新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2009年7月号掲載
メールの普及によって、生身の人間同士のコミュニケーションが取れない若者。金融危機に対し、どう対処すべきかという議論がないままの日本…。今の我々には、「対話」が欠けている。こう指摘する2人の著者が、対話する力を育むための手法、「ファシリテーション」について語り合った1冊。その本質論から実践する際のコツまでが、わかりやすく説かれている。
ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。
多くの人は、悩みを克服しようと思いながらもそれに振り回され、あるいは縛られ、果ては絶望すらする。どうすれば、悩みにうまく対処できるのか。本書は、有名無名、悩みを克服した多くの人の体験談から導き出した、悩みを解決するための原則、方法を具体的に示す。半世紀以上前に著され、世界各国で読み継がれている、カーネギーの不朽の名著。
2009年6月号掲載
人の先頭に立つパワフルな人物のことを「アルファ」という。著者によれば、経営者の7割以上、中間管理職の半数以上がこれに該当する。このアルファ男の問題点は、時にその資質が悪い方に出ることだ。例えば、親分肌で尊敬される一方、敵を作りがちというように。そんな悪い面を自己改革するための方法を、エグゼクティブ・コーチングの専門家が伝授する。
プレーヤーとして優秀なビジネスパーソンが、マネジャーになった途端、つまずくことがある。そんな憂き目に遭わないためには、何に気をつけるべきなのか。本書では、『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』掲載の論考の中から、「昇進者の成功条件と失敗要因」に関する8つの考察を紹介。昇進し、マネジャーとなった者が守るべき“心得”を明らかにする。
2009年3月号掲載
株価暴落を目の前にしても、その株を手放せない。過剰な保障だとわかっていながらも、高い保険に加入してしまう…。多くの人は自分の決断は合理的だと思っているが、実は不合理なものであることが多い。なぜ、我々は合理的ではない判断をしてしまうのか? 誰もが身に覚えのあるエピソードやユニークな実験結果をもとに、その心理的要因を明らかにする。
2009年1月号掲載
21世紀の今日、科学や医療は著しい進歩を遂げ、また情報公開も進んでいる。にもかかわらず、根拠のない陰謀論や「サプリメントを飲めばガンが治る」といった話が、インターネットや書籍などを通じて世界中に拡がっている。なぜ、人々はいとも簡単にデマの類を信じてしまうのか? その要因を分析しながら、現代社会が抱える問題を明らかにする。
2008年12月号掲載
大きな仕事、困難な仕事には“強いチーム”が必要だ。すなわち、1人1人が得意分野で能力を最大限に発揮し、不得意分野を補い合えるチームこそが、最高の結果を出すことができる。本書は、そんなチームを作るために必要なことを伝授するもの。能力ある人材を見極め、モチベーションを高めて動かし、育てるには何をなすべきか、自身の体験をもとに具体的に説く。
人はなぜその商品を買うのか? 実は消費者にも、その理由がよくわかっていない。最近の脳科学によれば、人は行動後に理由づけを行いがちで、人の行動の90%は無意識によるものという。従って、この無意識の部分を解明できれば、売れる商品を作れる。本書では、そんな本人も意識していない潜在的な欲求や感情 ――「インサイト」の発見法、活用法を紹介する。
2008年11月号掲載
経営者や幹部は日々、様々な意思決定を下さねばならない。投資、市場への参入と撤退、M&A…。本書は、そうした意思決定に関する問題を、マネジメントの根源的な問題として捉え、最新の研究成果を踏まえつつ解説する。ここに登場する様々な意思決定に関する“バイアス”を少しでも意識することで、より優れた意思決定が可能になるだろう。
営業は、ただ売り込むだけでは成功は難しい。大切なのは、まず顧客を知り、相手のニーズを明らかにすること。本書では、そのための営業スキル「SPIN」 ―― 質問を通じて顧客が抱える問題を明確にし、その解決への道筋を示して、顧客の気持ちを“前向き”にする手法を紹介する。こうして顧客の心理をつかんだ上で商品説明を行えば、商談成功の確率はぐっと高まる!
