新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2010年10月号掲載
人が、変化を起こすのは難しい。その原因は、「理性」と「感情」のせめぎ合いにある。ダイエットであれば、理性では「食べ過ぎはダメ」とわかりながら、「もっと食べたい」という感情が勝ち、結局食べ過ぎるといった具合だ。だが、少しの工夫で変化は容易に起こせる。本書では、理性と感情をうまく制御して個人や組織を変えた例を挙げ、変化するためのコツを示す。
ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。
人は時に、何もかもが嫌になり、生きることに疲れてしまうことがある。本書では、そのような心理状態になる原因をわかりやすく解説。生きることに疲れた状態を、自分の生き方を見つめ直すチャンスと捉え、人生に対する考え方を変えて、生きるエネルギーを取り戻す方法を伝授する。2003年の刊行以来、多くの悩める読者を励まし続けているロングセラーである。
2010年8月号掲載
セブン&アイ・ホールディングスCEOの鈴木敏文氏は、「あがり症で人と面と向かって話すのが苦手」だという。だが、「聞き手の立場で」話すのを旨とする氏の話は、聞く人の心を捕らえて離さない。そんな鈴木氏の経営の基本は、「顧客の立場」で考えること。本書では、相手の心理を読むことで、数々の成功を収めてきた“鈴木流心理学経営”の要諦を紹介する。
2010年7月号掲載
絶望的に思えた状況を完全にひっくり返す、相手との関係や評判を強化しながら、取引をうまくまとめる…。そんな「交渉の達人」になるにはどうすればよいか。ハーバード・ビジネススクールで交渉術を教える2人の著者が、最新の心理学なども踏まえた基礎理論、そして実践の仕方をわかりやすく解説する。「ハーバード流交渉術」を体系的に学ぶことができる1冊。
組織のリーダーに必要な条件は何か。これを様々な角度から追求する学問が「帝王学」である。中国の古典は、この帝王学の宝庫といえ、例えば『貞観政要』などは古来より中国、日本で帝王学のテキストとして珍重されてきた。本書では、同書をはじめ『孫子』『三国志』等々を、中国古典研究の重鎮・守屋洋氏が紐解き、人と組織を動かすための極意を解説する。
コンサルタントとして多くのマネジャーに接してきた著者は、企業の経営不振はマネジャーの誤った行動から生じると言う。そして、失敗するマネジャーが犯す過ちには13のパターンがある、と述べる。「結果に対して責任をとらない」「部下の育成を怠る」「部下のたるみに目をつむる」…。本書は、これら13の過ちを避け、有能なリーダーになる方法を提示する。
2010年6月号掲載
近年、消費者の多くは、広告を鵜呑みにしない。商品を買う前には、インターネットで丹念にクチコミを調べたりするようになった。このように賢くなった消費者に、いかにして商品を売ればよいか? 著者は、今、必要なのは消費者との「キズナ」だと指摘。ブログやSNSなどを使い、消費者とのキズナを作る「ソーシャルメディアマーケティング」の手法を解説する。
多忙なプレイングマネジャー(中間管理職)のコミュニケーション術を紹介した書。といっても、披露されるのは“人付き合いのスキル”ではない。人を動かして結果を出す、“業務に直結するコミュニケーション”だ。マイクロソフト日本法人などでのサラリーマン時代、10年以上をプレイングマネジャーとして働いてきた著者ならではの、実践的なスキルが満載!
