッグメーカーの「吉田(吉田カバン)」だ。なぜ高くても売れるのか? 本書は、両社の活動を掘り下げ、売れない時代にお客を呼び込むための秘訣を探る。

著 者:高井尚之 出版社:文藝春秋 発行日:2011年3月
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2011年5月号掲載

巨象も踊る

崩壊寸前だったIBMを見事復活させたルイス・ガースナー氏が、改革の経緯、そして経営哲学を記した書である。歴史と伝統を誇る巨大企業をどう改革したか、わずか数年で業績を回復させた経営手法も含め、その一部始終が語られている。巻末には、社員に送った数多くのメールを収録。彼がいかに情熱を持って企業文化の変革に取り組んだか、その文面からも窺える。

著 者:ルイス・V・ガースナー・Jr. 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2002年12月
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2011年3月号掲載

P&G式 伝える技術 徹底する力 コミュニケーションが170年の成長を支える

P&Gは、洗剤など生活消費財の分野では世界最大の企業である。80カ国以上に事業拠点を持ち、現在、世界全体での売上は約800億ドル。そんな同社の成長を支え、社員の力を育んできたノウハウを、元広報渉外担当部長が明かした。「情報は3つのポイントにまとめる」「書類には『目的』を明記する」等々、全ての企業に役立つ取り組み、考え方が披露される。

著 者:高田 誠 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2011年1月
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2011年2月号掲載

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説 アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか

「ザッポス」は、靴や衣料などを販売するオンライン小売会社である。卓越した顧客サービスで知られ、2009年、アマゾンに12億ドルの評価額で買収された時は話題になった。そんな同社の経営に1999年から携わり、ほぼゼロから売上高10億ドル超の企業にまで育てたCEO、トニー・シェイが自らの生い立ち、ザッポスとの歩み、独自の経営哲学などについて語る。

著 者:トニー・シェイ、本荘修二(監訳・訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2010年12月
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2010年12月号掲載

「日本品質」で世界を制す!

近年、日本を代表するような大企業が製造する製品の品質トラブルが相次いでいる。その背景には、「ビジネスの構造的な変化」がある。例えば、グローバル化の進展で、1つの製品不良が瞬時に世界に広がるリスクが高まった。本書は、これら品質問題の現状を分析し、「日本品質」を守るだけでなく、より高めていくためには何をすべきかを説く。

著 者:遠藤 功 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2010年9月
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2010年12月号掲載

ドケチ道 会社を元気にする「生きたお金」の使い方

岐阜県に本社をおく未来工業(株)は、電気、紙などの節約を徹底しており、「ドケチ」なことで有名である。しかし、何に対してもケチというわけではない。社員の給料や、提案に対する報奨金など、社員をやる気にさせることには気前よくお金を使う。こうした経営により、同社は創業以来赤字なし。この「ドケチ」と「反ドケチ」を両立した経営について、創業者が語る。

著 者:山田昭男 出版社:東洋経済新報社 発行日:2010年10月
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