2008年10月号掲載
意思決定に関して、企業が陥りがちな失敗は5つある。「決められない」「決め急ぎ」「決めたはず(実行が伴わない)」「決めっ放し(評価や見直しをしない)」「決めすぎ(頻繁に変えすぎ)」の5つだ。では、なぜ企業はこれらの“病”に陥るのだろうか? その原因を、心理的な考察を交えながら分析し、そして、経営意思決定力を高めるためには何をすべきかを説く。
オタマジャクシがカエルになる時の変化は凄まじい。エラ呼吸が皮膚呼吸になり、骨格も大きく変わる。我々もこのように激変しよう。行動を、ものの見方を、考え方を変えるのだ ―― 。スピーチの冒頭に、こうした「つかみ」を用いると、聴く人の心をぐっと惹きつけることができる。そんな使える話材の数々を紹介するとともに、心に残る話し方のコツを説く。
「勉強しろ」と一度も言わず、ゲームも漫画もOKで、オックスフォードへ ―― 。特別な教育を何ら施すことなく、息子を区立小学校からイギリスの名門大学に合格させた著者が、自らの子育てを振り返る。紹介される子育て、家庭学習の方法は、教育のプロではない父親が、愛情を持って子供と接する中で生まれたもの。お金もかからず、どんな家庭でも実践可能だ。
2008年9月号掲載
会社組織とは、何らかの成果を出して初めて認められる場所である。愚直に努力を重ね、競争に勝ってこそ、会社での自分の存在価値が高まる。しかし、最近の若手社員には、これがなかなかわからない。根拠のないプライドばかりが先行し、実際には何もできない若手が多い。本書は、そんな若者を指導する立場にあるリーダーのための指南書である。
2008年8月号掲載
部下のやる気を引き出し、会社をもっと魅力的にするにはどうすればいいのか。社長、幹部、上司が共通に抱える、そんな悩みを解決するための「しかけ」と「コツ」がある。それは「ちょっとしたひと言」や「たった1枚のシート」など、いずれも驚くほどシンプルなものだ。1000社以上で採用されて大きな効果を上げてきた、そのメソッドの数々を紹介する。
何でも「セクハラ」と叫ぶ女性、「心の病」を理由に会社を休みながら、遊ぶ人…。「心に傷を受けた」と訴えれば、それがそのまま通り、後はやりたい放題。近年、そうした傾向が目立つ。なぜこうも過剰な被害者意識をかざす人間が増えたのか。「被害者帝国主義」とも言うべき現状を憂える精神科医が、その実態を分析し、精神力を強くするための処方箋を示す。
2008年6月号掲載
「人前で話すのは苦手」な人でも、スピーチの技術を正しく学べば、誰でも必ず「話し上手」になれる! コミュニケーション術の講師として活躍する著者が、ビジネスシーンで役立つスピーチの技術を紹介。ネタの見つけ方から、具体的な話の組み立て方、さらに聞き手を惹きつける魅力的なスピーチのテクニックまで、そのノウハウをわかりやすく伝授する。
2008年5月号掲載
こうすれば出世の階段を駆け上り、こんな行為が左遷や解雇につながる…。人事に関するルールや仕組みを、多くの社員は知ったつもりでいる。だが、本当のルールは経営者や人事部によって隠されていると、元人事担当役員の著者は言う。本書で語られる数多くの内情は、出世を望む人はもちろん、雇用の安定を得たい人なら、知っておく必要のあることばかりだ。
2008年4月号掲載
「おはよう」の挨拶もなく、皆淡々と仕事を始める。何となくイラついた雰囲気が漂う…。こんな“ギスギスした職場”が今、増えつつある。会社を悪くしたいと思う人は1人もいないはず。それなのに、なぜか社員同士が協力し合えず、ストレスのたまる職場となる。本書は、そんな現状を社会心理学の観点などから分析、併せて職場を改善するための具体策を示す。
「どんな議論にも勝つ方法」を、米国で“弁護士の中の弁護士”と評された著者が披露する。それは、単に相手を論破する方法ではない。人間心理を利用し、相手のメンツを潰すことなく賛同を得、目的を確実に達成するというものだ。そうした方法が、本書では様々な事例とともに、わかりやすく解説されている。“真の議論”とは何か、を教えてくれる1冊と言えよう。
初めての方はこちら
『TOPPOINT』ってどんなサービス?
推薦の声
著名な経営者をはじめ、様々な方から数多くの推薦の言葉をいただいています。
定期購読者専用WEBサービス TOPPOINTライブラリー
パスワードをお忘れの方はこちら
『TOPPOINT』を購読されている方は、「月刊誌会員」のご登録で、本誌の最新号に掲載した要約をオンラインでもご覧いただけます。別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みで、最新号の要約だけでなく過去に掲載した2,000冊以上の要約もご覧いただけます。
定期購読者専用 各種お手続き
スマホやタブレットでご利用の場合にはより便利に利用できるアプリもございます。
『TOPPOINT』公式アプリのダウンロードはこちら