2010年5月号掲載
話題にならず姿を消す商品がある一方、メディアに取り上げられてヒットする商品がある。両者の違い、それは後者には顧客の心をつかむ「ニュース」があることだ。しかもそれは一過性のものに終わらず、ニュースがニュースを呼ぶ「情報連鎖」を起こし、話題に上り続ける。こうした動きはどうすれば起こせるのか、情報連鎖の概要、およびその仕掛け方を紹介する。
2010年4月号掲載
幹部教育の第一人者として活躍する著者は、「会社の命運は上司の“強い・弱い”にかかっている」「上司が厳しく、強くあれば、強い部下が育ち、会社も強くなる」「強くなることが上司の第1の責務である」と語る。その強い上司になるための心構え、行動、部下の指導法などを、本書は伝授する。部下に対する“真の優しさ”とは何かを教えてくれる書である。
2010年3月号掲載
「EQ」とは、自分の気持ちを自覚し、感情を制御する、あるいは他人の気持ちを感じ取る、といった能力のこと。1995年刊『EQ~こころの知能指数』が世界中でベストセラーとなったことで、広く知られる概念となった。本書では、この『EQ』の著者たちが、リーダーシップにおけるEQの役割を解説するとともに、EQの高いリーダーになるための具体的方法を説く。
2010年2月号掲載
「情報がスルーされる時代のマーケティング」。このサブタイトル通り、今日、膨大な情報に囲まれた人々は、企業が発するメッセージの多くを無視する。しかし、自分と関係のある情報、「自分ごと」と受け止められれば、それは生活者同士で共有され、大きな影響力を持つ。本書は、この自分ごとを生み出すためにはどうすればよいか、各種の事例を引きつつ説く。
ビジネスや生活において、相手のホンネを上手に引き出すことが必要になる場面がある。そんな時、相手が言いたくないことまで言わせてしまうテクニックとは? 数多くの企業で「聞く技術」の研修を行ってきた心理学者が、話しやすい雰囲気作り、しぐさ、効果的な言葉がけ(コメント)、質問力の磨き方など、信頼関係を壊さずにホンネを聞き出す技術を伝授する。
優れたマネジャーは、どんな考え方に基づいて行動するのか。それを解明した書である。「部下の弱点を直そうとするな、強みを活かすことに専念しろ」「経験や知識ではなく、才能で部下を選べ」…。世界中の傑出したマネジャーに共通する“常識破り”の考え方、行動を、米国の調査機関ギャラップが行った8万人のマネジャーへのインタビュー調査を基に導き出す。
2010年1月号掲載
一般に、収入が増えれば、消費支出も増える。ところが最近、収入が十分あっても消費しない傾向が目に付く。これが、書名にいう「嫌消費」で、この傾向は若い世代、1979~83年生まれの「バブル後世代」に顕著である。本書では、この世代の“消費嫌い”の原因を、意識調査や心理分析に基づいて解明するとともに、彼らの消費欲求を刺激するためのポイントを示す。
2009年12月号掲載
最近の研究により、人間の記憶の不確かさが明らかになっている。想像しただけのことを体験したと思い込んだり、思い出す時の心理状態によって記憶が変わったり、といったことが簡単に起きるのだ。著者は、冤罪事件にはこうした記憶の性質が深く関わっていると指摘。冤罪事件や心理実験など、具体的な事例を挙げ、記憶が捏造され、変容するメカニズムを解説する。
2009年9月号掲載
人間は、いつでも合理的な判断をするわけではない。しばしば、過去の記憶や他人の言動など、様々な要素の影響を受けて「不合理な判断」を下してしまう。本書では、こうした判断がどのようなメカニズムで生み出されるのかを、多数の例を挙げて解説。そして、我々が生活する上で判断に迷いがちな、医療、貯蓄、投資といった場面で、判断ミスを防ぐ方法を紹介する。
「EQ(こころの知能指数)」とは、知能テストで測定されるIQとは質の異なる頭の良さのことである。それは、例えば、他人の気持ちを感じ取る、自分の本当の気持ちを自覚し、心から納得できる決断を下す、といったような能力である。人生を大きく左右することになるこのEQについて、本書は詳しく解説する。仕事や家庭における常識を覆し、現代日本人の価値観に大きな影響を与えたベストセラー。
2009年8月号掲載
世界的ベストセラーとなった社会心理学の名著、『影響力の武器』の実践編である。「社会的証明の原理」「返報性の原理」など、『影響力の武器』で示された、6つの社会的影響力の原理に基づく説得テクニックを本書は披露。わざと相手に不便を感じさせて説得力を高める方法など、様々な分野における50の事例を、ユーモアを交え、わかりやすく解説する。
人間関係に関する研究の先覚者、デール・カーネギーの代表作。原題は『How to Win Friends and Influence People』(友をつくり人を動かす法)で、1936年に初版が発行されて以降、半世紀以上を経た今日でも世界中で売れ続けている。それは、人を動かす、人を説得する、人に好かれるといった対人関係の問題は、いつの時代の人間にとっても、困難で、切実な課題だからだろう。
初めての方はこちら
『TOPPOINT』ってどんなサービス?
推薦の声
著名な経営者をはじめ、様々な方から数多くの推薦の言葉をいただいています。
定期購読者専用WEBサービス TOPPOINTライブラリー
パスワードをお忘れの方はこちら
『TOPPOINT』を購読されている方は、「月刊誌会員」のご登録で、本誌の最新号に掲載した要約をオンラインでもご覧いただけます。別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みで、最新号の要約だけでなく過去に掲載した2,000冊以上の要約もご覧いただけます。
定期購読者専用 各種お手続き
スマホやタブレットでご利用の場合にはより便利に利用できるアプリもございます。
『TOPPOINT』公式アプリのダウンロードはこちら